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LALIGA 第22節 vsバレンシア HOME
こんにちは。
本日は、LALIGA第22節バレンシア戦のレビューです。
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まず、前回の第5節アウェーバレンシア戦。
結果は0-3で今季初黒星を喫した試合でした。
内容的にも最近で言うと、アウェーのアトレティック戦(●0-2)くらい何もやらせてもらえなく完敗でした。
バレンシアFWウーゴ・ドゥロはおそらくお得意様であるアトレティコ戦で点を決めてくる頻度が高いので、出場してきたらこの選手はやはり要注意しなければなりません。
現在の順位はアトレティコ4位、バレンシアは8位となっています。
バルセロナが今節ビジャレアル相手に敗戦したため、アトレティコはバレンシアに勝てば得失点差により3位浮上となります。
今季好調の5位アトレティックとの差もほとんどないので、優勝争いどころかCL圏内争いにおいてもアトレティコにとって得意のホームでの勝ち点3はマストです。
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アトレティコはここから過密日程になります。
しかし、バレンシアを含め前半戦で勝ち点を落としたチームやCLなど強豪相手との試合がみっちり入っています。
ここで可能性のあるタイトルが全て消えてしまうと言っても過言ではないので、「総力戦」で戦うことがかなり重要になるでしょうね。
一方、バレンシアは現在8位。
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ここ1カ月以上リーグ戦は無敗で、現在4連勝中。
最新の試合では好調のアトレティックを破っていてまさに絶好調です。
コパデルレイの準決勝でアトレティコが対戦することになったアトレティックに対する良いシミュレーションにこのバレンシア戦はなるかもしれませんね。
アトレティコのホームでの強さがバレンシアの絶好調さを跳ね返せるか見ものです。
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早速、加入したばかりのフェルメーレンがメンバー入り。
デビューに期待です!
出来ることならいきなりプレッシャーとなる展開での出場にならないことを願います。
というか、ロロは結局そのまま17番に変更でしたね。
本日のスタメンはこんな感じ。
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所々ターンオーバーしてきましたね。
まず、今季初スタメンレイニウド。
長期離脱後にしてもアトレティコでは初スタメンです。
直近のアフリカ杯ではフル稼働し、割とコンディションも上がっている状態で起用できるのはこの過密日程においてもかなり大きいので、あとは怪我前のたくましいレイニウドの姿を見れたら最高です。
ただエルモソが攻撃型なのもあり、攻撃面においてどれだけ影響が出るのかは気になります。
さらにメンフィスもリーグ戦では第18節ヘタフェ戦以来のスタメン。
その時は味方の退場により前半途中での交代となったので、何事もなければリーグ戦では第2節のベティス戦以来の出場時間を確保することになりそうです。
モイーズ・キーンがユベントスからローン移籍濃厚なので、FW争いもますます加速する中サブからだけではなく、ルーゴ戦のようにスタメンでも結果を出せるFWとしての姿も見れることに期待です。
その他にもバリオスがリーグ戦2試合連続のスタメン。
フェルメーレンが加入し間違いなくMF争いも加速するのでどれだけの存在感を果たせるか注目です。
ヴィツェルやエルモソ、モラタなど主力に休みを与えられた中で勝利できれば、まさに「総力戦」として今後にも繋がる大きい勝利となるでしょうね。
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では前半kickoff。
序盤からアトレティコがペースを握る展開となります。
前半16分、レイニウドが左サイドで張っているリーノに斜めのパスを入れると、受けたリーノが切り返して右足でアーリークロス。
ニアの裏に抜けてボールを収めたメンフィスが中に折り返し、グリーズマンがダイレクトで合わせるもコースが甘くキーパーにセーブされます。
メンフィスにはかなりボールが収まるシーンも多く、チャンスの起点として絡めている印象でした。
さらに前半24分、またしてもリーノが左サイドでボールを受け、ドリブルで中に運んでペナルティエリア角付近でDFを引き寄せたことで生まれたスペースにグリーズマンが抜け出します。
リーノからのスルーパスをそのままシュートするも角度的にもコースが甘くなってしまい、またしてもキーパーに阻まれます。
逆に守備型のレイニウドが縦関係の位置にいることで、リーノがかなり自分のやりたいようなプレーができていて、持ち味が目立つようなシーンも多かったです。
決してエルモソが悪いとかではなく、この二人の連携については未知数なだけであったのですが、レイニウドが上手くバランスも取っている感じもあり、攻撃面の停滞の不安についてはそこまであまり気にはならなかったという印象を受けました。
前半33分にもリーノが左サイドでゴールに向かっていくドリブルでタメを作りスルーパス。
二列目から飛び出してきたバリオスがそのままアウト気味のシュートを放すもまたしてもキーパーがセーブ。
バレンシアGKママルダシュビリが当たっていることもあり、アトレティコは一方的に攻めながらも中々先制点が取れない状況でした。
そして遂に均衡が破れます。
前半AT5分、ハーフラインでフリーで受けたグリーズマンが左サイドの裏へ浮き球のスルーパス。
フリーで抜け出したリーノがダイレクトで相手キーパーの股を抜く冷静なシュートで貴重な先制点。
アトレティコ1-0バレンシア。
時間帯も最高で内容的にもほぼ完勝でそのまま前半を折り返します。
強いて言うなら、やっぱりこの内容で1点は物足りないですが、内容面は本当に今季最高と言っても過言ではありません。
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では後半kickoff。
後半9分。
モリ―ナのコーナーキックにサヴィッチがヘディングシュートを打つもキーパーがファインセーブ。
そして、後半12分。
コケが左サイド付近でクリアボールのこぼれ球を胸トラップすると、浮いたボールを左足のボレー気味で右サイドに展開。
ペナルティエリア角付近でモリーナがトラップで相手の前に出て弾丸クロス。
これをメンフィスがダイビングヘッドで追加点。
アトレティコ2-0バレンシア。
まず、コケの美しいサイドチェンジが逆足でも精度が変わらないところに脱帽しました。
モリーナも最近プレーに自信があるように見え、遂に数字も付きました。この復調はとても大きいですね。
メンフィスも公式戦2戦連発。稼働率さえ良ければ本当に良い選手なんですけどね。他の選手にも言えることですが。
その直後、ヒメネスに代えてヴィツェル投入。
点差も付いたことから温存目的の交代と思いきやヒメネス自身は怒りを露わにしており、そのままロッカールームへ直行したことからやっぱり怪我原因の交代だったと思われます。
まさに恐れていたことでした。
後半18分、レイニウドからの楔のパスをメンフィスが収めると思いきやワンタッチで相手の頭上に浮かせオシャレにそのまま交わすと、浮き球をミドルシュートするもわすがに枠の上。
収めるだけでなく、打開できる部分もメンフィスの良さです。
この部分ではモラタを超えててもおかしくはないレベルだと思います。
後半22分、メンフィス・リーノ・デポールに代えて、モラタ・ロロ・ジョレンテのスペイン3人衆を投入。
グリーズマン温存でも個人的には良かったのかなと思います。
1点目のアシストは素晴らしかったのですが、全体的に見ればパス精度もいつもに比べれば良くはない印象だったので、今後の過密日程に向けて完全に疲れが取れ切れていないという意味で代えても良かったと思いました。
後半26分にはペナルティエリア内でモリーナが倒されると一時はPKの判定もVARにより取り消し。
後半36分、最後の交代でバリオスに代えてサウール投入。
フェルメーレンのデビューはお預け。
内容的には出しても大丈夫だったと思いますが、2点差なので1点決められたらという仮定も込みでの交代になったのでしょうか。
今後の相手などを見ても、次のラージョ戦こそがフェルメーレンを試せる1番絶好の機会にもなると思うので、これからの楽しみに置いておきましょう。
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試合終了、アトレティコ2-0バレンシア。
アトレティコはこれで3位に浮上。
公式戦3試合連続のクリーンシート勝利で課題であった守備にも数字としては安定感が出てきたでしょうか。
勿論内容的にはまだまだ助けられている試合もありますが、少なくとも今日のバレンシア戦は危なげなく終えられたと思います。
90分通して今季1番良い試合の一つでした。
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しかし、代償も大きかったです。
ヒメネスは結局違和感による交代、途中出場のモラタもハムストリングに痛みを感じたまま試合を終えたことについて公式が伝えました。
最初は獲得に疑問を感じましたが、キーンを獲得するのはこのような面では結果的に間違っていなかったし、これは変わらずですが速攻でCBの補強も1枚必要だと思います。
まさに過密日程における「総力戦」が始まったということでしょうね。
最後にこの試合の収穫と言えば、間違いなくレイニウドでしょう。
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レイニウドがいるだけで守備が格段と安定感を増したように感じました。
特にゴール前の球際で身体を投げ出せたり、足が伸びたり、足の速さも怪我前と比べて衰えを一切感じなく、いつもより点を決められる気配がなかったのはレイニウドの貢献であることは事実です。
やはり、最近のDF陣だとカバーが間に合っていないことも多々あったので、そのような意味でも俊足のレイニウドが帰ってきたことはとてもプラスでしたね。
しかし、同じポジションのエルモソも外せない選手です。
これが悩ましいところです。
勿論共存できれば最高ですが、2人とも純粋な左利きであるのでおそらく難しいでしょう。
強いて言うなら、攻撃に特化したい場合はエルモソ、守備に特化したい場合はレイニウドと使い分けることができるのは大きなメリットだと思います。
例えば仮にですが、コパデルレイの準決勝やCLの決勝トーナメントで先勝を許してしまって、後がないという状況であればセカンドレグでは攻撃型のエルモソを起用するという風にも考えることができると思います。
今日の活躍で言えばメンフィスもそうですが、このような層の厚さという面で悩ましいことが出てきたのは逆にチームが勝ち進む上ではとても良いことでしょうね。
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怪我人たちはとにかく心配ですが、まずはしっかり勝利し3位にも浮上し、クリーンシートも達成したのでとても理想的な試合になりました。
『partido a partido』 で勝ち進みましょう!
AúpaAtleti🤘
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