ITパス!〜イノベーションを阻む3つの障壁〜

イノベーションを阻む3つの障壁

 技術経営(MOT:Management of Technlogy)では、新技術を事業化するプロセスを4つのステップに分けています。次のステップに移行するとき立ちはだかるであろう障壁が各境界線に1つずつ提唱されています。テクノロジーを駆使してイノベーションを起こすためには、3つの障壁があると言われています。それが、魔の川(Devil River)・死の谷(Valley of Death)・ダーウィンの海(Darwinian Sea)です。

●魔の川

 研究を終えて、実際の製品やサービス開発に進む前に立ちはだかる障壁。競合の出現や、消費者のニーズの変化、技術不足によって、技術開発に踏み込めなくなるという困難です。

●死の谷

 技術開発後に事業化する前に立ちはだかる障壁です。開発技術を市場に出すためには、人材、資金などのリソースが必要です。リソースを確保しつつ、運営資金を最適に使用するプロジェクトマネジメントが求められます。

●ダーウィンの海

 事業が1つの産業として成立する前に立ちはだかる障壁を指します。ターゲット顧客に認識され、浸透しなければ、事業化しても経済的な循環は生み出せません。

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