日本はマシで済んでいる、は、良いことなのか?

もちろん死者は少ないほうがいいし、医療を崩壊させてはならない。ただそれで喉元過ぎたとして、これまで通りやってきましょう、は、良いのだろうか。ましてや、「大したことない」で済まして良いものか。

世界中の人々との関係性で社会が成り立っている、とするなら、今回、人種によって重症度に差があるとすると、社会の分断、が起こってしまう。自動鎖国状態になるかもしれない。そうなったときに日本で起こることは、より悲惨なガラパゴス化かもしれない。

だとすると、仮にコロナがなくとも、日本なりの進化を能動的に起こす必要があるのではないか。いまの大人が立ち止まっていては、将来の日本の未来はないのではないか。


それに正論で立ち向かって、

「科学的には大丈夫だけど、世界がこうなっているから、こうしよう」

なのか、そうではなく、弱者の立場で、

「みんな、大変だと思うけど生命の危機だから、今こそ根本から変わろう」

なのか。


果たしてどちらがより良いメッセージなのか。人は、動かせてなんぼ、正論で、合理で、人は動かない。

はてさて。

自動的にDX進むよね、と単に言うのは勘違いだと思うし、逆に、人はなかなか学習しないよ、歴史を見たまえ、というのもなんだかなあと思う。人はそういうものかもしれないが、そこにいつまでも抗い続ける、そうじゃない未来に向かっていける、と信じることが、たとえ幻想に生きることになっても実現に向けて匠に物事を仕掛けるにしても、そう信じる、そういうスタンスを大切にしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?