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その161 男に絶望、するかしないか

上野千鶴子さんと、異色の作家、鈴木涼美さんの往復書簡『限界から始まる』 発売されてすぐに読み終えました。

上野千鶴子先生は、もともと性と愛は別物だと書いておられます。それまで固く結びつけられていた性愛、それらは別物であると実践したのが、性革命の世代…  上野先生の世代だそうです。

男性にだけ、都合よく考えられていた、性と愛の分離が、女性にとっても当たり前のことになっていく過渡期をご覧になっている世代です。

ポスト近代になってから、女性にも性欲があること、女性にとっても性が快楽であること、そして女性が自分の性欲について、自由に口に出せるようになったこと。本当にいい時代になりました。

わたしにも性欲があるので、どんなに男性に絶望しても、一人ではセックスができないし、男性と向き合うことは、異文化交流だと考えています。もちろん、相手は誰でもいいわけではありませんが…

この往復書簡集は、いろいろ興味深いテーマがあり、「結婚」などについても、そのうちにかいてみたいです。


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