ゴシッククラウンリマスター2021のクオリティ その2 肖像版 (Gothic Crown 2021 Portrait / G.Britain vs. Alderney vs. Historic one)
クオリティ
紋章版で、このフィールドの感じは何やろ?と思っていたので、今回の肖像版はどうなるかなとずっと気になっていました。
その肖像版、外箱を開けてみるとフィールド云々はさておき、おぉー、ええやん!! Hell Yeah!! が第1印象でした。
大英博物館に鎮座してる?オリジナルの金打ちは拝見したことがありませんが、きっとこんな感じなんだろうなぁというオーラが感じられました。ずっと眺めていられますな。
ヴィクトリアをおかずにしてメシが食えるねw。
とりあえず、コイン製造の背景云々は置いておいて、個人的にはコインそのものを見るだけで良いタイプなので、こういうコインを眺めて感嘆のため息をつくだけでかなり満足しています。
オリジナルのゴシッククラウンと比べてみます。
書体が若干痩せているのと、衣装の面積が若干狭くなっているのかな、リマスター版は。顔の印象もちょっ〜と違うような気がするな…。
オルダニー版とも比べてみます。
結構よくできてますな!エッジ模様は、はしょってますなぁ。書体が太い!衣装デザインもちょっーと手を抜いているかな…。でも総じてデキは良いように思います。
さて、フィールド面の仕様ですが、
気になっていた通りのフィールドなんですよね、これが。
オモテ面も同様です↓
やはり曇りがかった感じになっています。
紋章版からずっとこの仕様しか見ていないので、百発百中でハズレを引いているのか?!銀貨を含めてまだこれから数枚見る機会があるので、むしろ楽しみになってきたなw。
画像の撮り方によっては最初の2枚のようにピカピカに写るので、海外のディーラー/コレクターがアップしている画像、映像はたまたまそのように写っているだけなのか?!と思ったり…。
この個体は発行から1週間ほどで手元に届いたので、FirstStrike狙って鑑定に出してみようと思います。
2022/2/24追記。
他の個体も数枚観察しました。
やはり全て曇りがかった感じですね。
その他の個体も観察しましたが、同様なフィニッシュでした。
10枚近く見ましたが100%こんな感じですので、Aurized Coins(うちのストア名です)としてはゴシッククラウンリマスターはこのような仕様なのだろうという結論にします。いくらロイヤルミントクオリティといっても、これだけ連荘で"ハズレ"は出ないと思うんですよね。
"曇りがかった"という表現だとネガティブな感じなので、"星空フィニッシュ"なんてどうでしょうか。もしくは"天の川フィニッシュ"!
なんとなく満点の星空をイメージさせられるんですよね。
見る角度によって、星空は消えてピカピカフィニッシュになるので、潜像テクニックも多少連想されられます。
いやぁ、キレイですな!
ロイヤルミントは新しい鋳造テクを開発してるのかな?考えすぎでしょうか…。
2022/4/11追記。
5ozを観察する機会がありました。
こちらは2ozほどではないですが、若干"天の川フィニッシュ"入ってますね。
もちろん見る角度によってピカピカフィニッシュになります。
クレジット
肖像版のパンフでも William Dyce のデザインに関するアイデアが説明されています。
そこからインスピレーションを受けて Wyon が形に仕上げたといったところでしょうか。
肖像版のクレジットも連名になっています。
つまりゴシッククラウン自体が両名の合作と思ってもよいのかもしれません…。
王の肖像サイズ
最初、肖像版のデザインを見て驚いたのは、ヴィクトリアがエリザベス2世と同等に扱われていること!今まで色々な王がウラ面にデザインされてきましたが、決まってエリザベス2世よりは小さく配置されています。
こちらのヴィクトリア女王はかなり小さいです↓
今回はリマスター版ですが、リマスターとはいえそれなりに配慮されるのかなぁと思っていましたが、なんとそのままリマスターされてますね。
今月から The British Monarchs Collection なんていうシリーズも始まっていますし、どんなデザインで発行されるのか楽しみですな。
鑑定結果
天の川フィニッシュを鑑定に出したところ、70が付いて戻ってきました。
NGCとしては、ミルクスポットなどと同様の扱いにはしないようですね。鋳造時の仕様として認めているのかなと思いました。
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