舞台観劇記録(2024-No.003)

音楽朗読劇READING HIGH 「ROAD to AVALON」

5月12日(日)昼の部にて観劇。
プレミアムシートの金額もあって、今回は誰も誘わず。
さてさて、まずは今回のを観たいとなった動機、キャスト陣をば。

中村悠一  ランスロット
杉田智和  モードレッド
安元洋貴  ガウェイン
沢城みゆき 湖の乙女/幼少期のアーサー王
梅原裕一郎 ガレス
諏訪部順一 アーサー王
大塚明夫  アンブローズ・マーリン
(敬称略)

この錚々たる面々、全員が「Fate/Grand Order」にも縁がある方々で…
特に沢城みゆきさんはモードレッドを、安元洋貴さんは映画にてアグラヴェイン(今回の朗読劇での登場なし)を務めていて…
そういう点からも興味がわいて、チケットに手をのばした次第です。
他の方たちのFGOでの役処も書こうかと思ったけど、たぶん長くなりそうなので割愛します。

物語りは、所謂「アーサー王伝説」をベースにした創作?になるのかな?
そもそものところ、どの話しが史実で、どの話しが演義的な脚色マシマシなものなのかを私自身が知っているわけではないことと…
まして、FGOの様なアーサー王が実は女性だった、みたいな話しをも経験してる身としては…今回の、こういうIF的な物語りの展開もありだな、と。
全体的なお話しとして、とても楽しめた物語りでした。

間に15分の休憩を挟む前と後で緩急を巧くついてた感じで、前半はモードレッドの叛逆に至る過程を、後半はその叛逆に踏み出したモードレッドを受けて周囲の面々がどう動いたか…その結果どうなったか、になるわけなのですが…全くもって知らない物語りになっていて、けど、嫌味のない結末に感じましたし、私の知る悲壮な「アーサー王伝説」よりも好感を持ちました。
いや、伝え聞くところのその物語りに嫌悪感とかそういうのは持ち合わせているわけではないのだけど…その時代折々で好まれた物語りに脚色され続けた作品が…今現在の劇作家、藤沢文翁さんのアレンジを経て…快い結末の一つを新たに得たのかなぁ…などと思い至る次第です。
どの愛憎劇にも言えることだけど…言葉を尽くしてなさ過ぎなんよな…
解りあえることは佳きこと哉、と。

また、最終盤には笑いをも加わっていて、その独特な雰囲気はこのキャスト陣でこそかもだなぁ…と思うほどに頬の緩む場面がありまして、シリアスの中でこそ光る笑いかなと(笑
我ながらほんと巧く表現できないのがもどかしい(苦笑

有難いことに、動画配信のアーカイブが5月21日(火)まで、有料ですが現地観賞チケットより安く観られるとのこと。
また、後日11月27日には円盤の発売もあるんだそうな。
円盤の方は既に予約が始まってる様です。

「ROAD to AVALON」は今回が初演とのこと。
箱の大小は別として、次はどんなキャスト陣で彩られるのか…
同じでも違っても、1度として同じことはないのが舞台でありますので…
今後の再演も興味津々であります♪

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