身近なコトから理解する インクルーシブ社会の障害学入門ー出雲神話からSDGsまでー水内豊和著 を読んで2

前回の続きです↑
まずはじめに・・・ずっとインクルーシブではなくインクルージブと濁音を多く書いておりました!!恥ずかしい。
この記事のみならず、ずっとインクルージブだと思い込んでいたという。

・・・気を取り直して、後半です。
後半はサクッといきたいと思いますが、改めてこの本に出会えて良かったと思いました。
各章ごとに課題も出て、読者に調べたり考えたりするきっかけを与えてくれる本です。

全てを読んでみて、理解できたかどうかわかりません。
ただ、障害はこれからの世の中、ICTの開発や活用が進めば、
障害は障害ではなくなるということが、私はまだぼんやりとですが理解できてきました。
その人のできない部分を補う道具が出てきているので、それをどう活用していくか、その活用をうまく支援できる体制が整えば多くの人の活躍する場ができる。
障害があると守られることが多く、時にもどかしく感じることも多そうだと想像できますが、今の世の中工夫次第でできることが沢山ある。

人は「役に立っている」と感じることが生きているということの実感につながるものです。子どもでもご年配の方でも。

そのためにも、社会の障害者への正しい理解を深める必要がある。
そして、障害者に対する学校段階からの合理的配慮の提供は欠かせない。

◆障害の正しい自己理解◆
例えばうちの息子は得意不得意が激しく、漢字は苦手です。
以前はそのことで自己肯定感が低く、すぐやる気をなくしていましたが、この数ヶ月で、漢字やアルファベットは苦手。でも算数(計算)は得意。暗算は得意。と言ったように、区別して捉えられるようになってきました。それによって全体的に意欲的になってきたと感じます。



将来の可能性については、進学の受験や資格試験。
それらにはすでに条例があり、条件を満たせば合理的配慮がある上で受験できるということを知っているだけでもハードルが下がります。

発達障害、知的障害児・者は、家庭や学校でのネガティブ体験に加えて、障害の診断や障害者手帳の取得、進路選択において、自己選択、自己決定への意思の尊重がなかなかされにくく、本人の自己理解に後々まで影響を及ぼすことがある。

身近なことから理解する インクルーシブ社会の障害学入門


この本を読もうと思ったきっかけは、インクルーシブ教育について、国連からの是正勧告と日本のインクルーシブ教育の方向の差をすごく感じたからでした。私はまだ国連の是正勧告の内容、諸外国のインクルーシブ教育の制作内容や現状、日本のインクルーシブ教育の政策の内容について調べていない状態で、どういう形が理想なのかまだ答えは出ていません。ただ、この本からたくさんのヒントをもらったと感じます。手元に置いておきたい1冊となりました。

そして、私がなぜ、自分の子供が発達障害児であるからとはいえ、この場にインクルーシブ教育の本について書いているのか。
GARDENの仕事と関係ないのではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、家周りを作る仕事は、その家庭に入って仕事をするということ。
人の生活をする場を提案する身として、インクルーシブ社会について学び考えることは、仕事をする上でも重要だと考えて、この記事を書いています。

まだ自分の中に整理ができておらず、メモ書きのようなものですが、
まだまだまとまらないことなので、整理がつかない文章のままですが、
今日は終えたいと思います。



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