映画鑑賞記録(2023-No.007)

2023/04/02 「グリッドマン ユニバース」
2023/04/08 「パリタクシー」、「マッシブタレント」

「グリッドマン ユニバース」

特典(後日談ボイス)欲しさに「グリッドマン ユニバース」の2回目を観には行ったのだけど、書きたいことは前回ので概ね書き出してしまったので、ネタバレ以外に特筆することもない…
なので、今回は他の2作品のことをば書きましょうかね。


まずは一つ目。

「パリタクシー」
(原題(仏語):une belle course)

ツイッターに流れてきた感想がすてきだったので観たくなった作品です。
ただ、何でこれ、年齢制限されてないんかな?
PG12くらいには嫌悪を感じるシーンがあるんだけども。
女性や子供への暴力はそういう時代だったの一言で片づけられるものではないし、主演の一人のマダム・マドレーヌの人生を回想するには外せない要素なのだから…今少しは注意喚起が必要だと思うんだけどなぁ…
この点一つだけでも、個人的には諸手を挙げてのオススメは難しいかな…
それに邦題のセンスよ…もっと他にあるだろうに…
英題の「Driving Madeleine」とか、ぱっと思いつく限りだと「すてきな寄り道」だとか、原題に寄せた方がまだセンスがあるんじゃないかな(苦笑

ネガティブばかりも気分がよろしくないので、よかった点も…
もう一人の主演、タクシー運転手のシャルル。彼の表情の変化がすばら。
序盤の”50ユーロ”のエピソードは彼を如実に表してる秀逸な話しだなと。
シャルルの気持ちを表しているかの様に物語りの冒頭では眉間に深いしわがあるのだけど、マダム・マドレーヌとの会話を通して徐々に険がとれ段々と柔和に…いつしか二人とも(公式ページにあるような)すてきな笑顔に。
彼女曰く「一つ怒れば一つ年をとり、一つ笑えば一つ若返る」、正に至言。

映画そのものの雰囲気はとてもノスタルジックで、フランス映画なのに挿入歌は英語の曲が3つくらい?あって(作中に要因はあるものの、もっとフランス語の曲が多くてもよかったんじゃないかなとは思う)…パリの街並みは美しいな、と…
とても個人的な捉え方ではあるけれど…
人生のバトンの受渡しを題材にしたとても美麗な物語りだなと感じました。

余談:メイキング映像、オススメです。


続いて2つ目。

「マッシブ・タレント」
(原題:The Unbearable Weight of Massive Talent)

こっちはちゃんとPG12に。コメディだけど、PG12です。
ニコケイ好きならマストってな感じの、食あたりしそうなくらいオマージュだらけで、全くもって隠そうともしてない(笑
見てるこっちが小っ恥ずかしくなるくらいのコメディなので…
観る人を選ぶ作品かもしれません(笑
ただ、やっぱりPG12なので…コメディで薄れるとはいえ、バイオレンス色がそこそこにはある…けど、大人ならたぶん大丈夫かな…
正直に言うと「パリタクシー」よりはまし(個人感:比較するのは好みじゃないけど、あえて。それほどあっちには嫌悪を抱く表現がありました。)

終わらせ方はかなり好みな感じで、概ね良好な鑑賞後感なのだけど…
3点ほど不満点が…
・なんでこんなに上映館数が少ないんかな?
・最後の、彼の叫びは蛇足だってばよ(笑
・特殊諜報員?の2人が最後の映画試写会?に居てほしかった…
どれもがどうにもならないことなので、このモヤモヤ込みの評価になるけど…観られてよかったです(笑:笑顔になれたからヨシw
3つ目のが描かれてたら、花丸でした…残念w(2つ目は許容しますw


あとがき

今回の2作はどちらも行きつけの映画館では上映予定がなく、東京は有楽町まで足をのばしての鑑賞でした。
県下1館が普通の地方よりは恵まれてるとはいえ、近くで観たいのが上映されないのは切ないですね…ま、ないものねだりは世の常だから仕方なし。
さて、次は何を観に行きましょうかね…

(公開後の編集で、目次を追加してみた。)
(他の方が使ってるのを見て、やってみようかと思い立った次第。)
(こういう工夫も楽しいもんだね♪)

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