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グレート・ピレニーズがやってきた


犬を飼ったことがない。

残念なことに、実家では私以外は皆、あまり動物が得意ではなくて
金魚とか、カブトムシとか、カメくらいで、
そうそう、ミニウサギと言われて貰いに行って、モルモットだったけど
そのくらいしか飼ったことがない。

犬も猫も飼ってみたいなと思っていたけれど
そういう機会には恵まれず、
今はものづくりの仕事をしていて
商品に毛がつくことを心配しているので、相変わらず迷い中である。


そんな中、近所に引っ越してきたかたが、犬を連れてきた。
それもグレート・ピレニーズだ!

ひと目見たときから、私の「好き好きビーム」がワンコに集中。
ベランダに出て、洗濯を干しているとワンコがまったりしている。
午前中は玄関の前でまったりしているワンコ。
ベランダから手を振り、軽~く声を掛け、また手を振る。
とにかく「好き好きビーム」を発する私。

人様のワンコに、あまり面識もない状態で触れるのもどうかなと
ずーっと我慢していたが、そのチャンスを探っていた。

相方に「どうかな?触らせてくれるかな?」と言ったら
「多分大丈夫だと思うけど、どうなるかわからないな」と。
でもきっと、ワンコには充分伝わっていたと思うんだよね、
私がワンコに好意しか持っていないという事実が。

だって、私だって面識がない人なのに
とても優しい眼差しで私のことを見つめ、会うたびに笑顔で
手を振ってくれたり、「好き好きビーム」を発してくれていたら
悪い気がしないもの。

ある日、まさにグットタイミングで
お散歩帰りのワンコと飼い主さんに出会う。今だ!今しかない!

さりげな~く名前を聞いて、触らせてもらっていいですか?と。
近づいた瞬間、大きなお顔がググッと近づいて、
私の口をめがけてベロッベロに舐め回してくれた。
もはやこれは白熊なのではないかと。
大きな前足で、がっちり私を抱え込んで。
想像を超えた迫力!さすがグレート・ピレニーズ!


「アビィ(ワンコの名前)は親友にはこうするんですよ」
と飼い主さんはおっしゃった。
やった!私は親友に選ばれた!
犬初心者(にもなっていない)の私が
こんな大きなグレート・ピレニーズに認めてもらえるとは・・・。
やはり「好き好きビーム」は有効だった♡


次は新しく出来たこの親友と、お散歩などでも、、、と
またまた密かな野望を抱きつつ、日々暮らしている。







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