【スタッフのおすすめ】セットで習慣化!実は相性がいい、お掃除とオーディオブックの関係
こんにちは。audiobook.jp運営のイトウです。
突然ですが、みなさんはお休みの日はどんな風にオーディオブックを聴いていますか?
私はたいていお休みの日に、家のあちこちの掃除など、毎日やるのは大変な家事をまとめてやる時間を作っており、この時間に気になる作品の続きを一気に聴き進めることが多いです。
今回は、比較的ゆったりできるお休みの日に、まとめて家事を済ませながら聴いたおすすめオーディオブックと、「家事のお供」として有効活用するための個人的なポイントをご紹介したいと思います。こんな使い方もあるんだな、というご参考になれば嬉しいです。
まず、家事に取り掛かる前にイヤホンを装着
お休みの日に、週に1回や数回だけやるような掃除をまとめてやろう!と思い立った時、私がまずやることは「ワイヤレスイヤホンを耳に装着すること」です。
椅子にゆったり座って動画を見たり本を読んだりしているリラックスモードから、「さあやるぞ!」という気持ちに切り替えるために、耳からのインプットに集中する準備をまず整えます。
普段、オーディオブックを聴くときはたいていiPhoneのスピーカーでそのまま再生しているのですが、まとめて家事をする時は、動き回ってもずっと聴き続けられるワイヤレスイヤホンが欠かせません。
とはいえ完全に音が聞こえないとちょっと困るので、耳をふさがないイヤーカフ型のイヤホンで、外の音もある程度は聞こえるようにしています。(掃除機をかけるときは音声が聞こえなくなってしまうので、再生を止めたり、巻き戻したりしています)
小説を聴いていると、掃除の範囲が広がっていく!?
特に掃除の時に聴くものを決めているわけではなく、平日に聴いていた作品の続きを聴くことが多いです。特に、細かい再生操作があまり必要ない長編の文学作品などが相性が良いです。
最近のおすすめは『屍人荘の殺人』から始まる、剣崎比留子シリーズ。作業をしながらも結構集中して物語を追っています。建物の部屋の配置などを見る必要がある個所があるため、そういう時はスマホのところまで行って画面を見ることも。図表のある作品は少し工夫が必要かもしれません。
ミステリなどの文芸作品を掃除しながら聴いていると、作業は一通り終わったけれど、話はまだ続いているのでキリのいいところまで聴きたい、という気持ちになります。そうするうちに「じゃあこっちもついでに掃除しちゃおうかな」と掃除の範囲が広がっていき、今日やる予定でなかったところまできれいになる、という効果もある気がします。
片づけをする時に雑念を払うのにもおすすめ
本棚の整理や衣替えなど、「全部出して、再度きれいに仕舞う」といった作業をするとき、ついつい取り出したものから連想して何かを思い出して別の作業を始めてしまい、やろうとした作業が全然終わらない、といったことはないでしょうか(私は結構あります)。
オーディオブックはそういった作業とも相性が良いと思っています。
オーディオブックを聴いていると、ある程度そちらに気を取られているので、目の前の「ものを片づける」ということに集中しようとするだけでも頭に負荷がかかる感覚があり、片づけは純粋な「作業」になってきます。
1つ1つを手に取って取捨選択したい、といった判断が必要な時にはあまり向かないのですが、「単純に並べ替えてきれいに戻す」のが目的の作業なら、それ以外のことに頭を使う余裕がないほうが、単純に目の前のことに没頭することができるのかもしれません。
片づけのお供には、順序立てて理解していく必要のあるビジネス書やミステリ作品よりも、エッセイやポッドキャストなど、短い話を気軽に聴くような作品がおすすめです。
ゆるく楽しく聴けて気に入っているのが「主に日本の歴史のことを話すラジオ」というポッドキャスト。パーソナリティのお二人の和やかな会話と、1回ごとに異なるテーマの日本史の話題が楽しめます。
数十年前の流行語を紹介する回や、鉄道唱歌をうたう回、江戸時代の食べ物の歴史を紹介する回などの面白いシリーズもあり、放送回は580回を突破しています。初回から追いかけていなくても1回1回を独立して楽しむことができるので、気になるテーマの回からぜひ聴いてみてください。
時間のかかる作業ほど、オーディオブックが捗るので嬉しい
三連休など、特にまとまった時間が取れるお休みの日は、オーディオブックを聴きながら、普段なかなかできない作業に取り組んでみるのもおすすめです。
季節の変わり目には衣類や寝具の入れ替えなどもありますし、大きな家具を新しく買って組み立てるときには半日がかりの作業になることも。
数年前に引っ越しをしたのですが、その際の準備や荷解きの時にもオーディオブックが非常に捗りました。作業自体は膨大な時間がかかる億劫なことかもしれませんが、オーディオブックを聴けるとなれば「何冊も聴ける!」とワクワクする時間になったりします。
長時間かかるとわかっている作業の時には、一気に聴けて、しかも楽しい気分になる作品や、ハラハラするようなシリーズ作品がおすすめ。単調な作業には飽きてしまうかもしれませんが、オーディオブックがどんどん聴けて読書が捗るのは気持ちがいいものです。
最近一気に聴いたのは『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』のシリーズ。女性ジョッキーが地方競馬で奮闘する姿を描いた作品です。主人公をはじめとするジョッキーや厩舎の人々がコツコツ努力を積み上げていく姿が描かれているので、なんだか目の前の作業もコツコツやろうという前向きな気持ちになれました。
今週末も3連休で、一気に寒くなってきたので、部屋を冬仕様にすべくいろいろな準備をされる方も多いかと思います。ぜひ、掃除や片づけなどの家事のお供に、オーディオブックを活用していただけたらと思います。