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東京証券取引所に行ってみる

日経平均株価が急落した際にテレビの中継で映る東京証券取引所に行ってみました。

アクセス

東京メトロ東西線 茅場町駅から徒歩5分。
東京証券取引所があることで、数多くの証券会社や銀行が拠点を構えていた兜町に位置しています。
そのため、東証へ向かうまでの道には銀行発祥の地の石碑や戦前•戦後の重厚な建物が数多く残っていました。

日本橋駅から散策するのも楽しいと思いました。

引用:平和不動産 日本橋兜町の歴史史跡
https://www.heiwa-net.co.jp/urban_development/history.html

引用:中央区まちかど展示館
https://chuoku-machikadotenjikan.jp/odekakemap/course_nihonbashi01.html

東京証券取引所


証券資料ホール

受付を済ませ建物に入ると一階には証券資料ホールがあり、日本の証券市場のあゆみと証券取引に関する史料を年代順で見ることができます。

吉沢亮主演の大河ドラマが決まった渋沢栄一の展示などもあり日本近代資本主義の父と言われる所以を感じることができました。

そして一番面白かったのは、証券取引システムの変遷です。
証券会社の売買担当社員「場立ち」による取引から証券システム化への変遷、取引システムarrowhead開発経緯などを立会場で使われていた株価表示ボードやarrowheadで使用されていたサーバーのマザーボードなどの貴重な資料を見ながら知ることができ予想以上に面白い空間でした。


マーケットセンター

そしてホールを出て2階に上がるとニュースで見覚えのある直径17mのガラスシリンダーで覆われたマーケットセンターを見ることができます。

株価が表示されているチッカーは一周約50mあるそうです

最近では小嶋陽菜さんがBASE上場時に鐘を鳴らし話題になっていた新規上場セレモニーで鳴らされる鐘も遠くから見ることができました。

後場の取引が終わる15:00までいると鐘の音をモチーフとした音楽と映像を観ることができるのでおすすめです。

兜町の再開発

インターネットの発達、場立ちによる取引からシステム化の流れとともに、証券会社が兜町に本拠をおく必要が必ずしもなくなりました。

昔と比べると活気のある街ではなくなっているのかもしれませんが、石造りの建物など昔からの金融街らしさは色濃く残っています。

現在は東京証券取引所をはじめ全国の証券取引所ビルのオーナーである平和不動産主導のもと日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトが行われており今後の町の変化が楽しみです。


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