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失敗のリカバリー

どーもビジネス仕掛人の近藤です。
これまでの人生において失敗経験はいくつもあると思います。
私も然り、失敗しては反省して次に繋がるようにどうすればよいかと自問自答や他人への意見から学んでいます。
つくづく人生は勉強の連続と実感しますね。

さて、本記事は仕事においてのリカバリーについて考察します。
本記事を最後まで読むことで、日頃を見直すことに役立つこと、失敗した時の有効な対策を知ることができます。

特に失敗をした時は
気が動転しているもので、落ち着いて考えれば対処に苦労しないようなことに右往左往してしまい二次被害をもたらすことがあります。
二次被害を起こさないためにもリカバリーについて抑えておくことが有効な手立てとなります。

誰もが失敗することはあるけれど、その後の言動如何で評価が大きく変わと思いませんか?そういった場面に遭遇したことはあると思います。

失敗の原因

失敗の要因について、ヒューマンエラーの原因となる6パターンを列挙しました。

1.無知、経験不足、不慣れ
  業務知識の不足、経験の浅さ、反復練習を怠っことで起こります。
2.危険軽視、慣れ
  慣れてきた時が危ないと言われる通り、普段問題が起こらないから
  大丈夫だろうと拡大解釈が起こります
3.不注意
  確認不足から起こるものです
4・連絡不足
  複数のメンバーと業務を進める上で些細な連絡ミスなどから失敗に
  繋がります
5.集団欠陥
  組織による風潮によって起こります。安全よりも生産性や効率性を
  優先する風土によって引き起こされることがあります
6.自身にとって大きな事件が起こり失念する
  突発的な事象が舞い込み、てんやわんやとしているうちに忘れてしまう

失敗の理由によって、対策を講じることが必要です。
知識や経験不足、不慣れさは。商品や業務への学びを深めてトレーニングを繰り返すことが肝要です。

慣れによる誤認や拡大解釈は、「いつ何時事故が起こる」と注意を向けるために毎日自分に言い聞かせる、初心を忘れない気持ちを大事にしましょう。
慣れていくほどに謙虚になる人ほど、失敗から遠のくように思います。

不注意は最大の敵です。
ちょっと失敗を二次被害を招きやすく、大きな失敗を誘発しやすくなります。
時には命の危険も伴うので、「確認事項に何があるか」必ずチェックしましょう。
不注意は言い訳にもなりませんし、責め立てられることもあります。

組織プレーにおける連絡ミスは往々にして起こります。
自身の観点ではわかっていても相手は同じ境地にないことがほとんどです。
人は最低限の理解しかしていない、最低限の情報しか共有できていないと仮定して、連絡を密にすること、連絡に対するダブルチェックを行うことなどで未然に失敗を防ぎましょう。

集団的方針によっての事故・失敗は個人だけではなかなか変えられません。
それでも、個人単位で声掛けや本当にこれで危険はないと思うのかという投げかけから注意を促すことはできます。
1人1人が失敗をしないように、効率重視などとしても危険察知を心がけると防げる事故・失敗もあります。

親の手術や子供の怪我、ライフパートナーの事故などに遭っては、冷静にいられないことが多々あります。
アラームの設定など、対処法がありますが冷静でない時ほど、何か確認する癖をつけておくと良いかもしれません。

かく言う私も、今年になって高齢の母が手術するとなった時に、時間的余裕があるにも関わらず気になって仕方なかったものです。
その日のスケジュールを毎朝確認しています。
★スケジュールを確認するという毎日の癖・習慣を自身でやっている

それにも関わらず
1時間前まで覚えていた約束を、その時になぜか失念してしまい、無礼をしたものです。
その後、詳しい理由を伝えはしませんでしたが、突発事案からの失念と嘘のない説明でご理解頂き、改めてお時間を頂きました。

やってしまったことは仕方ない

「覆水盆に返らず」とはよく言ったものです。
やらかしたら戻りようがないのです。
長い人生ではこうしたことは起こりえます。

では、出来ることは?

やった後に何をするかで挽回を図る以外にありません。
ここは日頃の心がけ次第で変わってきます。

まず、やらかした人がいた時に、他人のことですから状況を冷静に見れます。
やらかした本人は状況把握がイマイチでかもしれませんが、貴方はじっくりと見れます。
そして、貴方であればどう解決すれば良いか、第三者ならではの解決法が見つかると思います。
見つからなくても、解決法を見いだせる人に相談ができます。
状況も落ち着いて伝えられることでしょう。

このように、普段からリカバリーに対して敏感になりいざ自分なら何をすれば良いかシュミレーションを重ねておくといざというときに役立ちます。

無駄で利益がないと思っても相談に乗る

過去に賃貸不動産退去時におかしな請求をされたと請求書を見て私に相談してきた女性がいました。
私なら弁護士を紹介してもらえると思ったようです。

しかし、私は解決案を提示しました。
すぐにサインせずに持ち帰って確認するようにさせたのです。
聞けば第三者の私が聞いても原状復帰に対する請求がおかしい。
私は不動産についても知識が豊富なので、おかしなところは聞くだけでもわかることがあります。

不正請求の可能性があるけど、サインをしてしまえば現場で本人が認めたことになるので、後から覆すのは難しくなる事例でした。

不動産業界では、退去時の業者を指定しているケースが大手でもあります。
しかし、指定業者があまりにも世間一般とかけ離れた請求をして良い訳ではありません。
要は不動産業者と工事業者がつるんで不当に儲けることをしてきたのです。
知らない人なら何も言いませんが知り合いが被害に遭うのであれば口くらいは出しますし、状況によっては解決のお手伝いもします。

こうした相談を幾重にも受けていくと、緊急時対応が自然と身に付いていきます。
お金にもならんし、助けても一言ありがとうで終わらせる人も少なくありません。
私がいなければ数十万円が損していたにも関わらず一言で終わりですよww
この人も大概ですが、結果こうしたことを疑似体験から経験として積み重ねてきました。

おかげで得たものは、私にとってノウハウという目に見えない無形資産の数々です。
様々なノウハウを蓄積すると、応用が利くようになります。
お礼を言われなくても、その時経費だけ出して、一切利益にならなくてもついてくるものがあったということですね。
自身の知識・スキルは自分を裏切りません。
交渉スキルや段取り、業界の知識など得たものは数知れません。

挽回させたのは指で数えきれない

数々の相談ごとを受けて、半数以上は解決してきました。
裏を返せば、数々の他人の失敗に縁をして解決してきたと言えます。

他人から見れば大したことない案件もあれば、このまま放置すれば犯罪として検挙されて犯罪者になるような案件までありました。
関わりたくなくても裏社会の人のように見受ける人とも交渉をしました。
救いは因縁を付けられた当事者ではなかったことですが、また交渉したいかと言われれば断りたい案件です。

馬鹿にされたと思う案件も多数ありました。
それでもここまで挽回すれば成功というラインを決めて挑んだものは、ある程度達成できたので、自信を培いました。

些細な言い違いによる勘違いが後に大事になることも多く、自身も契約書にしなかった為に揉めたことも多々ありました。

何事も最初が肝心と学ばせてもらったものです。
最初に条件設定をきちんとできなければ、どう挽回すれば良いでしょうか?

多くの場合、譲歩によって相手の譲歩を引き出すことで落としどころを見つけることで解決できました。

そもそもどっちが悪いかと言えば双方悪いことが多いので、お互いの譲歩次第でその後ができるだけプラスにすることができます。

リカバリーのやり方

ここでのポイントは感情は先に処理することです。
1つの方法として
怒りや憤りといった感情は、相手に吐き出すのではなくメモなどに吐き出し
その上で架空の相手とやりあって勝つことで勝利の状態を妄想します。
勝った状態でどのような条件を突きつけるのか想像します。
次に全く思い通りにならない状況に陥って、突きつけられると困る条件を想像します。
家族を犠牲にすることやさらに酷いことを想像します。

勝った状態では、相手に酷いことを突きつけているでしょうし、
負けた状態では、相手から酷いことを突きつけられています。

そして、どちらも生産性がない条件であれば、終わった後に空しいものとしてその条件をないものにするのです。

次に自分がやられても相手にやっても良くないことを省いて、実質の被害について考えます。
感情で考えるのではなく、事実で見ることをします。
真実ではなく客観的な事実を出すだけです。
真実とは自身の立場で見たもの、相手の立場で見たものと立場によって変わりますが、どちらの立場で見ても事実は変わりません。

事実を元にして、どういった損を被ったのか考えることで冷静に被害を見極められます。
相手にも被った損害があることでしょう。
金銭でなくともかけた時間や労力を考慮すれば、双方で譲歩すると良いところが見えてきます。

そして、双方が納得しそうな落としどころを双方それぞれの立場で考えると見つけられます。
但し、中立な第三者としての落としどころです。
ここから、「交渉の腕の見せ所」です。

事実を並べても相手が相手自身の損益部分を気付かないこともあります。
加点、減点で調整するのであれば、こちらは減点されずに済みます。
ですので、いくつか加点をして条件を提示します。
双方の痛み分けを論じて、相手が気付かないポイントがあればこちらは減点しないで交渉を進め、相手が納得すれば和解です。

すなわち、自身が減点されず加点した状況と同じで和解できることになります。
結果、自身がお得な条件を得ているという寸法です。

まぁ、自分が得したと思っていても、実は相手も同じことをしているかもしれません。
でも、良いのです。
自分も納得できて、相手も納得できたのであれば、ぶつかること・喧嘩することがなくなります。

要はお互い納得できれば、これ以上不毛な争いをしないで済む訳で
日頃の生産性のある動きや安穏した生活に戻れます。
これが最大の利益です。



記事の執筆理由w

本日この記事を選んだのは、昨日夜に約束したオンラインミーティングがすっぽかされたからです。
前出した通り、私ものっぴきならない事情で失念しました。
相手もそういったこともあるだろうと思えたので、憤りや怒りの感情は全くなかったのですが、どのような対応をしてくるか興味津々でした。

ここで事実を整理しますと
1.昨夜に本日の日中に1時間半の電話ミーティングを約束した
2.時間になり私からLINEにて電話できる状況かメッセージをした
3.10分待ち既読にならないので、本日は断りを入れた
4.1時間後に「謝罪一文と今から電話できると連絡がきた」
5.私は残りが15分ほどしかないので改めるように促した。
6.先方は再度謝罪し後日(日程を決めず)によろしくと返事が来た
※1.私は謝罪を一切求めていません。
※2.すでにリスケを行い15分後に外出の予定だった

私の半分も生きていない相手ですが、約束時間残り30分で気付いたのか上記のようなやり取りになりました。
まず、下手な言い訳をしない点は減点しないで良いかなと思います。
私の不備ではなく相手の不備なので、相手から譲歩しつつも日程など提案がないことは減点だなと感じました。「後日お願いします」だけでは、いつどのような手段で何をするのかわからず、社交辞令で終わる可能性がある。
慇懃無礼ではないから良いけど、実際は私のことを軽く考えていたように感じてしまう、そう思わせてしまう点に繋がることもあるので、今後この方がどういう対応で挽回をしてくるかがポイントかなと思った。

なお、私が数か月前にやらかした同様のことは、まずは謝罪。
母の手術のことは言わないが実際に自分の状況が落ち着くように処理した。
その上で改めてアポイントをお願いした。
そのアポイントが明日www
先方からすれば、すっぽかした相手なので「ぞんざいに扱われる」ことも致し方なしと私は納得。
情報交換から始めることなので、まずは信頼関係がマイナスから挽回しないといけないと肝に銘じているところです。
とはいえ、相手の指定した日なので、いざ一緒に何かをしようとなったら対等の条件を求めます。
そうでなければ、ちょっとしたミスで付け込む相手ということですので、こちらの与信として、相手の行動を見る良い機会でもあります。
相手の時間を奪ったことは紛れもない事実ですから、その時間に見合う情報や提案をお伝えできるかがポイントになると考えています。