ネット麻雀が繁栄しない理由

コロナの影響でインターネットを利用して麻雀をうつ機会が増えたユーザーが多いと思います。私はリアル麻雀で25連勝以上トップを獲ったことがあり、20歳代は自分が日本一強いと思っていました。

だから新しく出現したインターネット麻雀はついつい手を出してしまいます。これは悲しい性です。

私が過去一番対局したのがアーケードゲームの麻雀格闘俱楽部です。初代がゲーセンに出現したおりには、麻雀を完全に辞めていたのに、そして仕事が糞忙しかっったのにも関わらず週末になれば朝10時からゲーセンに駆け込み、100円玉を積み重ねて対局を鬼ほど打ち(帰る時には夜0時)、世の中にとって価値の全く無い黄龍の玉(金玉)集めに燃えていました。なんやかんやで7代目まで通算3000個近くの金玉を集めたのは流石に呆れました。

そんなIDも全て消去しました。

理由は、確か何かの全国大会で100位に位置づけていた時に後1勝大きな勝ちを獲れば1位になるというのがほぼ確定していた折に、不自然な掴まされ方をした時に初めて「これやってるな」というに気が付き、目が覚めたからです。

その時に所詮運営側が課金をばらつかせたいロジックが埋め込められたプログラムの世界に泳がさられる自分に異常な虚しさを感じた記憶があります。

過去自分がやってみたインターネット麻雀の勝手な順位付けをすると

1.KONAMI 麻雀格闘倶楽部(アーケード)

課金がある程度均等になるためのロジックは間違いなくありますが、理不尽な鬼ロジックが少ない為、比較的にリアルに近い配牌と牌の流れを楽しめます。グラフィックや演出も秀逸であり、ネットワークもかなり高速なので黄龍戦は比較的ハイレベルな麻雀が楽しめます。

ただし、1日8時間程度打つと1日で5000円前後溶けます。フリーで打つより場代は安いと思いますが、インターネット麻雀として捉えるとやはり割高感があるのがネックです。

携帯のモバイル版もありますが、アーケードとは別物です。

2.セガNET麻雀 MJ(アーケード)

こちらはちょっただけ触れた感じです。麻雀格闘倶楽部より牌の配り方や流れに不自然さを感じ、嵌らなかった記憶があります。但し、演出や回線の高速さは秀逸です。麻雀格闘倶楽部と同じで1日8時間程度打つと1日で5000円前後溶けます。

3.天鳳

天鳳の良さは20日540円程度の超低価格で麻雀が楽しめる所。但し、トップを目指す麻雀ではなくラス回避ゲームなので、トップを目指す人達にとっては苦痛この上ない。

ロジックが満載で、配牌が悪く、ツモも悪い鬼ロジックが存在するので、天鳳位になるには、普通では考えられない守備力がマストになります。筆者は2ヶ月程度六段になりましたが、何か違うなと思ったので、辞めました。

ロジックが多すぎてとてもじゃないが麻雀を打った気がしない。だからこそ六段以上の対局を継続しているプレイヤーはある意味尋常じゃない心を持っていると思う。

4.雀魂

1ヶ月程度で雀豪1になりましたが、もう辞めようと思います。 

東風で平均順位2.2~2.3位を順調に維持したときは、無料で最高に面白いと思っていたのですが、そこからが地獄のはじまり。雀豪の東南場では、プログラム用の捨てアカが多数存在し、人が集まらないと無条件に不条理PGMが発動したCPU戦に強制される。

雀天になるには重課金が必須になり、今後も課金によってユーザーを振り分けるロジックがジャンジャンリリースされると思うので、運営側が改心しない限り課金ゲームのままです。

無課金の暇つぶしには良いアプリですが、麻雀で強さを証明するためのアプリとしては手をつけない方が良いでしょう。流石に東風100局程度で自分がトップ目で5順前後で四暗刻で逆転されるケースが4,5回発生したら「ロジック有」と分るは。笑えるのが課金ユーザのリーチ1発ツモが得意技。

良い所を挙げるとしたら、ドラ爆ロジックは今の所存在していない。(裏ドラ、カンドラで無理やり下手な課金ユーザーの手を高くするロジック。)

本題に戻そう。

将棋や囲碁のインターネット対局は糞レベルが高いです。私は囲碁で県代表(都だとベスト4~8辺り)の力量ですが、インターネットでは全国クラスやプロ棋士、院生(プロの卵)クラスと真剣対局が楽しめます。

ガチンコ勝負なので、インターネットでも真剣勝負が楽しめ、その対局によるプロセスは自分に必ず返ってきます。1局でも無茶苦茶勉強になります。

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それが、インターネット麻雀は運営側の拝金主義が酷すぎて、どの運営者が対応しても課金配牌ガチャゲーになる運命になる。

サービスリリース時は好評で普通のロジック(配牌決め)なのだが、ユーザーが飽きて課金が少なくなると、手を無理くり高くする派手さを好むようになる。

サービスの収益を決める部課長クラスが収益の予実を前年度対比で算出し、雇っているプログラマー、外注に売上を確保するための派手さを要求する。するとアバターや演出に課金の範囲の留まらず、必ずゲーム性に手を加えてしまい、本来ある麻雀の面白さを全てブチ壊す。

因みに麻雀の完全先付けのランダムプログラムはプログラマー1年生でもとても良いものが作れる。各いう私も1度プログラミングして作った事がある。何もロジックを入れない配姿は美しい。

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麻雀業界がもったいないのが、日本一のインターネット麻雀を1つ麻雀業界全体で構築すれば、麻雀業界全体が盛り上がるのに、各団体と各運営団体の拝金主義により個々それぞれで作るからインターネット麻雀がガチャ化してしまい他競技より愚だらないゲームが多数できてしまう。

多数できるからユーザーがいつかない。

やるべきことは、ロジック不要完全ランダム、全会員、全プロのレーティング管理。これにより日本の全ユーザーが参加したくなる唯一のプラットフォームができたら麻雀流行ると思う。そしてCPUではなくディープラーニングや強化学習された麻雀AIとの対局。

夢みたいな世界だよ。

藤田社長が声がけして、KONAMIとセガが手を組んで、全団体が手を組めばできそうな話なんだけど俺が生きている間に見る事は無いか。




















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