先日“完結”したあのバンドメンバーが朗読!いしわたり淳治の短編小説・エッセイ集
はじめまして!
今回は、audiobook.jpでオーディオブックの紹介・メールマガジンの配信などを担当しているイトウが、ぜひとも聞いてみてほしいオーディオブックをご紹介します!(写真は書店員になりきってみました。まずは形から)
先日“完結”したあのバンドのメンバーが朗読!
先日、7月22日をもってロックバンド、チャットモンチーが“完結”しました。チャットモンチーといえば「シャングリラ」「風吹けば恋」「さらば青春」「満月に吠えろ」などの楽曲が有名ですね。
個人的にはTOKYOFM「SCHOOL OF LOCK!」で講師を務めていた3人(当時)のほんわかした阿波弁トークがとても好きでした。
さて、このニュースとオーディオブックにどんな関係が?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、実は、チャットモンチーの橋本絵莉子さんが朗読しているオーディオブックがあるんです!
それが、いしわたり淳治さんの超短編小説&エッセイ集『うれしい悲鳴をあげてくれ』(筑摩書房)の冒頭を飾る短編「顔色」。
こちらから、全編をお聞きいただけます!
作詞家のいしわたり淳治さんによる「ことば」の世界
著者のいしわたり淳治さんは、1997年から2005年まで活動していたSUPERCARのメンバー。バンド解散後は作詞家・音楽プロデューサーとして活躍し、チャットモンチーの初期のプロデュースにも関わっています。
このオーディオブックは、いしわたり淳治さんと橋本絵莉子さんが久々にタッグを組んだ、声による夢のコラボレーションなのです。
聴いていただくと、冒頭から「えっちゃんの声だ!」とすでに懐かしさがこみあげてきてしまいます。そして、登場人物の声を巧みに演じ分ける、橋本さんの魅力たっぷりの朗読で、作品の世界にどんどん引き込まれます。
ファンの方も、歌声とも普段のトークとも違う雰囲気を楽しめるはず。
「顔色」は8分ほどで気軽に聴ける作品なので、まずはとにかく、この1編だけでも聴いてみてください。必ずドキッとするはずです。
驚きと新鮮さが満載の55編
『うれしい悲鳴をあげてくれ』には、超短編小説とエッセイがあわせて55編収録されています。
小説にもエッセイにも、クスっと笑いたくなるもの、ゾッと背筋が凍るもの、爽快なオチがあるものなど、短い中にも必ずあなたの期待を超えていく要素があります。
1作品5~10分で聞けるので、朝の支度中・食事中・寝る前などに少しずつ聞くのにもおすすめ(ちなみに「顔色」以外は、エッセイを和村康市さん、小説を八木田幸恵さんが朗読しています)。
「ことば」って、こんなに自在に世界を描けるものだったんだなと実感したり、いしわたり淳治さんの視点のユニークさにはっとさせられたり。
聴けば聴くほどそんな風に思う、新鮮な驚きの連続が楽しめる一冊です。ぜひ一度、聴いてみてください!
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