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アメリカサッカーリーグ3部チームユニオンオマハの試合を見てきた。

メッシやブスケツなどのビッグネームの加入で盛り上がりを見せているMLS。アメリカのサッカーが成長している中、3部リーグ(USLリーグ1)に所属するユニオンオマハの試合を見てきた。

ユニオンオマハはネブラスカ州オマハを拠点とするプロサッカーチームで、2020年にUSLリーグ1に加入した若いチームである。今期は9月18日現在2位につけている。3部リーグでもスポーツビジネスとしてさまざまな工夫が随所に見られ、日本のサッカーチームも参考にすべきところが見られるので紹介したい。

野球場を使ったスタジアム

できたばかりの新興チームならではで、サッカー専用スタジアムをすぐにつくることは難しい。そのため、野球場を使うといった工夫をしている。この野球場はカンザスシティロイヤルズ傘下AAA級マイナーリーグ所属のオマハストームチェイサーズの野球場である。

野球の場合
バックスタンドからの景色
バックスタンドにあるブルペン

この野球場にはもともとスタジアムグルメを販売するような売店が多数存在し、それらを有効活用しているようだ。また、サッカーの試合前には年間パスを持っている人のためのフードコートが存在し、年間パスを持っている人は自由に食事を楽しむことができるようになっていた。また、VIPルームもあり、それが収益源になっているのだろう。日本でこのような仕組みを作っているJ3のクラブがいくつ存在するだろうか?アメリカの経済圏は確かに大きい。しかし、オマハは人口40万人ほどの小さな田舎都市でお世辞にもスタンドをたくさんの人が埋め尽くしているとは言えない。空席が目立つほどである。しかし、ちゃんとビジネスとして成り立っているのはさまざまな工夫が施されているからだと感じる。日本のサッカーチームも見習うところがあるのではと感じた。

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