今年はじめの小さな灯火　2

⋆꙳𓂞
コトリ花店さんのFairへお届けした、ちいさなろうそくたちのご紹介のつづきを書いてみます◌

水に浮かべて灯すちいさな白い羽根、これはたぶん2015年ごろから何度か型を変えてつくっていて、このたびも原型をアップデートしました。

(今回の型は数年前、新しい世界を祈りつつ、見ると笑ってしまうきてれつな拡大鏡のめがねをかけて細かい線を彫ったもの…)

この"Floating Flame"という水に浮かべる灯火のシリーズは、"持ち運べて、誰にでも使える魔法"、というコンセプトでつくっています。

特にそのほかの意味などはのせず、最後に"Magic Spells"として、うちの音楽ライブラリの中から、ささっとえらんだタイトルだけ拝借してつけています(effectはご自由に設定してお楽しみください).

約20分間、水と火の、調和と循環を楽しんでいただけます。
紙箱に2枚入り。英国産ソイワックスに国産蜜蝋をすこしブレンド、芯の周り以外は溶け残ります。

つがいのBlue Birdsは、昨年秋に、コトリさんに並べていただいた薄いばら色の小鳥たちと同じ原型をつかっています。

このつがいの型を作ってから、今年でちょうど10年でした。販売をさせていただくようになってから、いちばん多く作ったろうそくで。何十回も型取りさせてもらった原型の2羽は、どうやらもう王国に帰るとのこと。
なので、この型で作るつがいは今回でおしまいみたいです。

(これまで何度か、今回でこの原型をつかうのはおしまいだろうな、という時があり、型も処分したりしていたのですが。個人的にオーダーをいただいたり、なんだかんだで再び同じ原型から型を作って…ということが繰り返されていました)

思えばこれまででたぶん1000羽以上、あらためてびっくりです。手にしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

今回のAncestorという名前は、Aureaの王国の動植物たちの原種、祖先、そんな意味でつけてみました。

この青い小鳥たちは、幸せ　の原種.
「虹の彼方に」でうたわれる、Happy Little Blue Birds。

10年前に、はじめて作ったときに添えていたカードの言葉は、生まれ変わってもお互いを見つけられますように。というもので、色はアソートでした。

そこから毎年制作のたびに、色やメッセージは変化してゆきました。

前回の、夜明けの薄い薔薇色の小鳥たちと、今回の、幸せの水色の小鳥たち、この最後の2種を、コトリ花店さんのあたたかくて安心なnestのようなお店を介してお届けできること、とてもとてもうれしく、大切なことと感じています。


そして、現在もあらたな型をつくり実験中なので。"つがいの小鳥"は、姿をすこし変えて、きっとまたすぐに戻ってくると思います。

英国産ソイワックスに国産蜜蝋をブレンド、今回も、Lademya silksさんの美しいシルクリボンを結んでいます。
燃焼時間は約1時間ほどです。