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Mリーグ2024-25 レギュラー第2週

Mリーグ2024-25 レギュラーシーズン第2週は、先週の素晴らしい数多くの試合とは裏腹にダラケた仲間内の試合が多かったように感じる。

そんな中、たった1人気を吐く漢がいた。


1.総評

  • セガサミーフェニックスに躍動

  • セガサミーフェニックス竹内元太 デビュー戦2連勝

  • セガサミーフェニックス 浅井 堂岐 デビュー戦

  • KONAMI麻雀格闘倶楽部 伊達朱里紗 恐るべし

2.チームポイント

1.フェニックス 108.8 pt (↑2)
2.麻雀格闘俱楽部 91.6pt(↓1)
3.Pirates 49.1pt (↑1)
4.ドリブンズ 45.4pt(↑1)
5.雷電 -13.2pt (↑2)
6.風林火山 -16.2pt (→0)
7.サクラナイツ -50.4pt (↓5)
8.ABEMAS -102.6pt(→0)
9.BEAST -132.5pt(→0)

3.チーム状況

3-1.セガサミーフェニックス

竹内 元太 Mリーグ界を蹂躙
浅井 堂岐 攻撃参加率と逆転力

最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する竹内 元太プロは、自団体最高峰のタイトル『最高位』を現在2連覇中です。最高位には、現セガサミーフェニックス監督の近藤 誠一プロやPiratesの鈴木 優選手、セガサミーフェニックスの醍醐 大 選手、村上 淳プロなど歴代の雄が名を連ねれています。

Mリーグ入りの期待が高い竹内プロが満を持して、Mリーグ2024-25よりセガサミーフェニックスの新規加入されました。鈴木優・仲林圭・醍醐大など著名選手達でも、Mリーグのデビューイヤーは非常に苦労されている。

そのようなMリーグという大舞台で、竹内選手の活躍が非常に期待されるデビュー戦となりました。

2024年9月23日(月) 第1試合 滝沢・白鳥・竹内・瀬戸熊戦。対戦カードはMリーグを長年支えてきており、Mリーグの経験豊富な中堅・大ベテラン選手ばかりです。

滝沢選手の先手リーチ、瀬戸熊選手の鳴き仕掛けによる攻撃を回避しうた上で、カウンターリーチで競い勝ち嬉しい初アガリとなった。

これを機に竹内元太選手の数多の攻撃が留まらず、デビュー戦初勝利を完璧な内容で勝ち獲った。攻撃・守備・速度・手役・ドラなどに拘らず、場況と選手の攻守を鑑みた上でアガリ率が高い若しくは打点が似合う手で勝負をすし、リーチ・ダマ・鳴きの判断も秀逸であり超自然麻雀・超タイタン麻雀を披露した。

竹内元太選手は、佐々木・堀・多井選手に匹敵する位の強さがあります。

雀風としては、Abemasの多井選手に近いでしょう。ここ数年の多井選手は守備気味に構えているのですが、それが攻撃に比重が若干高めに感じる状況でしょう。

そして、竹内選手の2試合目も運の強さも有りましたが、これまた完勝の内容で完封しました。デビュー1年目での2連勝は圧巻です。

更に、ヒーローインタビューで画面越しにガッツポーズをしたり、手を振ったりと純朴さと天然さが遺憾なく発揮され、Mリーグ好きな麻雀キッズ達に大人気となるでしょう。

近藤誠一監督が引退されてから、力強い大黒柱が不在だった点がセガサミーフェニックスの最も弱点だった所でしたが、竹内元太選手は近藤監督のように新生セガサミーフェニックスの輝ける大黒柱になるべきでしょう。

浅井 堂岐 筋肉麻雀

攻撃参加率が非常に高く、気が付けば本田選手と筋肉麻雀対決の殴り合いとなっていた。オーラスの点棒状況から高宮選手の3着浮上が現実味があり、デビュー戦4着も止む無しという雰囲気から突然の、、跳満自摸による2着浮上を実現させ、筋肉麻雀の恐ろしさをファンに見せつけた。

竹内・浅井2選手のデビュー戦を視聴させて頂いて、新生セガサミーフェニックスは優勝がガチで狙える位強くなりましたね。問題は、今のメンバーで誰1人修羅場をくぐり抜けて牽引した経験が無いので、その経験不足だけが唯一の弱点だろう。その点をチームワークで補ってやり切るしかないだろう。

今週の茅森選手の出来が少々ガサツだった。竹内・浅井という頼りになるチームメイトが参加して、安堵したという感じが卓上に溢れでていた。4着目の麻雀神を怒らせ、4着に叩き落とされたのは少し内容が残念でした。
セガサミーフェニックスが優勝するためには、今週の茅森選手のような取りこぼしは本当に駄目です。

他チーム特にPiratesは、4選手が小林剛イズムを継承しており、最後の締めまで気を抜かないし目の前の着順を必ず取り切る強さがあります。

それにしても、新生セガサミーフェニックスの活躍は期待大です。

3-2.麻雀格闘倶楽部

伊達 圧巻の一撃

今週の麻雀格闘倶楽部は、先週の佐々木選手と伊達選手の活躍により、高宮選手ご自由にタイムを確保する事ができた。※.ご自由にタイムとは、チームポイントに拘らず元気にいつも通りの麻雀を披露する事を重きを置いています。

そのため、チームは高宮選手の初トップ目指して高宮選手を2登板させた。

巨人の強烈な東単騎のダブリー

運も味方にする巨人に、あわや地和が発生すると思われた直後そのまま東単騎でダブリーが入る。ダブ東を微かにみていた高宮選手が東をリリースすると、裏ドラも乗せれられ跳満放銃となった。

高宮選手は、今週非常に健康的と整った精神状態で参加できていただけに不運な展開には悔しい週となった。

伊達渾身の一撃

待ち枚数 な、7枚~!?

他家に手が入り重めのアガリで削られる展開となった南3局。9,700点持ちの4着目。7枚も待ち枚数があればほぼツモると考えられた中、捲られた裏ドラ表示牌には🀄︎ が表示される。伊達選手は、初戦の初トップも立派でしたがこの試合もお見事な後半の巻き返しです。
圧倒的な不利な状況から、南3、4局の2回のアガリを物にした伊達選手が2着へ浮上した。このような着順アップは、積み重ねると非常に大きな差となります。今年の伊達選手は、MVP争いに参戦する気概が見受けられます。

3-3.Pirates 

仲林 好調な滑り出し

仲林選手は、週末に2連投した上で2着、1着と非常に安定した自身の開幕を迎えました。身体絞ってきているだけ有って、本田・竹内・浅井選手にも引けを取らないイケメン筋肉麻雀を披露しています。

Mリーグ7年目は、心技体を鍛えた選手が輝く時代のように感じます。

僅か4試合ですが、Piratesらしくトップ2回を確り確保できており、マイナス域に突入しても直ぐに誰かがトップや連対で回復してくれます。やっぱり今年もPiratesは強いチームです。

3-4.赤坂ドリブンズ

渡辺 太  初勝利

2024年9月26日(木) 第2試合 伊達・黒沢・茅森・渡辺戦。開局跳満をアガリ優位な展開になると思えば、Mリーグを代表する姫達の剛腕ぶりに気が付けばオーラス時点で全員集合状態を迎える。判断ミスや手牌の方向性を間違うと簡単にラスになる状況で盤石な親リー三面張でツモあがり。

先週の大敗で少し心配された渡辺選手でしたが、充実した選手に競り勝つ強さを披露して、今年もドリブンズを下支えする活躍を期待できる1勝だ。

3-5.雷電

本田 朋広  表紙の重み

Mリーグ2024-25レギュラーシーズンのポスターに初めて起用された本田選手は、三暗刻ドラ5の倍満をツモりあげ浅井選手との筋肉麻雀対決を制した。本田選手は、三暗刻・四暗刻などの縦重なりの手役が発生した時の選択が非情に上手いです。

今期の雷電を牽引すべく、隠れ筋肉王子の活躍が期待されます。

3-6.風林火山

松ヶ瀬・勝又  ディリーダブル

9月24日 第1試合 内川・瑞原・松ヶ瀬・猿川戦。この試合は松ヶ瀬選手の南3局の1本場2本場のリーチが場を制した試合だった。1本場2本場共に松ヶ瀬選手の手は打点の低い愚形リーでしたが、本日まで積み重ねた松ヶ瀬ブランドが活きている。

松ヶ瀬、親リー、代々満貫 この積み重ねが他家のイメージに染み付いており、ヤンチャなカウンターをできる選手が居なかった。この打点が低く愚形リーチをツモり上がった事により3本場の本手に繋がった。

今年の松ヶ瀬選手は、チームの顔指名されているのでやる気満々です。

更にチームの大黒柱である勝又選手も非常に切れのあるトップを獲り切り、Mリーグ2024-25初 デイリーダブルを他チームに先駆けて決めきった。

3-7.サクラナイツ

W川の奮闘が必要

内川幸太郎選手と渋川難波選手のトップが必要です。渋川難波選手は、展開に恵まれていないだけで大物手をチョイチョイ上がった上に内容的にも上昇してきています。

堀選手のトップではなく、内川・渋川・岡田選手のトップを早めに獲れるとサクラナイツが上昇する切っ掛けになると思います。

3-8.渋谷Abemas

チョンボ星人!?

多井選手がチームを鼓舞するために気合いの2連闘。1試合目は盤石のトップを獲り切ったが、2試合目はまさかの多面張待ちのチョンボが発生する。折角1試合目のトップが、2試合目終了時点に何故かお笑いに変わる。

興行麻雀が非常に色濃く出た2試合だった試合。竹内元太選手の卓上での真剣な眼差しを真摯に受け止めて欲しい。

3-9.Beast

猿川 踏ん張り所

9月24日 第1試合 内川・瑞原・松ヶ瀬・猿川戦。少ないチャンスを踏ん張りながら、オーラス最終局に2着浮上の足掛かりとなるリーチ純チャンの親満確定となる。不運な事に、道中に6pが河に並べられ2p切りで36p待ちが濃厚な内川選手に松ヶ瀬選手が見事な差し込みとなる。

6pではなくて違う牌手であれば、松ヶ瀬選手も親の猿川選手に迂闊な牌を切り切れない。内川選手の36p聴牌、猿川選手の河の6p、松ヶ瀬選手の内川選手に跳満放銃してもトップという3条件が重なり猿川選手の作品が成就できなかった。

猿川選手は、初戦2戦目と厳しい展開と着順を引いてしまったが、チームがボーダーを超えるには猿川選手の上昇が期待される。

4.今週のMVP

・セガサミーフェニックス  竹内 元太
   Mリーグを蹂躙した内容は圧倒的でした。 今週のMリーグは、竹内元太 Mリーグ初参加Weekであり他選手の飲みほした。佐々木選手と並び開幕2連勝となり来週以降の佐々木・竹内選手の連勝具合も期待したいです。

・麻雀格闘倶楽部  伊達朱里紗 
  先週の開幕初日と完璧なトップ、そして今週の我慢の展開から終盤2発の一撃と今期も麻雀 is DATE という威風堂々さを見せつけています。

5.その他

時代は筋肉へ

竹内元太選手の真剣な眼差しと、本日まで培ってきた麻雀の技術の高さと視点が偏らない強さを非常に感じ取れた1週間でした。

麻雀は心技体となる時代が必ず来ている?もしくはそのような時代が来るだろう。技術 = 麻雀の技術 精神 = 健全な精神・人間性 体力=‘健康な身体作り。これをやり切る人がMリーグで沢山増えて、他スポーツ業界に負けない選手の魅力が増えるとより人気がでると感じました。

また、今週は勝てない女性選手に上級者選手がご指導する麻雀や、仲間内の麻雀が多かったように感じます。そのような興行的な指導麻雀や仲間打ち麻雀が見え隠れするMリーグは、余り発展を感じません。

竹内選手のように真摯に真剣にMリーグの試合に取り組む姿勢が重要だと思います。卓上では鬼の形相で真剣な姿を披露し、ヒーローインタビューなどの卓外では穏やかな姿を披露する。このギャップが多くのファンを取り込むと思います。

来週の見どころは、
・未勝利戦 初トップを掴み取ろう。
・佐々木・竹内 開幕連勝記録の行方
・セガサミーフェニックスはトップ堅持できるか

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