下書き

結局、児童養護施設に対して、偏見を持っていたのは自分自身だと思う。

生後1ヶ月から2歳まで乳児院にいて、
2歳から19歳まで児童養護施設にいました。

19歳の時まで長野県にいて、大学どうしようかなぁと考えていた時に、突然、東京でアパート経営しているという方から、あなたを支援します、という手紙が届いた。

東京に来てからは、その人に保護者代わりになってもらったり、全てお世話になった5年間だった。

大学4年生のとき、進路に悩みすぎて、大学教授の所に相談に行った。4年生の秋口に、まだ進路でくよくよ悩んでる学生(私)を見て、なんなんだ!と怒っている様子だったけど、

自分の考えとか、過去の養護施設にいたことも打ち明けたら、かなりびっくりしたようで、第一声が「そんなに可愛いのに!!!」だった。予想外の反応すぎて、…え?と思ったが、この不平等な世の中に勝った!と思いました!くそくらえ〜!と思ってたので

思春期の時は、ずっとコンプレックスに感じていて、
中学校に行けなくて、1年半まるまる不登校だった。

高校には、入学しなきゃ行けなかったから、一応入学はしたけど、最初から辞めるつもりで入学して、すぐに退学した。

ずっと、施設にいることを隠していて、家族の話が出たり、中学校とか、高校時代の話が出たら、家族がいないこととか、不登校だったことがバレてしまうかもしれないと思って、その場を逃げるようにしていた。

時々、あなたは恵まれてるとか、言われることもあって、
そんなこと分かってるんだけど、悔しくて、だからあえて自分から、学校に行かないとか、苦しい道を選ぶようにしていた。

それでも勉強には自信があったから、浪人までして、大学も適当に卒業した。

私は、結局、
養護施設にいた時、バレたくないって思ってたりとか、
そういうのって自分が養護施設に対して世間のイメージが悪いって、思い込みがあったからで、

その思い込みも作り上げていたのは自分自身だったんだと思う。
だから、自分が、偏見持ってたんだなって思います。

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