貸借対照表(BS) 超簡単5分解説

こんにちは!今日は貸借対照表(BS)にていて5分で誰でも理解が出来る記事になりますので是非最後まで読んで下さい。

貸借対照表(BS)とは何か

まず初めに貸借対照表とは何かというと、一時点の財務状態の指標になります。もっとわかりやすく説明すると、決算や期末時点の会社に存在する財産の状態を示す表で、会社資金の調達と運用の状況を表すものが貸借対照表といいます。

一時点の財務状態の指標」の一時点というのは例えば現在の2020年8月時点の財務状態を知りたいや、決算時点の財務状態を知りたいなど一時点を決めます。「一時点の財務状態の指標」の財務状態とは、その一時点に会社にあるお金、これから支払う予定のお金や請求されている金額が一目で分かる財務の状態のことを財務状態といいそれが分かる指標が「貸借対照表」となります。是非自分の会社の貸借対照表(BS)を見てこれからの記事を読んで下さい。

貸借対照表(BS)は「流動資産」「固定資産」「流動負債」「固定負債」「純資産」この5つ部類によって分けられるのでこの5つの意味を説明していきます。

流動資産と固定資産

貸借対照表は左側と右側に分かれて、まず左側にある流動資産と固定資産を説明していきます。この左側は運用状況がわかります。銀行からの借り入れや株主からの出資などから得た資産の運用状況を示しています。その資産は2つに分けたものが「流動資産」「固定資産」です。この2つはお金を回収するスピードに応じて流動資産と固定資産を分けています。例えば流動資産は「現金や売掛や在庫」のことをいいます。ガソリンスタンドで例えると、ガソリンを毎回現金で支払う人用にレジにお金を用意していたり、釣銭機にストックしている現金。毎回カードで支払い、翌月末にお支払い予定の売掛金。タンクの中に入っているガソリンはすぐ売れて現金に変わる在庫ですよね。このようにレジのお金や売掛金、在庫のガソリンなどはすぐにお金に回収できるスピードが速い資産が、流動資産になります。その反対で、ガソリンスタンドの洗車機や事務所などは回収スピードが遅いです。洗車機は何十年か設置しないと元はとれませんし、事務所は不動産で、ガソリンスタンドが儲かることで何十年かけて事務所料金の元をとっていかなければいけません。このように回収スピードが遅い資産を固定資産になります。

流動負債と固定負債

次は右側に位置する流動負債と固定負債を分かりやすく説明していきます。考え方は先程と一緒で、今回は資産の返済期間のスピードを基準として考えます。返済期限が短い負債を「流動負債」返済期間が長い負債を「固定負債」といいます。短いと長いの基準は1年を基準として考えます。流動負債は「買掛や短期借入」などで固定負債は「社債や長期借入」などになります。

純資産

純資産は皆さんもイメージが付く通りで会社に残っている利益を示します。純資産は右側に位置して、純資産をもっと細かく分けると「株主資本」と「その他」に分けることができます。株主資産は資本金過剰利益金などをさします。「その他」は評価換算差額や新株予約権などをさします。簡単に説明すると、その会社を売るとすればいくらになるか評価した金額が「評価換算差額」で新株予約権は新しく発行する株を予約する際に予約金のことをいいます。

以上5つの意味が分かれば賃借対照表(BS)が分かると思います。

最後に株を買う際時にBSを見るコツを最後に教えます。それが「流動比率」というものです。これは(流動資産÷流動負債)×100=流動比率がでます。流動比率が大きい程安全性が高く200の流動比率があれば十分安定しているといいます。簡単に説明すると流動資産はお支払い用のお金で流動負債は請求されている金額です。お支払い出来る金額が100万円に対して請求金額が50万円だとキャッシュフローが回っていますよね。この状態を流動比率で表すと100÷50×100で200になります。反対にお支払い出来る金額が100万円で請求金額が200万円だと100÷200×100で50になります。簡単に説明する上記のようになります。是非、株を買う前は流動比率を計算してみて下さい。

本日もありがとうございました。


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