【S9最終13位 レート2131】アッテイ流脳筋アタック


【構築経緯】

 最強のキョダイマックスのラプラス+最強の火力を持つウオノラゴンを組み合わせればあまり考えないで勝てると考え構築。またダイジェット環境ということもありトリックルームが環境に刺ささっておりトリルミミッキュを採用しこの三体を軸として構築を組んだ。考えることが苦手の為、考えないで勝てようなパーティを頑張って考えた。残りの3体はほとんど見せポケであり正直なんでも良い。ラプミミノラゴンで重たいポケモンが出てこないように祈るのみ。

【個体紹介】

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ウオノラゴン@こだわりハチマキ 性格:ゆうかん 特性:がんじょうあご

技構成:エラガミ/げきりん/まもる/みがわり

197(252)-156(252↑)-126(4)-×-100-85(↓)

 本構築のエースであり選出率95%以上を誇る最強ポケモン。基本的にはトリックルームから展開するエースポケモンでありダイジェット環境では猛威を振ってくれた。後述するキョダイマックスラプラスのダイストリームと組み合わせることによって先制エラガミの火力は威力85×タイプ一致1.5×先制2×がんじょうあご補正1.5×雨1.5×こだわりハチマキ1.5=860という夢のような火力を現実にすることができる。並大抵のポケモンでは受けきることは不可能でありエースバーン、トゲキッスというアタッカー型のポケモンたちをカモにしてた。

 また本個体は素早さに下降補正をかけているにも関わらず個体値をVにしている理由は激戦区60族をトリルを貼らずに上から叩く為である。具体的には環境に多いポリゴン2、ジバコイル、ニンフィア、ピクシー、アシレーヌの素早さ無振りの実数値が80である。環境に実数値84のポリゴン2が流行ったことから個体値は下降補正をかけVにすることが最も適正と判断。最遅で使用しても良いがトリルのターン調整が非常に難しくなる。

 技構成は最大打点のエラガミ、水半減で竜抜群のドラパルトやサザンドラに対にして最大打点となるげきりん、後述する呪いミミッキュと相性の良いまもる、みがわり。この4つで完結しておりこれ以外は考えられなかった。呪い+身代わりの相性がとてもよく、この技に助けられる場面が何回かあった。ちなみにダイマックスレベル0であるが後悔した試合は一つもなかった。

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ラプラス@ひかりのねんど 性格:ひかえめ 特性:シェルアーマー

技構成:ぜったいれいど/うたかたのアリア/かみなり/フリーズドライ

205/×/132(252)/145(212↑)/115/85(36)

※キョダイマックス個体

 本構築の初手要因で初手選出率90%以上。最強のキョダイマックスであり攻撃しながら壁を貼れるというぶっ壊れ性能。とりあえず初手に投げておけば一定以上の仕事はしてくれる。ウオノラゴンを無理やり後出しするためにひかりのねんどを持たせたが、対面性能を上げるじゃくてんほけんも一考されるところ。素早さラインは後続のウオノラゴンとの相性を考え実数値85。このラインは絶対でありラプラスより早く動けばトリル展開へ、遅く動けばトリルを貼らずにウオノラゴンを出すことができる。キョダイマックスすることで大体の攻撃を2回以上耐えることができ、相手のポケモンを一体以上倒すことができる非常に強力なポケモンだった。ポリゴン2やハピナスなどの耐久ポケモンが後出しされる確率が非常に高いが、それを見越して雨+ウオノラゴンを展開できれば大きなアドバンテージをとることができる。技構成はキョダイセンリツの威力が高く、困ったときにワンチャンとれるぜったいれいど、命中安定でありみがわり貫通できるうたかたのアリア、ダイマックス時水タイプに抜群をとれ雨状態との相性が良いかみなり、命中安定+タイプ一致で幅広く打てるフリーズドライの基本わざ4つで戦った。選出時明らかにラプラスを投げれない場合を除いて何も考えず初手にだしていた。

 特性はシーズン序盤は昨シーズンの流れからでんじは型のドラパルトやミミッキュが多かったことからうるおいボディで採用していたが圧倒的な耐久力から被弾数も多く、急所で負けることが増えたため運負けしない為にシェルアーマーにて採用。自分の個体は自覚の塊で急所を引いて負けることなどないという方にはうるおいボディ、またはちょすいをお勧めする。

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ミミッキュ@きあいのタスキ 性格いじっぱり 特性ばけのかわ

技構成:じゃれつく/かげうち/トリックルーム/のろい

162(252)/156(252↑)/100/×/126(4)/116

 ばけのかわが弱体したことに気が付かず永遠にきあいのタスキを持たせたというわけではなく、御三家のキョダイマックスやドリュウズのかたやぶり対策で採用した。壁を貼って展開するものの、ダイナックルや無理やり積まれた際に非常に役に立った。まず考慮されることのない持ち物であり、本構築で採用するにあたりきあいのタスキ以外は考えられない。

 技構成は最大打点となるじゃれつく、先制技のかげうち、構築の肝であるトリックルーム、トリルターンを無駄にしないのろいで完結。性格がいじっぱりで使っているのはラプラスで初手ポケモンを落せなかった際に上からじゃれつくを打てるように素早さに下降補正をかけずに採用したが、トリル後でも耐久振りミミッキュと同速となることがあったため下降補正をかけても良かったかもしれない。ちなみにダイマックスレベルは0であるが後悔した試合は一つもなった。だがダイマックスアメを与えない理由は一つもなく完全に妥協した。ミミッキュにはこの場を借りて謝罪したい。

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エースバーン@いのちのたま 性格:ようき 特性:リベロ

技構成:かえんボール/とびひざげり/ふいうち/とびはねる

155-168(252)-95-×96(4)-188(252↑)

※キョダイマックス個体

 見せポケ枠その1。製作者になにを思って生み出してしまったのかを問い詰めたい。メガガルーラから一体なにを学んだのか、自分の胸によく聞いてみてほしいと言いたいくらい環境に多かった。とりあえず入れておけば役に立つかもと思い採用したが明らかに刺さっているパーティ以外には選出していない。が、それでもやはり強かった。ラプラスをどうしても投げなれない場合に代わりに出すことがあったが初手ダイマックスでそのまま勝ちを決めてくれることもあった。構築でいかくギャラドスが重たいことから特殊型にて採用しようとも考えたが汎用性が低そうなことから断念。

 技構成は最もメジャーで汎用性の高い4つを選択。命中不安技が多いが基本的にはダイマックス前提で選出しており、外して負けるということはなかった。

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ゴリランダー@グラスシード 性格:いじっぱり 特性:グラスメイカー

技構成:グラススライダー/10まんばりき/つるぎのまい/ドレインパンチ

192(132)-187(196↑)-124(108)-×-91(4)-114(68)

※キョダイマックス個体

 見せポケ枠その2。グラススライダーとかいう先制技がおかしいことに製作者側は誰も気が付かなかったのだろう。今回の件を反省し次回作では全うな調整をしてもらいたい。

 天才が考えた調整を丸パクリしており細かい調整意図は不明。そもそも基本的には見せポケでありHAぶっぱでもよかった。こいつの主な役割はトリトドンやガマゲロゲといった草4倍弱点を選出させないこと。ゴリランダーを入れてから全くと言っていいほどでてこなくなりいい仕事をしてくれたと思う。対受けループ等に選出することがあり、つるぎのまいを積んでしまえば3タテも狙える為、完全な見せポケではなかった。草技がグラススライダーしかないものの火力は十分であり、ダイマックスすることによって威力160になる為選出した試合で火力不足を感じた試合はない。

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ポリゴン2@しんかのきせき 性格:ずぶとい 特性:ダウンロード

技構成:トライアタック/ほうでん/トリックルーム/じこさいせい

192(252)-×-156(252↑)-126(4)-115-80

 見せポケ枠その3。いかくギャラドスが重たいことから相手の選出を抑制できればと思い採用したが何の役にも立たなかった。そもそも選出したのは2回だけでありその時HPを191にしていないことに気が付いたが見せポケの為放置。見せポケとしての活躍もしてくれず、選出した試合もすべて負けた為何もしないどころか相手側のスパイの可能性まで浮上。実質5体で戦ってたことになる。トゲキッスやパッチラゴンを採用したほうがはるかによかった。


 【重いポケモンたち】

 ほとんどラプラス+ミミッキュ+ウオノラゴンの選出の為、残りの見せポケ達は選出しないことを前提として記載する。

トリトドン、ガマゲロゲ、ラプラス→エラガミを無効にするポケモンたち。いかにウオノラゴンの一環を作るかが重要でありこのポケモンが選出されるとラプラスを残しながら立ちまわらければならなくなる。ゴリランダーをパーティに組み込んだら全くと言っていいほど出てこなくなったのでいないものとして立ち回った。

ギャラドス→耐久ギャラがなかなか重たい。こちらはいるものとして立ち回る為、ラプラスを残したまま展開することを心掛けた。耐久振りでなければエラガミで強引に押すことも可能。ポリゴン2でこのポケモンの選出を止めることはできなかった。

トゲキッス→裏から出てくる場合には問題ないが、ラプラスと対面すると非常に重たいのがマジカルフレイム+あさのひざしの耐久型。この型を考えた方は間違いなく天才であろう。上からひたすらエアスラでひるませてくるのは犯罪者である。

ナットレイ→HB特化するとたべのこし込みでエラガミを受け切られる。ラプラスに後出しされることが多かったため、キョダイセンリツ+ダイストリーム→エラガミで立ち回る必要があるがまもるで粘られる為、壁ターン管理が厳しくなる。初手に出てきた場合は恐れずぜったいれいどを打つのも勇気。そもそもこのゲームは一撃必殺技を当てればなにも考える必要はない。

ドヒドイデ→ラプラスで抜群はつけるもののダイマックスを枯らされると一気に厳しくなる。ぜったいれいどを押したくなる。

パッチラゴン→激やばポケモン①。いのちのたまでんげきくちばしはダイマックスラプラスを確殺する。このポケモンが見えた場合も初手はラプラスであり初手に出てきた場合は2割の勝ち筋を狙う以外ない。ここでかわすかどうかは自覚次第であり自らのポケモンを信じるしかない。

ゴリランダー→激やばポケモン②。ハチマキウッドハンマーはどうしようもない。当たらないことで対策とする。



あとがき

 上位100人の中で最も考えていない自信がある。ポケモンの考察、相手の選出を読む力、総合的な知識等天才たちには圧倒的に劣っていることは間違いない。しかし流行っていないポケモン、ギミックを使用することで天才たちの思考を外し、脳筋構築でも勝つことができることを証明できたことは成果。最終日のAM3時に撤退した時は3位であり、最終10位入りできるのではないかと思ったが13位という最終結果に終わる。とはいえレート、順位ともに満足であり寧ろよくここまで勝てたと思う。

ふざけているように見えるところもあるがここに書いたことはすべて真実でありある程度割り切って戦った。最も大事なのは2連急所しか勝ちがない状況等の絶望的な場合でもわずかな勝ち筋を追いかけて最後まで戦うことである。天才たちに挑む方々参考になればと思い本構築を公開とした。



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