LoL 2018 後編

これは勝利の物語である「努力と成長その一歩一歩の記録」系ではなく「裏庭にめっちゃ柿落ちとったんですけどカッキー、食べたらマジオイスター。」のような。バカの話では無い。

8.12 MF or Defeat

数日で人は滅多に変わらないが、サモナーズリフトのメタはそうはいかない。ミッドシーズンHELLパッチ8.11からのマークスマンへの訂正は行われず、その位置にはメイジやファイターが代わって採用されるようになった。 引き続くランクシーズン、マークスマンの屍の中しぶとく生き残った懐刀 Miss Fortune。環境に流され、その場しのぎでファイター、メイジをピックした同志達を撃ち殺して勝率はやや向上するも、シルバー1。

ポケットピック
LoLには140体近いチャンピオンがいてパッチ毎にメタに乗り反りする。普通はメタ強者が勝率を上げてくんだけど、プロのプレイヤーにもなればそんなのお構いなしに勝利を取れる得意チャンピオンを持ってたりする。これが「ポケットピック」。ま、レベルは違えど長いことプレイしてれば誰のポケットにも、そりゃ我がポケットにもあるわけ。肉まん下についてるしおしおの紙とレシート以外に。

8.13 エイトロックス

ではないんですけどもね。エイトロックスはこのパッチでREWORK(再リリース)されたチャンピオンである。ガチでバリのファイターである。 RIOTはLoLの近代化を年々黙々と行なっている。過去のLoLはYoutubeなどで見れるがどんよりした色味だった。現在は全体のイメージが随分華やかになったし、その他コンテンツも上手になった。「K/DA」などで検索されると良い。併せて、ゲームプレイも年々派手さや難度が向上してきている。チャンピオンのREWORKもその一環で「前の印象が若干残ってるかなー?」くらいの根本的な変更がなされたりする。 Now エイトロクス OP。ファイターの時代がやってきた。fxxkである。

REWORKの精神
現代のオンライン対戦ゲームにおいて期間毎に調整がはいるのは普通になった。基本プレイ無料をかなり早くに打ち出していたRIOTだがパッチによるバランス変更のルーチン化も採用していた。先を見る目。

8.12b 茨の目覚め

引き続きマークスマンへの救済はなされなかった。神はいない、いるのは調整班だけだ。 Do You Remember 基礎基本。LoLには相手本陣への3本の通路がありこれを5人で担当する。通常、マークスマンはツーマンセルでこの1本を担当するのであるが、そのもう一人が「サポート」。サポートは"チームの"補助であるのだがゲーム序盤に絞ると"マークスマンの"補助なのである。 NAサーバー時代、役割選択はシステム化されておらず希望の役割はチャットで「俺のが早く言ったし!」的やりとりをするか、即選択決定して「はー?なんも聞こえね。」とか言って奪い合う荒野で野生だった。なもんでサポートは望まずとも結構プレイする機会があったし、どちらかといえば得意である。まぁ、普段のサポートへの不満を自分で改善出来るのだから当然なのであるが。 すでに、2018年のシーズンは半分を過ぎた。 MFでの勝ちも渋くなり、マークスマンへのテコ入れも無く、いまだにシルバーである。ミリ秒検討の末とりあえずの策「サポートでランク」作戦がスタートしたのだ。

Zyra=ザイラ
植物を操る花人間魔法使い。指定範囲へのダメージや妨害、自動攻撃ターレットの生成等、ゾーンをコントロールする事に特化したデザインになっているチャンピオン。当初はメイジとリリースされたのだが、プロのリーグでサポートとして運用され開花したチャンピオン。花だけに。リリース当初からメイジのピックとして相当使ったチャンピオンでポケット菜園。

8.12c ワイルドサイドを行け(行かない)

サポートでランクを始める下準備。どうせやるなら当然強キャラ頼みでいかねばならぬ。ならばと頼りにしている情報サイトを調べるに、得意チャンピオンであるZyraがサポートの天下をとっているではないですか!(しかもここから数パッチに渡って続いた)。かー(2012~2017)ーなり使ってるチャンピオンであったのでいつもの謎自信はあったのだがサポート運用としての「すんげー強い」という直感が手持ちに無かったので、珍しくなんだかんだ準備した(別記事を書くかどうかという飽きとの戦い)上で立ち向かうのである。

師の教え
「Don't Think! Feel.」 ゲームは直感で悩まずプレイする派である。その場の情報や感情が大事というか。自分にとって一番ゲームを楽しめる方法であり自然体である。しかしてオンライン対戦ゲームという近代の文化は原始の我輩では対応できない仕組みであった。継続した情報と経験の蓄積。今考えればストIV(バイソン)あたりでようやく身に着けたという感がある。これには副産物もあって、お前の方が俺より知識と経験が勝っているなという事を認める事"勝者への敬意"みたいなもんが体感で得られたというか。師よ私はいまだ育っています。どう考えても天才ですよこれは。

8.13 -> 8.21 ZYRANKED

Zyraサポート一点張りは見事にはまった。6月から10月までオドループ状態(LoLしてない夜を知らない)で月一1ディビジョンのペースで昇格した。途中多少は失速もあったがなんというかなんの苦も無くという感じであり、果たしていままで俺は何を苦労していたのか。

情報過多の全公開ゲーム
最後に1個くらい今シーズンの発見を共有しよう。新しい概念とかではなく体感として捉えるとよいもの「頭の中で処理するのが難しい量の動的な数字を扱う対戦ゲームは成功数=知識量x実施数x成功率のゲームとなる」 完。 でなくて、わざと小難しく書いて賢い感を演出してみた。まぁ満足したので語をバラかすと、情報や知識はまず量がスタート地点で実施されて経験となり成功の率を向上させる。たとえばハースストーンのような止まった時点で思考・実施するゲームと違って、LoLのような分・秒・フレームとそれぞれの単位で延々と無数の判断をし続けるゲームはその判断と"実施の回数"はプレイヤーまかせになるんだよね。自分の内部で成功数が増えればそれぞれの細かいレベルではわかりづらいんだけど結果としては非常にわかりやすく出るんだよ。な。

8.22 End of Season 8

シーズン終了の2日前にZyraでもってプラチナ5へ昇格し2018年シーズンを終了。 シーズン8最終成績 247勝222敗 53% 内Zyraサポート 155勝120敗 56% ま、結果がすべてなんだよなぁ⤴。
完。

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