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強烈な印象は色褪せない

「忘れられない過去」というのは
何故いつまでもこんなに、色濃く残っているのだろうか。

何度も思い返すからなのか。
その時の自分の心の状態や体調が関係しているのだろうか。

本当に驚くくらい、その時の風や匂い、周りの空気感や色合いまでも
一本のショートムービーに再現できると思うくらい
とても印象深く残っている。

悲しみや怒りの場合もある。
それは何度思い返しても、辛く悔しく悲しい。

喜びや嬉しさの時もある。
再び幸福感に溢れた気持ちが蘇り、心がほんわり温かくなる。

何気ない風景やその人に発した一言の時もある。
その周りの空気感や温度、気配がまた今そこに再現できそうな
そんな感慨深い一瞬の時間。

こういう経験を繰り返し、誰もが生きているのだと思う。
そこでつまずくことも成長することも学ぶこともあって、
また人生が大きく変わることもあるし、自分自身が変わることもある。
まるで化学変化のように。
私をフォローしてくださっている方に「化学の天才」がいるので、
化学という言葉を使うのは憚られるのだけれど。(スミマセン)

人様の経験を文章で読ませてもらったり、話を聞いて
その人の経験をシェアさせてもらうこともあるけれど
やはり自分の経験が1番深く心に残る。

良い経験とか悪い経験とか、それぞれだけど、
それをどう思って、どう解釈するかは最終自分次第だ。
どんなに嫌な経験でも「そこから意地でも何かを掴み取ってやる」
くらいの気持ちを持てたら良いなと思ったりする。
なかなか悪い経験や悲しい経験のときには思えないけどね。

今、父の死の文章を書いているのだけれど
正直、あまりにも自分の記憶が鮮明で驚いている。
細かな覚書があるわけでもないし、
正確な日にちだけは一番あやふやなんだけど
それでもその時々の思った感情や、匂った空気、日差しや冷たい風や
目に写ったものが今でもとても強烈に思い出せる。

父の死は悲しくて辛い出来事だったけれど、
それと同時に、私にとってはものすごい経験だった。
私にとっては奇跡のような瞬間もあったし、人の温かさも知った。
その経験をありがとうと、父や家族、友人、そして私の周りにいてくれた
すべての人に感謝したい。


・・・なんだか自分が思った以上に
その題材が長くなってしまって、これまたびっくりしている。
自分の為に書いているのだけれど、読んでくださっている人には
読みにくくて申し訳ないなーと思いながらも、まだもう少し続きます。


私の人生の、大きな節目のひとつなので
最後まで、思う存分、書ききろうと思います(笑)。



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