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私のクラスメイト(小学校)⑪

出席番号順に覚えていると言ったが、この辺りから、順番が曖昧になる。

今日はクラスの人気者だった友達の事を書いていこうと思う。彼は少し小柄で、体型は普通くらい、スポーツ刈りにしていたのを覚えている。時に虐められていた時期もあるが、少しだけの期間だけだった。

運動神経がとてもよく負けず嫌いで、足の速さはクラスで一番だったのではないかと思う。他の科目の成績は普通くらいだったが、いろいろな事によく気がつき、誰かが先生に褒められたら一緒に喜んでくれ、逆に注意をされる事があって凹んでいると、あんまり気にするななどと言ってくれるような大きな存在だったと記憶している。

帰る方向は同じで、よく一緒に下校していたのも覚えている。登校時は、比較的早くに学校に着いていたようで、クラスメイトが続々と教室に入ってくるなり、みんなに分け隔てなく元気に挨拶をし、来ない人がいたら朝の会で先生から連絡があるまでは、心配したりして、心遣いがこまやかだったと記憶している。

物事を判断したり決断したりするのが、とても早くすぐに彼なりのやり方で解決する様子は、私はとてもかっこいいと感じていた。私は、どちらかというと、「石橋を叩いて渡る」という言葉があるが、とても慎重派で、本当に大丈夫かどうか叩いている時間がとても長いような感じで、簡単に言えば優柔不断な感じだったので、羨ましくも感じていた。

みんなに人気のアニメやゲームの話なども好きで、彼なりのユーモアにのせて、話す姿は、私には到底できない彼らしさだと感じていた。

小学校の時は、部活動というのはあったのだが、あまり入部しているという人は少なくて、この辺は記憶が曖昧で中学の時の記憶なのかも知れないが、彼は足の速さを売りに陸上部に入っていたように記憶している。

中学に上がると、彼とはクラスが離れてしまった。中学ではテニスのラケットを持っていたような印象があるのだが、思い違いか分からず、彼は走っているイメージが強いからかも知れず、何とも言えないが、運動部に入っていたのは事実である。中学から高校にかけて、彼の身長はとても伸び、最後に会った時は180くらいだと彼自身から聞いた記憶がある。

ここから、私の話になるが、ちなみに私は美術部に入っていた。体育系があまり得意ではなく、周囲からの推しの声もあったと思う。ただ、私の中学では、美術部は女子生徒の割合が多く、どの学年にも男子部員は居たものの、とても少数だった。記憶している限りでは、私が1年の時、挨拶をしてくれた3年の先輩はひとり、2年の先輩は4人くらい居たかと記憶している。また、私の学年では、男子部員は私ひとりだったので、先輩たちは私の事をよく可愛がってくれた。顧問の先生が副担任だったという事もあり、2回程、県レベルの賞を取った記憶がある。そして、1個か2個下の後輩かは忘れたが、5人くらいの入部があった年があったが、私は、いじめられていたり、パッとしない外見から、慕ってくれる後輩もいたが、馬鹿にされたりもした記憶があるが、今となってはもう昔の事である。

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