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ポーランド買い付け旅行~ アンティークマーケット

モロッコでバブーシュを作るための生地は、ドイツで購入することが多かったのですが、たまにポーランドのオンラインショップでオーダーしていました。一度見に行きたいなあと思っていたところ、予定が空いたのでブロツラウに行ってきました。日曜日の朝ベルリンを立ち、火曜日の夜に帰ってくる予定のキツキツスケジュール。ベルリンからブロツラウの距離は350キロ。車で約4時間。生地買い付けだけではなく、できれば初日に日曜アンティークマーケットを見て、帰りはボレスワビエツで陶器も見たい…というなかなか欲張りな日程を立てましたが、モロッコに日本から買い付けに来られるお客様はもっと詰め詰めのスケジュー。なんとかなるでしょう・・・
最初の目的地はここ。

Targowisko MŁYN

19世紀に建てられた、煉瓦造りの製粉工場跡で行われているウィークリーマーケットです。

近隣の農場で採れた野菜、ハムやチーズなどの生鮮食品、アンティークなのか単なるユーズドなのかわからないもの、謎の金具など、ヨーロッパのアンティークマーケットにありそうなものが建物の周りにもずらりと並んでいます。グーグルマップによれば、このマーケットが開くのは朝5時、閉まるのは16時と書かれていましたが、それぞれの出店者が今日は終わり、と決めたら閉店なので、13時過ぎでも生鮮食品店など、外のお店は片付け始めていました。(建物に入るためのドアも、15時過ぎには半分閉められていたので、買い物目的の場合は、午前中に行った方が良さそうです)

19世紀の穀物倉庫/工場として使われていたという大きな煉瓦造りの建物の周りと中がマーケットになっています。

あまりにも雰囲気が素敵すぎて、商品を一つ一つ見て回るよりも、写真を撮る方に夢中になってしまいました。時間もなかったので、中の雰囲気や建物を見られただけで大満足でしたが、買い物をするとなると、かなり商品数があるので時間が必要。
ポーランドの古い焼き物、旧東ドイツの子供用の電車のおもちゃ、やっぱり旧東ドイツのティーセット、いつのものかわからないけれど、素敵なシャンデリア、昔のデザインが可愛いお菓子の缶、素敵な銀のスプーン、足がガタガタの椅子、ヒビが入っている陶器、端がかけている鏡、コードがかなり古いランプなど玉石混合。商品には値札が貼ってあり、ベルリンの蚤の市より安めでした。いくつか買えば価格交渉もできる雰囲気でしたが、聞こえてくるのはポーランド語のみ。私が話した人は、英語はほとんどできませんでした。(が、とても親切でした)

このマーケット、今は使われていない線路沿いの駅近くにあるのですが、今後駅が再開するかもしれない、その場合はマーケットはクローズされるかもしれないとのことなので、古い建物や雑貨好きの方は早めに行った方が良さそうです。


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