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いくらいくらといっても

「架空のマックの女子高生」というマガジンを作ってみたもののそうそう面白い話は聞けない。やまも落ちも意味もなくても構わない気もするが、食事を終えてトレーを返した時に耳に入ってきた「『そこで岩倉具視じゃなくってー』以外の台詞が思い浮かばなくってー」だけで記事にするのは許されない気がする。しかし折角架空のマックを舞台に、登場人物を女子高生にしたのだから余り考えずに架空の話を載せてもいいのかもしれない。これはちゃんと聞いた話だけれど。

「昨日バイト先のお寿司買って帰ったんだ」
「いいじゃん」
「いくらの軍艦あったんだけど食べたら一つ噛み切れなくて」
「いくらを?」
「吐き出したんだけどどうやっても潰れなくて。つるんって滑っちゃう」
「えっ怖」

結局気持ち悪くて捨てたらしい。私が幼かった頃人造いくらが出回り始めた噂を聞いた事があるが、私はその頃からいくらを好んで食べなくなったので真相を知らないし、そのいくらも人造いくらではないだろう。じゃあ何?と言われてもわからないが。

この話にオチはないが口に入れたものが想像だにしない異物であった、というのは中々に気持ちが悪いし怖い話である。そういう変な話を聞きたい、という願望があるのだがnoteなら集まるだろうか。別に架空のマックの架空の女子高生の体を取っていなくてもいいので、オチのない話を聞いたら「#架空のマックの女子高生」で記事を書いてみませんか。

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