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【補助金倒産】急な対応はどうすれば?

5月24日関西地方大手補助金・助成金支援事業者の破産手続きが開始されたとニュースが飛び込みました。
その支援件数は全国屈指の実績を有していると把握しております。

同業者である当社としても無視できないニュースであり、その後まもなく複数社のお問い合わせをいただきましたので、採択後の事業者に向けてその後の対応策などまとめました。

現在、多くの事業者(補助金採択後)が今回のニュースを知り、不安と驚きをされているかと思われます。
中には経過報告の期日が迫っている事業者も少なくないでしょう。

今回は補助金の採択後、何をどのような手順でいつまでに実施すべきか記載させていただきます。

補助金の流れ

補助金は申請~採択で終わりではなく、その後交付申請、実績報告、事業化報告と6年以上続く場合があります。特に事業再構築補助金とものづくり補助金はそれくらいに長くなります。

補助金の主な流れは以下の図の通りとなります。
(当社のもの補助の資料より抜粋しています。各期間は参考程度にお願いします。)

現在、皆様は交付申請または実績報告を迎えている方が多くいらっしゃいます。(事業化状況報告の方は後述をご確認ください。)

~もの補助の流れ~AMS資料より

交付申請・実績報告の締切

また、交付申請、実績報告には期日が決められているためそれを過ぎてしまうとせっかく採択された補助金が採択取り消しになるため、この期間は遵守してください。
ただし、事業再構築補助金は補助金事務局の審査自体が遅れ気味なので正当な理由がある場合に限り延長されることがあります。

以下が現時点で関係のある公募の交付申請、実績報告の締切です。

事業再構築補助金_交付申請・実績報告締切り
事業再構築補助金_交付申請・実績報告締切り

ものづくり補助金は交付申請の期限が設けられておらず、実績報告の期限のみ設けられています。

事業再構築補助金、ものづくり補助金いずれにしても期限を遵守する前提で書類の収集・作成をお願いいたします。

現時点で期日が近い、第14回ものづくり補助金採択者の実績報告、第5回事業再構築補助金採択者の交付申請の期日が近づいておりますのでご注意願います。

交付申請・実績報告の手順

交付申請と実績報告はそれぞれ異なる作業です。

ざっくりご説明すると、交付申請は採択された補助事業を精査し補助額を算定してもらう業務、実績報告は補助事業に遂行されているか確認し補助額を決定してもらう業務となります。

作業量だと交付申請>実績報告となる場合が多いかと思います。(ものづくり補助金だと逆の場合も)
特に事業再構築補助金における建物費が含まれる場合、交付申請は長引く傾向にあるので根気強く対応していきましょう。

ただ、どちらも完了させないと補助金を受給することができないので最後までしっかり対応してください。

どちらも事務局が指定のフォーマットによる書類を作成+見積等の追加の書類を提出する必要があります。

フォーマットの確認は事務局公式ホームページ、jグランツから確認が可能です。共に事業再構築補助金、ものづくり補助金のホームページよりご確認ください。

事業化状況報告

実績報告が終えるとしばらくして補助金が入金されます。しかし補助金はその後の経過を報告する義務があります。これを”事業化状況報告”といって年一で行う必要があります。
事業化状況報告は3年間~5年間報告する必要があり、報告しない場合は補助金返還のペナルティがあります。
事業化状況報告は中期にわたり必要となる業務なのでうっかり忘れないようにスケジュール調整をお願いします。

事業化状況報告に必要な書類や情報は主に以下をご参考ください。

添付書類(報告次にPDFにて添付が必要です)

  • :直近の決算書

  • :賃金台帳(全従業員分)

  • :賃金台帳(事業場内最低賃金の従業員)

入力に必要な書類・内容

  • :事業計画書(以下の内容を入力するために必要となります)

  • :補助事業の進捗(150文字以内で記載)

  • :補助事業の費用の根拠(労務費や販管費の中で補助事業に占める金額やその根拠を記載します)

  • :補助事業の製品、サービスの販売実績(実際どれだけ販売したかその数量、単価が必要となります)

入力は上記の書類や内容をもとに進めていきます。

ものづくり補助金の事業化状況報告の画面

支援事業者が倒産した場合

おそらく倒産された会社様より、”同業者からの営業等による注意喚起””あっせんができない”旨の発表があると想定できます。

そのため、各採択事業者の皆様は繋がりのある支援事業者を通じてその後の申請体制を整える、自社リソースで業務を回すなどの対応が必要になります。

期日のある業務が多くなるかと思いますので余力を持って業務を回すことができる体制を構築してください。

当社の支援

当社では様々な補助金などの公的支援を行っております。主に事業再構築補助金、ものづくり補助金の支援実績が豊富ですが、その他の補助金(地方自治体、環境省など)も対応させていただいております。

交付申請・実績報告・事業化状況報告のアドバイスは無償でサポートさせていただいております。

今後の流れが不安、そもそもわからない、業務が手間などの課題がございましたらお気兼ねなくお問い合わせいただけますと幸いです。

当社では現在専門チームを立ち上げ交付申請・実績報告・事業化状況報告における対応をさせていただいております。

既にご採択されている方は以下の内容でご支援しております。

  • 採択後、成功報酬はいただきません。

  • 年次報告(事業化状況報告)は特典で無償でご支援。

詳しくはサービス資料をご確認ください。☟

bit.ly/44YokbG :【公開】事業計画策定・申請支援サービス

当社の補助金支援サービスの流れ


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