50歳、ほんとうの日本酒との出会い。

こんばんは、今日もお疲れ様です。

いい言葉だな。

この言葉と同時に始めるのが…晩酌。もう何年も続けてる幸せな習慣。ビール一本の後は、ワイン焼酎日本酒、気分に合わせて選んでいた晩酌だが、その習慣に大きな変化があったことを書きたいと思う。ひとりの杜氏との出会い。ひょんなことからジャズにどっぷりハマってしまったつい数年前のように突然に。

菊池さん。

地酒の杜氏として勤め始めたんです。と聞いたのは三度目の来店の時だったか。一人でカウンターに座り呑んで帰っていったあのちょっと不思議なお客様。というのが最初の印象。

ほどなく定期的に来店してくれるようになるんだけど…いつも造りたての酒を持ち込んでくれるようになった。そして料理はいつもお任せでって言ってくれる。持ち込んだ酒はもちろんその場で味見もさせてもらうわけ。

この酒が…うまい……

なんだろ、うまい酒なんていくらでもあるわけで、何というか、、一言でいうなら

合う。

かな、自分に合うの。

香りは控えめ。ひとくち含むと優しい甘みとうまみが広がる。酸味とともに引きずることなく静かに消えていく。ドーンと主張することなく、とことん控えめで、つまみを選ばないんだけど何かほしくなる。もうひとくち~って後を引く酒。さらにお燗すればそれぞれの味わいが協調され、さらに飲みやすくなる酒。 すごいな。

いつもその酒に合いそうなつまみを考えるのも楽しくってさ。今度はこれ出してあげようとか、料理人冥利に尽きるわけで。

ごくごく自然に自分の晩酌はいつしか…8割日本酒に。彼との出会いで、こんなにも日本酒にハマってしまったのは驚き。

昨年秋に始まったひととおりの酒造りを終えた菊池さんは四月には地元に帰ってしまう。

さみしい…

初めてお客さんとして来てくれたのは11月初めだったかな。ほんの五か月間に起こった出来事とは思えないほど詰まってて、まだまだたくさんいろんなこと聞きたかったし話したかった。

秋にはまた戻ってくれることを、さらにステップアップした酒をいただけることを、造らない期間の旅の話を、楽しみにしよう。

日本酒を飲むようになって始めたことがある、スーパーでも買えるパック酒の飲み比べ!これもなかなかそれぞれ違う味わいでたくさんあるの。いつかまとめてここに発表したい。








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