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カンファレンスコール

 米国では、重要な発表、例えば売却、分社化、完全子会社化などはカンファレンスコールの日に行われる事が多い。で、カンファレンスコールとは?

端的にいえば電話会議

 四半期ごとの決算報告電話会議の事です。
 というより、電話会議が開かれる理由とは? Reg FD(レッグFD)という、「Regulation Fair Disclosure、公平開示規則」と呼ばれる米国SEC規則があります。
 これは、投資家間の情報格差を是正のため、決算情報や合併などの重要情報を、同時かつ広範に発表することを定めています。そうしないと、常に優位に立つ機関投資家、証券アナリストが重要情報を独り占めし、常に劣勢に陥りやすい個人投資家に不利ととなる。不利は金銭の損失他なりません。

実際はどんな会議なのか

 上述のとおり、閉鎖的な記者クラブで発表することでありません。聞いてみるのが一番です。米国では、上場企業の重要情報は皆が確認できる「プレスリリース」という形式で公表、更に皆が参加できるカンファレンスコールを開く。更に質疑応答も出来るようにしなければなりません
 現状、ウェブサイトやブログでの発表は規則上認めてなく、電話会議(+ウェブキャスト)により開催されます。日本でも金融庁や関係団体が様々な検討をし、一部企業では米国同様のカンファレンスコールを実施している企業もあります。が、ほとんどの企業は決算発表をししばらくしてから決算説明会を実施することが多いです。