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Qartuli of the day #15

こんばんは。今日の内容は
・具作文練習
・佐藤信夫・飯島紀「グルジア語文法」(泰流社)を読む
・疑問詞の復習
でした。

 まずは、確認テスト#6の解答を作っていました。この確認テストは、40の適当に作った日本語の文をジョージア語に訳すというものです。
 ただ、一文一文をジョージア語に訳すとなるとそこそこ難しく、時には文法に従ってやってもコーパスで出てこないこともあり、この作業は二日目ですがまだ13文目です…
 特に「目的語接辞」(目的語の数・人称によって動詞に印がつきます。さらに、動詞自体も活用しますが、その活用形によってはこの印と反応してしまうこともあります。)がつく文となると、数十パターンできてしまい、かつ動詞が母音で始まる時とそうでない時で変わったりするのでかなり大変です。

 しかし、日本語の感覚で文を作ったので、一旦イメージに戻してから、ジョージア語の感覚で表現する必要があり、とても勉強になります。
 たとえば、「どう〜するか」という日本語の表現があります。これはジョージア語ならრითიとროგორがあります。実際この違いについては考えたことがなかったので、こういう壁に衝突できてよかったなあと思います。
 (ちなみに前者は「道具」「手段」が単語で挙げられる(ラジオで、やバスで、というように)場合なのに対して、後者はもっと抽象的な場合に使います。また、雰囲気というか様子を尋ねるときにも使います。)

 さらに、「今日の天気はどうですか」というのが登場しましたが、ジョージア語では「どう」のროგორと「どんな」のროგორიがあり、これまた使い分けが難しいので、かなり考えさせられました。(コーパスの用例を用いて色々推測しましたが、うまい説明は得られませんでした。)
 そういえば、グルジア(ジョージアの旧国名)の略称が具なので「具作文」としていますが、ジョージアに変わったことによって変化したりするんでしょうか…誰が決めているのかよくわかりませんけど


 あと、「グルジア語文法」(泰流社)を図書館で借りたので、それを読んでいました。
 今まで自分はニューエクスプレスくらいしか読んでいなかったのですが、この本では能格の説明がかなり違くて興味深いものでした。また、造語法についてもかなり詳しい説明があったのでまた借りて読もうと思います。Amazonのレビューでは「文法の列挙」ということであまり評価はされていませんが、私はまさにそれを求めていたのでよかったです。良い本ですよ。特にジョージアの街中の写真がたくさん載っていますし、冒頭にある筆者の体験談も面白かったです。

 少し長くなりましたが、今日編集したテスト#6を載せます。(もう12ページ!)他のファイルも編集し、更新しました。


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