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あとの走り書き 如月 二十五

あっという間に二月が過ぎて行きましたが。
いまちょっととても動揺しています。

今日は月末というか結構仕事がバタバタしていて
まだ会社なのですが


いきなり飛び込んできたLINE.
久しぶりの友人から送られてきた画像。

添付されていた画像は
懐かしい人の笑顔。

「夏に亡くなっていたそうなんだよ」

え?
意味が解らない言葉

え?だって。
なんで地元の仲間の、友人の、同窓生の
先輩とか後輩とか
誰にも連絡が来てないの

なんでなのかいつなのかも誰も聞いてない 

あんなに人懐っこくて
憎めなくて、ばかじゃんって思うくらいの人で

え?

唯一繋がっていたSNSを開いたら
「元気かー?」

って一言送られてきてた。
返事してなかった。
去年の初夏だった。
すればよかった。

なんだよこれ、ポルウナかよ

好きな人、だった。
はじめての彼氏だった。
色んな所に行った。
色んな涙も流した。

何年前かに久しぶりに会って
相変わらずお調子者で、かっこよくて笑
今日うち泊まれば?とかいうから
なんでいつまでも私が好きだと思ってんの?馬鹿じゃん?
じゃ、しょうがないからじーちゃんとばーちゃんになったら
俺たち結婚するか
あ、そうね、年金もらう頃になったらねって
けらけら笑いながら話してた

でもあなたのことを思い出す日はそうなくて
今でも想い出の中には大きくいるんだけど

やっぱり
私が彼のこと、忘れたから死んじゃったのかな

あんな台詞かかなきゃよかったのかもしれないなぁ

私の男だったくせに
なんで私に断りもなく死んじゃうのさ、ばか

なんか動揺して涙も出ない。

背中のあいた黒い服、買いに行くか。

タンゴは踊れないけど、靴は脱がせてもらおう

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