俯瞰する言葉
桜が満開だった春先も気が付けば、あっという間に新緑の季節になっている。4月1日から既に1ヶ月が経とうとしている。
この時期の1ヶ月というのは、社会で新入社員が同期達と研修をしていたり、先輩方の下に配属が決まりOJTが始まる時期だろう。
若い人達の夢ある人生とその前進には、温かく見つめていたい。
先日、私の日課である洗濯のために地元のコインランドリーに出かけました。私のマンションは古くて最新の洗濯機や乾燥機が残念ながら置けません。今の場所に引っ越してからは、週最低2回は洗濯しにコインランドリーに出かけている。
幸い最近のコインランドリーは非常に綺麗であり、休む空間デザインも優れており、比較的衛生的に保たれているので助かっています。
ある日の天気の良い日に、いつものコインランドリーに着くと、地元の70過ぎのお婆様が洗濯をしていた。何やら布団一式とシーツを拡げ、まるでこの場所が自分の場所だと謂わんばかりの雰囲気を醸し出していた。
パッと見た瞬間に苦手な婆さ様と感じた。
後ろ姿がホラー映画貞子のような見かけで、服装も何か時代にあっていなかった。その上、衣類を畳む机にシーツを全面に置いていた時点で、自分の中で関わりたくない人種と認識した。
しょうがない、今日は座って休めないけど散歩と買い物迄行くか。
普段は、ソファーのような椅子に腰かけて音楽を聴きながらスマホで色々な情報収集をするか、ウトウトと仮眠する感じですが、先のような先客がいる隣には座りたくなく、洗濯機に衣類を入れて近所の公園に散歩に出かけた。
そして、散歩が終わりコインランドリーに戻り、洗濯機を乾燥機に入れ替えて30分300円を入れて買い物に出かけた。
買い物をして、乾燥機の終わる時間丁度にコインランドリーに10分前に戻ると時間が何故か20~30分程度伸びていた。
それに気が付くと、椅子にいた貞子にの婆様が、
「ゴ、ごめんなさい。下のだと思って200円入れてしまったの。」
確かに自分の下の段に布団が目一杯入れられていた。こっちの乾燥機は、毛布位なら入るけど、布団は大型の方でやれよと思った。大型の洗濯・乾燥機は1回洗濯するのに1000円係るので、衣類が多い家族の方や布団などを洗濯するケースが多いです。
逆に、洗濯機と乾燥機それぞれを利用する場合には、1人暮らしの方やちょっとした小物を洗う時に利用されている。どう考えても、乾燥機ぶっ壊れそうなほどに布団を入れてパンパンだった。
そして、一目見て状況が直ぐに分かった。
私の方は、1人暮らしの衣類だけで始めの300円だけだったが、婆様が料金を追加していると私の方が時間が長くなっていた。即ち、私の方は30+20分という感じで、婆様の方は布団を乾かすのには全然足りない20分程度になっていた。
どう考えても、布団を乾かすのには、後30~40分(300~400円)不足している。それが、私の上の段に入金してしまったために200~300円不足してしまったのだと思う。
だから、態々入金した金額を自分に伝えたのだと思う。
自分としては、乾燥機を回す前に婆様間違って200~300円入れ間違えした場合には、自分の両替した金額を入金分渡していると思う。流石に目の前でただ乗りする訳にはいかないので。
それが、洗濯が終わりかけた頃にご入金されたものは、知らないとしか言えないだろう。
私「いいですよ。気にしないでください。」
といって、再度コインランドリーを出て10分程度時間を潰した。
そして、自分の入金した時間通りに戻ってくると、気が付けば乾燥機が全て回っており、新しく入店した別の婆様が乾燥機の前で待っていた。
それに気がついた自分が、早く畳まなければと感じ、乾燥機に寄った瞬間に先にご入金した貞子似の婆様が自分に声を掛けてきた。
「早めに出した方がいいわよね。早く終わらせた方がいいわね。」
ブッチン。プッチンプリンを開ける音が脳内にこだまする。
私「貴方に私が入金した乾燥機の開閉に、貴方に指図される覚えは有りません。誤入金したのは貴方の勝手でしょ。黙りなさい。」
私は、誤入金した婆様の容姿や様子からそのような事があると事前に感じて、自分の入金した時間通りに洗濯物を取りに来た。
洗濯物が乾燥し過ぎで痛むのも嫌だったたし、超過入金した金額分を利用すると何を言われるかわからないのが嫌だったから時間通りに洗濯物を回収しにきた。
私が少し、怒り気味に婆様に返答した理由を少し語りたい。
初めてお会いする方とのコミュニケーションにおいては、
1.素直な自分を表現する。
2.相手の気持ちを考える。
3.相手・第3者の目線を踏まえてどう自分が見えるか考える。(俯瞰)
仕事を円滑にしたり、遊び仲間とのコミュニケーションを高めるために重要です。
そして、私の起きた出来事を振り返ると
婆様がなけなしの金をご入金する。
婆様が恩着せがましい発言をする。
婆様が更に恩着せがましい発言をする。
相手への思いやりもないし、俯瞰して自分の発言でどのように人からみられるかという考えもゼロ。あまりの恩着せがましさに声が出てしまった。
更に何日かして、このnoteのネタとなった。
若い方々にお伝えしたかった事は、
1.嘘偽りの無い素直なコミュニケーションに心掛ける。
2.相手の気持ちを考える。
3.総合的に考えて自分の行動と発言を第3者目線で行う。
この3つを考えながら、発言するだけでも慣れれば相当優秀なビジネスマンになれます。最初は難しいので、1.素直さを大切にしていけば良いでしょう。
慣れてきたら、脳内で高速に考えるとクレバーな言葉と行動が自然とできるようになってきます。
日本語って、間合いや発言の仕方で思いも寄らない誤解を生んだり、自分とイメージしていた事象と異なる方向性になってしまったりしますが、若い人が積極的に発言する方をお勧めします。
その中から、自分と周囲の人との円滑なコミュニケーションスキルが身に着けるので、若い人達は周囲の評価や下らない評判に怖気づかずに頑張って欲しいと思っています。
日本語って面白いですね。
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