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変化と前進


6月23日にさいたまスーパーアリーナで行われた、SEKAI NO OWARIのライブに行ってきました。

彼らのライブを見るのは3年ぶり。
そして、たまアリで彼らを見るのは5年ぶり。
とにかく久しぶりのライブで、少し緊張しました。

会場に着くと、グッズを身に纏った人がたくさん。
しかし、昔来た時よりも仮装している人は少ないしファン層も若干変化したなという印象を受けました。

ファン層が変化したというのは、決してマイナスな印象ではなく年齢層の拡大ということが1つ挙げられると思います。
子どもは赤ちゃんから、お年寄りまで。
幅広すぎるくらいの年代の方々がいてびっくりしました。

そして、今回のコンセプトなのか会場周りに色んな催し物があったりするわけでもなく、かなりシンプルに物販とCD販売所とFCコーナーがある程度でした。(普通だし、それで十分なのですがセカオワにしてはということです。)


※ここから先は多少ネタバレを含みます。

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会場の中に入ると、これもまたシンプルな舞台セットとなっていました。
正面と中央のステージを繋ぐように花道があって、メインステージが2つある感じでした。

メインステージには大きなシャンデリアと、背後にはたくさんのブラウン管テレビ縦横繋ぎ合わせて1つの大きな画面にしたようなスクリーン。
中央のステージは底のない箱の形をした昇降可能なスクリーン。
これが降りてくると、メンバーが箱の中で演奏しているように見えました。
箱はかなりオブラートに包みましたが、ストレートに言うと『籠の中の鳥』を彷彿させるステージでした。

籠の中のメンバーを見る。少し不気味で皮肉めいている気もしました。


今回のセットリストはついにRPGも、アンコールでお決まりのような曲だったインスタントラジオもやりませんでした。


1番驚いたのが、DJ LOVEがついにDJをしなくなる、ということでした。
DJ卓がなくなり、ドラムを叩いていました。
見た目はノーマルなバンドでした。


Saoriちゃんもママになり、Nakajin、LOVEもパパになった。
「4年ぶりのアルバム。この4年間で周りの環境が変わって、出会いもあり、少ないながら別れもあった。そしてなにより、子どもたちに囲まれて作ったようなアルバムだ」ということをFukaseがMCで言っていました。


ライブのスタート当初から、アイドルのライブに来てるのかと錯覚を覚えたほど、オーディエンスの歓声は耳が痛くなるほどの黄色い声。
シンガロングさせた時に言うFukaseの「いいねぇ」に昔は盛り上がっていた私ですが、Foooo!ともキャーーともなりませんでした。

Fukaseがステージを歩き回って、くるくる回って、踊る。
MCではNakajinやSaoriちゃんの話す場面が多かった気がするが、今回はFukaseがよく喋る。
そして、しきりに感謝の言葉を言う。
もっと暗くて、必要最低限は話さない印象だったのに、とても明るい人に見えました。
いや、ラジオとか聴くと明るかったけれどステージの上ではダークな雰囲気を漂わせいたのに…

色んな変化を一気に受けて、私は唖然としていました。
そして寂しささえ覚えました。

でも、さっきのFukaseのMCを聞いて、"そうか、私がライブに行かなくなって数年。
彼らも変わったし、私も変わったんだ。"と思えた瞬間少し寂しい気持ちも和らぎました。

アンコールの最後。
Fukaseだけがステージに残りパソコンに打ち込んだ文字。
The Beautiful World.
沁みる…セカオワワールド最高。


ライブは2時間半弱。
最近は3時間超えのライブが多かったので、若干の物足りなさを感じながらも会場を後にしました。

初めて見るバンドのライブに行ったような気分になりました。

ありがとう。SEKAI NO OWARI。
ありがとう。私の青春。
また会う日まで✌︎


チャリティオークションで手放してしまったけれど、Fukaseのホワイトファルコンまた見たかったよ……(笑)


#SEKAINOOWARI #邦ロック #TheColors #ライブ #liveismylife

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