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necronomicon

何回かに分けて書く。
不定期になるが急ぐ内容じゃぁないので。大事なルールの話は後から。まずは自己紹介が必要だろう。
かつての話。I、II、III。

I."Culdcept"は大宮ソフトが開発、SEGA SATURNにてセガが1997年(-22年)にリリースしたタイトルだ。原初のカルドラ宇宙はCDで32bitだった。
II.初代のルールは現在のボードゲームの常識から見れば、まぁ酷いもんでガサガサに粗く雑だ。交渉なんていう今では信じがたいシステムもついていた。
III.が、当時基準でこのゲームは他の対戦ゲームから一線超えるバキバキの魅力があった。アイディアのレベルが違った。

I."Culdcept Expantion"はPlaystationにハードを移した改定版。"メディアファクトリー"が1999年(-20年)にリリース。
II.初代を知らない人が見れば同じじゃねーかと思える本作だが、遊んでいたプレイヤーからするとカルドラの角が生え変わったんじゃねーかってくらいの凄まじい改善がみられた拡張版。
III.大宮ソフト全盛期といっていいし、この当時は「このゲームよりおもしろい対戦ゲームは地球上にいまのとこにない」と思っていた。

I.極めて大事なこと。Culdceptの基礎ルールはPlaystation版Expantionがほとんどを定義している。
II.SATURN版にあった余剰ルールを大幅にカットし、カードに適切な調整を加え、ハードウェアへの必要要件を定義した。
III.後の"Culdcept II"、"Culdcept II Expantion"でもルールの追加やディテールの調整されたが、基礎ルールへの変更は一切無い。5連鎖すれば2.2倍だ。
このPlaystation版Expantionが聖書となり、俺も宣教師として長く信徒を募ったものだ。

かつて。

時は経ち2006年(-13年)、暴徒よってその書は一冊残らず焼き払われ歴史から姿を消した。今思えば変革の時だったのかもしれない。
表の歴史、その後は今も知っている民がいるかと思う。原書をうろ覚えの絵本として復元した”カルドセプトDS”2008年(-11年)と"カルドセプト"2012年(-7年)がリリースされたのだ。2015年(-4)にリリースされた老衰の譫言のようなものには特に言う事もない。

すでに原書は滅し、表の歴史は終わりを告げた。
しかし、その"業"と"呪い"はそうはいかない。

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