【Getting Over It】壺はマウス操作練習ドリルだ!【攻略】
マウスがつい暴れてあっちへいったり、こっちへいったりして困る?
よろしい。ならば感度調節……ゲフンゲフン。Getting Over Itだ!
はじめに
Getting Over It(通称:壺、壺男)ってなに? という方はこちらへ。
Getting Over Itはマウスカーソルを使った二つの基本動作、すなわちマウスカーソルを弧を描くように動かす方法と、直線的に動かす方法を学ぶことができる。
一つの問題に複数の解答が用意されており、様々な手法を試すことができる。
また、練習ドリルとしてよくできており、プレイヤーは基礎編、復習編、応用編と順に進むことができる。
問題点として、この練習ドリルには解答が付属していないので、ここでは一例として解答を解説しながら、Getting Over Itを紹介する。
なお当然のことながらおおいにネタバレを含むのでご留意いただきたい。
基礎編
【レッスン0】基本動作
スタート地点
ここでは基本的な動作について確認できます。マウスを動かすことでハンマーを回せることを確認しましょう。またマウスを大きく回したり、小さく回したりすることで、ハンマーで遠くを掴んだり、近くを掴んだりすることができます。
下の地面をゆっくりと押すことで自分の位置を微調整できることも確認しましょう。
【レッスン1】ハンマー回し
第1問 木
ここでは狙った場所へハンマーを適切に置くことを学びます。ゆっくりと引っ掛け、回すことで木の上へと上がり、またゆっくり下ろすことで着地できることを学ぶことができるでしょう。
木の枝の先端等、通常の物理法則ではありえない場所にも安定して着地できることが確認できます。
この素早く狙い通りにハンマーを置く動作、また弧を描いて着地するという細かい動作に習熟することで、FPS等でのAIM力の上昇が見込めます。
この調子で上へと登れば木を越えることができます。
【復習】
崖の上や岩など適切な場所に引っ掛ければ登ることができる。
【レッスン2】セルフジャンプ
第2問 屋根
このあたりはハンマーを大きく回せば勢いで登ることもできますが、そう上手くはいかないときもあります。上図のように一度落ちてしまえば上に届かないということも多々あります。
そこで地面にハンマーを向けて、大きく伸ばすことで空中に自ら飛び上がる、セルフジャンプのテクニックを学びましょう。
やり方は実に簡単。マウスを回してハンマーを地面へと向け、マウスを素早く下に動かすだけです。後半になるにつれて下だけでなく斜め上や左右など様々な方向にジャンプすることになります。またマウスの移動量も木にする必要が出てきます。
このセルフジャンプに習熟することで、ポップアップ広告などを素早く消すことができるでしょう。右上の極小の閉じるボタン、きちんと押せていますか? 間違えて広告をクリックしてしまうことはないでしょうか。一直線に正確に動かして、素早く広告を閉じましょう。
ハンマーを回すかセルフジャンプするか、この二つで山は登れる。
Devil's Chimneyと呼ばれる地点までは上記2つのテクニックの習熟問題です。慣れればハンマー回しだけで登ることもできますが、ゆっくりとセルフジャンプしながら登ることも可能です。お好きな方でどうぞ。
どちらかが不慣れなまま次に進んでも大丈夫。練習する機会はこれからいくらでもあります。少しずつ慣れていきましょう。
また、壺は基本的にどこまでいってもこの二つの動作の応用です。AIM力も、素早く正確なマウス運びも、上達すること間違いなし!
ここは少し難所。この地点を下手にハンマー回しで登ろうとすると、上から二番目の岩や一番上の岩の横を叩いてしまい、大きく後退してしまう。
慣れるまでは上図の地点からセルフジャンプで真上に飛び、上の岩にハンマーを引っ掛けるようにしよう。
後退して落とされた図。失敗するたび様々な煽りを受ける。
この地点は度々戻されることになる場所。第一地点と言える。
【レッスン3】小回し・ハンマーの回転方向
第3問 Devil's Chimney
この一つ手前の赤い鉄骨は非常に滑りやすいですが、わずかに引っかかるので気合で登れます。
さて、上図がDevil's Chimneyと呼ばれる地点です。この山の最初の難所であり、ここで諦めた人もいることでしょう。
ここではハンマーを小さく回すこと、またハンマーの回転方向を注意することを学びます。
結論を述べると、ここはセルフジャンプで跳び上がり、小さく時計回りにハンマーを回して右のランプにかけ、その後素早く反時計回りに回して左のランプにかけ、と登ります。
ここで大きく回すと左の壁にぶつかり後退してしまいます。また回す方向が逆だとランプの下にぶつかり引っ掛けることができません。
無事左のランプに乗れれば、その場からセルフジャンプで飛び上がって更に上に引っかかることもできますし、上にハンマーを伸ばして引き上げることもできます。
上に引き上げる手法。失敗すると左に落ちてしまったり、ハンマーが滑り落ちたりする。
後は頂上から右へセルフジャンプで飛ぶだけです。ハンマーを伸ばす方向によって、セルフジャンプで上以外の方向へ飛ぶことができることを確認しましょう。注意点として、目指す場所は近景の白い岩ではなく、遠景の黒い岩です。
【レッスン4】ハンマーの回転速度
第4問 廃墟
ここでは適切な速さでハンマーを回転させることを学びます。素早く回してしまうと、何も引っかかりがない壁を叩き、左に後退してしまうため、引っ掛かりにかかるよう、丁寧に回しましょう。最後に右上のスペースに入ります。
ゆっくり回すことになるので、幸いなことに壁を叩いてしまっても、Devil's Chimneyから落下するほど後退することは(あまり)ありません。
【Point-1】 これはどんなときにも言えますが、もしも落下してしまった場合、引っ掛かりがあるはずの方向にハンマーを向け、あまり動かさないようにしましょう。下手に動かすと、壁や地面を叩いてしまいあらぬ方向へ行く可能性があります。
【レッスン5】左右振り
第5問 鉄骨
ここではハンマーを左右に振ることを学びます。まず、鉄骨にハンマーを引っ掛け、ぶら下がります。その後右に振り、素早く左に振ります。ハンマーヘッド部分が支点になって移動することができます。
最初と最後以外では落下することがない、壺屈指のオアシス地点
ここを越えれば基礎編は終了です。お疲れさまでした。
復習編
ここ以降で落ちると戻される第ニ地点。
白い鉄骨から落ちると第一地点に戻される。
【復習1】レッスン1 or 2
この隙間はセルフジャンプで飛んでも、ピアノの上面を叩いてハンマーを回しても越えることができます。
【Point-2】基本的にどんな場所でも、慣れるまではセルフジャンプしてゆっくり登る方が安定します。
【復習2】レッスン4(3)
傘の直ぐ側に寄ってから平面の部分にハンマーを伸ばすことで安定して傘に乗ることができます。
ここではハンマーを適切に回すことで登ることができます。途中の赤と白のチェックの壁にぶつけてしまうと右に飛んでしまいます。
他にも複数箇所で、タイミングを間違えると横を叩いてしまうことになります。落ち着いて適切にハンマーを回しましょう。
またハンマーを大きく回すことと小さく回すことを使い分けることでより登りやすくなります。
一番上の滑り台を登れたらビーチボールのあたりから右のダンボールへセルフジャンプしましょう。
この一つ下からでも上からでも飛ぶことができる。
【復習3】レッスン4 or 5
ここではダンボールから落下し、適切なタイミングでハンマーを右へ差し込むことで次に進むことができます。
あるいは右、左と叩き、最後に右へ差し込むというようにすることでも可能です。
【Point-3】この進行方向と反対側を叩くことで身体を動かすテクニックは、失敗のリカバリーにも使うことができます。
【復習4】レッスン5
Slide Skipと呼ばれる地点
この右端までは足下にハンマーを当て、身体をずらす方法で進むと進みやすいでしょう。
ここでは端からセルフジャンプで右へ飛びます。稀に右の階段に安定して着地することもできますが、基本的にはすぐハンマーを叩いて上へ上がりましょう。
その後は左右に振りながら両側を叩き、さらに上へ進みます。
左の壁へハンマーを当てることで身体をその位置でキープすることができます。
【別解】ダンボールにハンマーをかけて空中に身体を伸ばし、素早く右の階段にハンマーを引っ掛けることもできます。
またハンマーを左右に振らず、階段を耕すように上下に振ることでも登ることができます。
【復習5】レッスン4
ここはFurniture landと呼ばれる。
ここは椅子からセルフジャンプでカメラへ乗り、その後適切に回すことで右側の家具を登ることができます。
また、椅子にハンマーを引っ掛けて一気に登ったり、カメラに引っ掛けて一気に回して登ったり、また左側を叩いて右へと軌道修正したり、様々な方法で登れます。
階段状の箪笥を登るときに、時計回りに回すことで、上を叩いて下へ落とされることが多いですが、下まで振り抜いて回さず、上へ戻して、洗面器を反時計回りに叩くことで、自分の体を右に押し込むことができます。
無事トイレまで着いたら、そこからセルフジャンプして椅子の一つ下に引っ掛けましょう。後はゆっくり登れば上へ進めます。そのまま左へ進みましょう。途中穴があるところは注意です。
復習編はここまでで終わりです。お疲れさまでした。
応用編
ここからは応用編です。まずオレンジが転がっていることが特徴的なエリアです。ここは失敗すれば、最悪の場合第一地点に戻されてしまうこともあるため、Orange Hellと呼ばれています。
Orange Hell
【応用編1】レッスン2変形 小ジャンプ
オレンジをハンマーで転がし、なるべく左側に乗ります。
ここでそのままセルフジャンプしてしまうと、上の岩に頭をぶつけ、そのまま左に落下してしまいます。
そこで腕を半分ほどのばしてからジャンプしましょう。こうすることで頭をぶつけることなく岩を掴むことができます。
この一段目をクリアしてしまえば、あとは身体を右側へとしっかりと寄せ、腕を大きく伸ばして奥を掴めば、ゆっくりと登ることができます。
三段目まで登ればそのあとはハンマーを引っ掛けて登ることができます。
1~3段目
良い子は絶対に真似しないでください
【応用編2】レッスン2+4
ここでは小ジャンプをしながら適切な回転速度でハンマーを回すことで一つずつ登ることができます。
早く回しすぎれば教会の壁を叩いて、Orange Hellを落下してしまうこととなるでしょう。慎重に回すことを心がけてください。
二段目は親指に引っかかりますが慎重に回せば問題ありません。
教会の屋根に到達したとき、コウモリの群れに襲われますが、実害はありません。
落下する様子
ここはセルフジャンプして、そっと教会の屋根にある出っ張りにハンマーを引っ掛けましょう。そこに身体を乗せられればあとは屋根の角部分にハンマーを合わせて回すだけです。
【応用編3-1】レッスン2亜種
第三地点
ここを超えて落下することはまずない。穴が空いている
第二地点と違いほぼ完全な安全地帯だ。
この教会の先の屋根部分は非常に心安らぐ場所です。ここまで登ってこれれば一安心。マウス操作について基本的な動作は十分に習熟したと言えるでしょう。
ここではできるだけ高くセルフジャンプし、また腕を大きく伸ばすことが求められます。帽子の前にある坂は非常に滑りやすいですが、奥の方は掴むことができます。
ジャンプする場所は一番奥の石の上からその二つ前の平たい場所まで。どこでも好みの場所を選択するといいでしょう。
帽子上面は非常に滑ることに注意してください。
【応用編3-2】レッスン2亜種
Anvil jump
金床からセルフジャンプで右の崖を掴んで進みます。ここでは横方向と縦方向の両方が求められます。的確な角度で飛びましょう。
着地先は非常に滑りますがしっかりつかめば問題ありません。
登った先は身体を右へ寄せて慎重に登りましょう。最後はセルフジャンプですが少し左側から飛ばなければ頭をぶつけて落とされます。
ちょっと左から小ジャンプして右を掴む
【応用編4】レッスン2 or 1 横ジャンプ
雪玉の間をセルフジャンプするかハンマー回しで飛んでいきます。最初の浮いている島から移るときだけハンマー回し、ほかはセルフジャンプを推奨します。
これまでよりもかなり横方向へジャンプすることが求められるので感覚を慣らしましょう。
二回目のジャンプをハンマー回しにする理由は、セルフジャンプの勢いをつけすぎると通り過ぎて落ちてしまうためです。ハンマー回しも適切な勢いを心がけましょう。
全てハンマー回しで進むこともできますがセルフジャンプのほうが簡単です。
通り過ぎて落ちた様子
【応用編5】レッスン5亜種
Bucket jump
Bucket jumpと呼ばれる地点です。ここではまず小ジャンプでハンマーをバケツの左側中央に引っ掛け、その後左右にハンマーを振り、最後は時計回りに振り抜いて左上へとジャンプします。振り子をイメージするとわかりやすいかもしれません。
左上に飛び移ったら、あとはそこからセルフジャンプで右に飛びます。くぼみに上手くハンマーを引っ掛けましょう。
失敗して大きく揺れるバケツには身体をそっと直接あてると、揺れをおさめることができる。
【応用編6】レッスン1
ここでは見えない穴を手探りで探りながら登っていくことが求められます。決して穴ではない場所を力強く押してしまわないようにしましょう。的確なハンマーさばきが求められます。
見えない穴にハンマーが刺さっている図
一つ一つ慎重に探り、穴に自分の体を入れていきましょう。ただし、三番目の穴は要注意です。三番目の穴の位置からハンマーが届く位置に次の穴がありません。
三番目の穴にハンマーを引っ掛けたら、強く引いて飛びましょう。そして上へとハンマーを伸ばせば中腹に差し掛かります。
三番目の穴にハンマーを引っ掛けて、頑張って回せば引っかかる
三番目を超えた中腹あたり。このあたりは穴じゃなくても引っかかって飛べたりする。
山の中腹です。最初の穴は小さく回したところにあります。
二番目は少し角度が変わっているところ。
その後は穴の位置から目一杯腕を伸ばしたところに二回あります。
一番上の穴
穴から滑りやすいので、身体が傾くほど寄せてから、慎重に着地しましょう。
最後は山の斜面にハンマーをつけて身体を持ち上げ、着地はせずに小ジャンプして右を掴みましょう。
良い子は絶対に真似しないでください
【応用編7】総合問題
電波塔に登るところは頭をぶつけないように柱の左側からジャンプすれば大丈夫です。
さていよいよ最後の難問、電波塔です。
ここではセルフジャンプ、小ジャンプ、ハンマーの適切な回転等、これまでの様々なテクニックが求められます。また、登る方法も様々あります。
ここまで登ってきた皆様なら試行錯誤の末に登りきることができると思いますので、詳しい説明は割愛します。
電波塔のその後は……どうか自らお確かめください。
さいごに
攻略、お疲れさまでした。壺をクリアできるようになれば、マウス操作について十分以上に習熟したと言えるでしょう。
しばしば理不尽な難易度と言われる壺ですが、これまで見てきたように、まずはじめにチュートリアルとも言える基礎編があり、その復習と応用で成り立っているという事がわかりました。
壺はたしかに難しいですが、決して理不尽ではありません。
むしろ皆さんのマウス操作を、段階を踏んで習熟させる、非常に優れた練習ドリルだと言えます。
壺を通して、あなたもマウス操作を練習しませんか? 成長を実感できること間違いなしです。
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