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風疹ワクチン

抗体検査はクーポンがあれば全国どこでも受検可能

3年前、自治体から「風疹抗体検査及び予防接種クーポン」が届きました。自身、男性でその対象年齢でもあるので。が、単身赴任中なので帰省時に受検機会がなく、そのうち検査をと思っていました。
今年になり抗体検査の期間延長の知らせが届き、他県で受検の可否を確認することに。すると、「クーポンを発行した自治体」以外の都道府県、つまり「クーポンを保有する人は全国の指定医療機関において抗体検査を受検できる」ことが判明。今日、早速近くの医療機関でその抗体検査を受検し「抗体あり」との結果うけました。

風疹検査するに至る背景

風疹ワクチン接種は、1977年に女性に対する接種を開始、その後に接種範囲を拡大「昭和54年生まれ以降」となった。そして時が経過し、ある時期の流行が「ゼロ風疹」プロジェクトを進め、「抗体検査と予防接種」をある年齢層に推進することになったとされます。

約10年ほど前における風疹患者の推移です。

2008年 患者数293名
2009年 同  147名
2010年 同   87名

と、2010年まで減少傾向でした。

2011年   378名
2012年  2386名
2013年 14357名

と上記3年間に大流行。なお、2014年以降は患者数は激減しましたが、上記の流行期間中に「先天性風疹症候群」の新生児が44名報告されました。このように、成人患者に流行し妊婦に感染させることになると、新生児にとても重体な影響を及ぼすことになる。このような経験から、極端に受検率が少ない年代に対する風疹抗体を獲得するための施策を開始したようです。

クーポンが届いてまだ抗体検査を受検していない人は、厚生労働省HPに掲載される対象医療機関に問い合わせ検査することになります。また検査の結果、抗体が基準値以下の場合は直様ワクチン接種ができる態勢となっているようです。