死刑？それとも終身刑？

ドキッとするタイトルですいません。死刑制度に関する記事なので気分を悪くするかもしれません。読みたくない方はここで読むのを止めて下さい。

先日、久しぶりに映画グリーン・マイルを夫と観ました。目を背けたくなるシーンもありますが、とても素晴らしい作品ですよね。

ただ昔と今では、私の視点が違うなーと感じ、夫と死刑の話をしました。オーストラリアやニュージーランドには、死刑はなく、最高刑は終身刑です。夫は、日本で絞首刑であることを知り、驚いていました。

さらに、私は死刑の執行人の心の健康も気になりました。囚人とはいえ、同じ人間です。仕事の遺体の処置をしたりする人達の心のケアはどうなっているのでしょうか。

夫は、アメリカでかつて銃殺による死刑が行われていた時、数人の人が銃を持ち、一人だけ本物の弾、他の人はニセモノの弾で発砲していたことを聞きました。みんな同時に弾が出るから、誰の弾で死んだかはわからない。そのような配慮があったそうです。

私たち医療者もたくさんの生き様、死に様、ドラマを現場でみます。日本の医療現場でも、心のケアの重要さがもっと広まり、もっともっとたくさんの人が気軽に利用できるようになることを願います。

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