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福田萌子、彼女以外に初代バチェロレッテに相応しい女性がいるのだろうか

衝撃的だった。
彼女以外に初代バチェロレッテに相応しい女性がいるのだろうか。
Amazon Prime Videoは、吉本興業は、いったいどうやってこんなに魅力的で素晴らしい人を探してきたのか。口説くことができたのか。
あっという間に萌子さんに夢中になった。
「こんな素敵な女性にはもう出会えない」と思った。
きっと、ちょうど彼と同じように。


シーズン1からの熱狂的なバチェラーシリーズファンだというのに、男女逆転版であるバチェロレッテの制作が発表されてから配信されるまで一度も、興味を持つことができなかった。
(共通の友人がいるコウさんが出演していなかったらおそらく観ることもなかった)
だからこそ、バチェロレッテを通じて出会った萌子さんに強い衝撃を受けたのかもしれない。
美しくて、スタイル抜群で、スポーツ万能で。
でも、それは萌子さんを構成するほんの一部分でしかなかった。
チャーミングで、天真爛漫で。
すべてを翳りのない視点で見ていることはもちろん、なんでも表情に出てしまう素直なところも魅力のひとつ。
萌子さんは自分にない素晴らしいものをたくさん持っている女性だった。
配信を観てすぐ、数少ない友人に片っ端からLINEした。
「バチェロレッテ、まじで最高だからほんとに観て!」


萌子さんはバチェロレッテに参加する理由のひとつとして「女性をCheer upしたい」とインタビューに答えていた。
過去のわたしがこう在れたら良かったのにー
未来の娘がこう在ればー
そうやって、萌子さんに過去や未来の自分、そして大切なひとを投影して鑑賞していた人も少なくなかったと思う。
悔し涙を流して去った彼の言葉を借りよう。
わたしたちにとっても、萌子さんは「完璧な存在」だったのだ。

だから、アフターファイナルローズで旅を共にした仲間を前に「これは私の旅です」と気丈に繰り返す彼女を見た時、小さく失望したし安堵した。
最後に下した決断を咎めるという役割をこなそうと必死な男性たちに、正面からぶつかった萌子さんのその不器用さを慈しむ人たちを大切にして欲しいと心から思う。


友人関係・恋愛関係・夫婦関係・親子関係…きっとすべてに言えることだけど、完璧でないところも含めてまるっと慈しむことが愛なのだと思う。
誰かの「すべて」を愛するのに撮影期間の二ヶ月間は、それを配信した一ヶ月間は、あまりにも短い。
でもだからこそ、こんなにも哀しく美しい愛の物語をわたしたちは見ることができたのだ。
たくさんの感謝と盛大な拍手で、萌子さんの決断を祝福したい。


ひとつ確かなことがあるとするのならば、彼女の一部分である「完璧じゃないところ」も含めてまるごと慈しんだ男性が存在しているということ。

さて、彼女以外に初代バチェロレッテに相応しい女性がいるのだろうか。

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