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夏草の匂い

この試練はなんでしょうか

神がいるのなら聞きたい。

なんだか思いもしないことも
想像の範囲を少し超えたことも
想定内のことも
どれもこれもがわんさかわんさかお祭りのように
わちゃわちゃと溢れかえってて。

一向に私に安らぎはやって来ない。
まぁ、期日はあるのだけれど。

たぶんね、やってくるのだけれど、確実に。


そんな日々が続いてて
まぁそれもまた人も変化していって
予期せぬことが起きたりしつつ、なんだこれ?って思ってて
そんなんでも再確認したり奮起したり凹んだり凸ったり。
濃ゆ過ぎるこの数年、数ヶ月を早く薄めたい気もする。


いやまた別の案件で来るんだけどね。
それが人生なんだろうけどね。


そんな中で今日。

今日はなんだか1日中 もやっ としていて
不快指数が高いなぁ思っていた。
こういう時は、、、ジャジャジャーン!といつもなら睡眠に逃げるところ。
実はここんとこ、あんまり寝れない。特にお昼寝。笑
今日こそは早く風呂に入って寝るべしと
少し熱めの湯に浸かる。

窓をあけて月を探す。
そしたらね、これまた夜になってもスッキリしない外気と共に
風呂の窓から ふわぁ〜 と夏草の匂いがした。

ああ、夏草の匂いだ。
強く放つそれは

懐かしいような
想像力を掻き立てるような
心が落ち着くような
安心するような
何も変わらないと言いたげなような
大丈夫だ進めと言っているような

そんな匂いだった。

しばらくものすごく吸って吸って吸い込んで
私の中を夏草の匂いでいっぱいになるくらいに
とにかく吸って吸って吸い込んで。

意外と綺麗だったり美しかったり美的なものでは決してなく、
どちらかというと 生々しく泥臭く地に足ついた現実のような、
そういうもの(正確には匂いの話なんだけど)のような気がして、
でもそれが今の私にはとても安心できて心が楽になった。


今はもっと
ギラッギラの太陽の下に強く浴びた光を受けて
呆れるくらいに伸び伸びと大きくなった夏草に埋もれるような状況で
あっぷあっぷしてしまうほどの夏草の匂いを嗅ぎたい。
これじゃあ日焼け止め、塗り直さなきゃだよ〜と言いながら
ダラッダラに汗をかくくらいの暑い中で、とにかく思い切りその匂いを嗅ぎたい。


ああ、こういう想像、大事だな。
書いてみて気が付く。
一瞬、そこに行った自分はとても気持ちがいい。





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