『音楽の好み』

 こんばんは。

 今回は音楽について。

 私が最近思うこと。個々人の音楽の好みってのは、他人には中々に伝わりにくいモノなんじゃないかということです。
 結論から言いますと、音楽に対する関わり方は人によりけり、多種多様の嗜み方があるということです。

 例えば何気ない会話の中で、

 音楽好き?

と聞かれたら、私はもちろん好きですと答えます。が、その次に来るであろう質問、

・どんな音楽が好き?
・誰の曲聴くの?

この類の答えが非常に面倒なもので、いつもどう答えようか悩ましい思いをするのです。

 私の場合は、時々の気分によって求める音楽が変わってくるので、一概にコレ!とかこういうの!って言えないんですよね。
 超具体的に言うと、私は洋楽が好みでR&B のようなズンとカッコいい音楽、Litefeet等で使うような勝手に身体が動く音楽に惹かれる傾向があります。だからといって邦楽が嫌いな訳では無く、私は宇多田ヒカルが特に好きなんですが、先ほどの類の質問に答えるとなると、好きなのはそれだけだと思われそうで、万人に伝わる説明が中々出来ないのです。仮に上手く伝えられたつもりでも、相手にはその通りに伝わってないヤツです。

 洋楽が好きだよ、って答えたとして、相手が思うであろうこと、

・私も好き!
・洋楽は特に興味ない…
・他の言語が理解できないのに聴く意味とは…
・カラオケとか無理でしょ?

 もし好きなのであれば、そこから話は広がるけど、微妙な感情を持たれた時が面倒だ。
 音楽の聴き方が違えば、聴く目的も対象も変わってくる。私は重低音の響くメロディとかラップの様な言葉の流れに心地良さを感じるため、それが洋楽好きということに対する一番の理由に繋がっていると感じている。歌詞が素晴らしいから、この人の曲だから、というのは私にとって好意的な要因とはなっていない。

 更に私の場合、カラオケ等歌うことについては特段好きな訳ではないので、私の音楽に対する姿勢として歌えるかどうかは全く関係のない話になる。好きではない、というか、歌詞に強い興味を示さないので、有名な曲であっても有名なサビとか一部分しか分からなかったりするのです。(故に時々恥ずかしい思いをするのですが…)

 音楽に対する向き合い方や捉え方が違うのだから、この人とは話が合わない、とか好みが全然違う、ってのが生じるのは至極真っ当な話なのです。
 そもそも歌う、聴くだけじゃなくて音楽を作る人だっていますし。そのような最初に音楽を生み出すプロの人達でさえ、「音楽に対する方向性の違い」等の理由でグループを解散したりするくらいなんですから。

 言いたいことは、最初に結論として述べた通りです。人に音楽に関することを尋ねる時、自分の持っている音楽の型で話すのではなく、相手の持つ音楽の型、全ての可能性を想定した上でお話しすると良い気がします。同じ曲でも歌うのが好きな人もいれば、しっとりと聴くのが好きな人もいるのですよ。



aucuba

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