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Mリーガーとお仕事

2024年GWの後半戦は、天気が非常に良くて世の中のお父さんやお母さんが暑い中、子供達のために旅行やちょっとしたお出掛けに精を出しているだろう。

Mリーグ2023-24は今週でセミファイナルの工程が終了し、来週月曜日からファイナルシーズンの最終工程に突入する。

Xにて、試合情報や選手のポストを確認すると、現役Mリーガーの数名がパチスロ・パチンコの営業をしていた。

そのポストをみると何か切なさを感じるのは、私だけでしょうか?

パチンコ・パチスロをやられる方はご存じだと思うのですが、GW中はどの店舗もパチンコ台の釘の調整は非常にシビアだし、スロットに関してはほぼ全台設定1(スロットで一番出難い設定)期間だろう。

GW期間中は、何もイベントをしなくても暇つぶしのためにほっといても客が入るので、パチンコ・パチスロ業界で言えば一番のかきいれ時だろう。

そのような時期にパチンコ・パチスロを内に行くのは、麻雀覚えた手のアマチュア雀士が歌舞伎町の東風10のスピード麻雀を打つようなもんだろう。即ち、プレイ時間に比例して賭け額=負け額が増えていくしかない。

パチンコもパチスロもそうだが、平均的に最低3万円位は負ける。更には、それ位の負けで楽しめたら良い方で、大概5万円とか沼に嵌った時にタコ粘りすれば、10万円位溶かすのは楽勝だろう。

それぐらい、GWのパチスロ・パチンコというのはヤバい。

例えば、Mリーガーがパチスロのゲストに来店して、ファンが義理立てでパチンコやパチスロを軽く打ったとしても、最低1万円~5000円係るだろう。
ファン50人が集合すると概算で最低50万円~25万円位をパチ屋に収める事になる。

その上で、Mリーガー1人に支払れるゲスト費用は、相場で20~30万円位だろう。これって誰得何だろうか


例えば、MリーガーがGW期間中に雀荘を借りて何かイベントをするのは、結構大変です。雀荘店の多くがGW期間中に合わせて、オンレのフリー営業やノーレートであればイベントを予め設定している。

雀荘店で半日貸し切りイベントをすると
・会費1万2000円程度で半日貸し切り
・8卓31名 ゲスト1名
・12,000×31=37万2000円の売上
・会場費 2000円× 8 × 6 =  9万6000円
・粗利 27万6000円
・ここから、他ゲストや運営の人件費が引かれる

概算すると、8卓32名計算で凡そ20万円の粗利となる。

雀荘の大会やイベントの工数と上記粗利を考えるならば、Mリーガーが懐に入る金額だけを考えるならば、20~30万円のパチスロ・パチンコの営業の方が楽だ。麻雀大会の運営を気にする必要が無く、ファンがパチ屋に1人も来なかったとしてもゲスト費用を貰えるし、ファンがスロットを打たなくても店内で撮影した写真をSNSに掲載させるだけでパチ屋の営業になる。

でもさ、俺達プロアマ問わず目指す所は、雀士の仕事を作ることじゃないか。パチ屋のゲストを多く取る事ではないのではない。

それだったら、麻雀業界とMリーガー個人が多少リスクを背負ってもファンと本人そして麻雀業界のためになる仕事をした方が良いのではないか?

以下、具体的なこれってチャレンジしたらどうかという話を乗せておく。


1.Mリーガーとの高級会食

1.対象者
  高収入。お酒や美食好き
2.イベント内容
  Mリーガーや運営プロと都内でお食事
3.参加費用
  3万円/1人
  コース以外のお酒の注文は、個人で注文時精算。
  (内訳:飲食代1万5000円 、ゲスト代:1万5000円)
4.イベント実施人数
  最低:20人~最大30人
5.詳細
 牛宮城や和牛マフィア、その他20~30人でコース料理を食べて飲食ができる場所にMリーガーと運営プロと都内で食事とお酒。推しMリーガーと美味しい食事とお酒を楽しもう。
6.粗利
 20名:30万円
 30名:45万円
 ここから、ゲストプロ2人を追加して10万円の経費だとしても、Mリーガー本人には20~35万円は儲けとなる。

GW期間中に都心部で飲食店をキープできるかという問題はあるが、やろうと思えばできるはず。麻雀Barを数時間借り切って高級料理をデリバリーする方法でも良いだろう。

2.Mリーガーとの会食

上記1と似たパターンだが、食費を8000円程度ゲスト費用7000円として、1万5000円のイベント代でファンと会食

例えば、40名ファンが揃えばゲスト費用28万円が粗利となる。
若手運営プロ1~2名をお願いしても、概算で20万円の粗利となる。

3.Mリーガーと遠足

1.対象者
  会費を支払ったファン
2.イベント内容
  Mリーガーや運営プロと都内大型公園に遠足やBBQ
3.参加費用
  1万円/1人
4.イベント実施人数
  最低:20人~ 最大30人
5.詳細
  昭和記念公園などの大型公園に、Mリーガーと運営プロとブラリ散歩。
  自然に囲まれた場所で2ショット撮影や全体撮影
6.粗利
 20名:20万円
 30名:30万円
 ここから、ゲストプロ2人を追加して10万円の経費だとしても、Mリーガー本人には10~20万円は儲けとなる。


具体的な例として示したイベントは、Mリーガーが日程取りと企画を確りして、事前入金を確りして最低決行人数さえ抑え、運営麻雀プロ2名前後を確保すれば実現可能な案ばかりだ。

Mリーガーがパチスロやパチンコをしに行く位ならば、上記のように労力をかけて、企画と運営を考えてファンと麻雀業界にとってプラスになる仕事をして欲しいと思うのは自分位か?

パチンコやパチスロのイベントに参加する位だったら、オンレ雀荘店に堂々とゲスト入りした方が未だマシじゃないのと思います。

スロットやパチンコのゲストって、パチンコ・パチスロライターとか売れない芸能人や芸人に任せておけば良くないか?

それよりは、Mリーガー自体が面白いイベントを主体的に計画して、運営してファンにも自分のためにも、そして麻雀界、更には麻雀界の後輩達にもプラスになる仕事をやるべきだろう。

正直、そのような事を真正面から勝負できているMリーガーって女性だと伊達・岡田・瑞原選手なんよ。男性では、小林剛・鈴木優・仲林圭・渋川選手らも全うな仕事をしているように感じる。

麻雀業界で1日20~30万円のゲスト費用がある案件は早々ないのは理解できるのだが、麻雀界に繋がる仕事にチャレンジして欲しい。

逆に言うと、Mリーガーのネームバリューで賭け事ばかりのお仕事している人ってどうなんだろうと感じ、このnoteに書き残します。


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