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最低のシーズンを振り返って

「どうも。お久しゅうございます。8月で更新をあきらめて以来、約4か月ぶりの登場です。今回対話形式という形でリニューアルしてきたいと思います」
『結局脳内会議で進めていくほうが、筆が進むからな』
「これでまた更新する癖をつけれるように頑張ります。では、早速行きます」

「まずは今年のベガルタ仙台の総括しよう」
『最低最悪の一年。天国から地獄を味わうシーズンといっても過言ではないはず。戦績もそうだけど、フロント・サポーター周りでもネガティブばかりでしんどい一年だったな』
「自分がベガルタを見始めてから10年以上たつけど、間違いなくワーストの一年。2020年がどん底と思ってたけど、まだ底があるとは人生何があるかわからない」
『すべて一緒くたには書けなそうなので、まずはチーム、戦績について。その後にその他の問題についての所感をまとめるとしよう』

「そうだな、ではまず戦績。今シーズンが12勝12分18敗 勝ち点48で16位。この結果にはどう思う?」
『こんなはずじゃなかった、という一言に尽きるんじゃないか』
「確かに。伊藤監督投が早々に決まり、コーチ陣にも監督の旧知の仲でかつ監督経験者集めてわけだし」
『それに加えて、さらに補強も順調に見えた。その結果がどこよりも早く新体制発表という結果に表れたわけで。この一連の流れを見て期待するな、というほうが無理なはず』

「いま思えばあの頃が一番幸せだったかもしれない」
『でも町田との開幕戦も悪くなかったろ?』
「たしかに。ムキムキに補強した町田相手にスコアレスのドローは評価してた。ここから尻上がりなわけだから、悪くないスタートを切ったと思ったよ」
『でもその後は勝ったり負けたりが続いて』
「そうなんだよな。まだ時間がかかる状況というのは理解していたが期待値が高かったわけでヤキモキした日が続いた」
『悪くても順位表の上位、プレーオフ圏内で前半戦を推移していくもんだと思ったからこのあたりでもう我慢できなくなった来ていたのは事実』
「まあ、それでもまだ理想を追ってる段階だからって自分に言い聞かせたよ」
『現実を見ながらでもかすかに理想を追ってるのを感じていた。5/13のホーム山形でのみちのくダービーで勝利してからは6/4 東京ヴェルディ戦まで負けなしで一気に上位に食わってきたこともあり、ようやく花が開いてきたぞ、とワクワクしてた時期だったな』

「そして迎える6/11 ホーム磐田戦。結果的にここが今年の分水嶺だった」
『そうだな。序盤にクソみたいな失点で完敗しただけでなく、試合後の一部サポーターの暴動も加わり、ダメ押しされた感じだった」
「この試合で気持ち切れちゃったのよね」
『戦い方も定まらず、チーム内はぎくしゃく。監督のやりたいことが見えず、応急処置をするも当然そんな状況では勝てるわけなく、敗戦を繰り返し、伊藤監督は解任。堀コーチが監督就任したわけだ』
「堀監督は浦和や東京ヴェルディでも監督やってたから、早期の立て直しに期待したけど、結果的にはそんな甘くなかった」
『監督変えたぐらいではどうにもならないぐらい問題の根っこが深かったということなんだろうな』
「堀監督になっても勝てない試合が続いたから、堀監督に辞任してほしかったと思っていたことはここだけの話にしておこう」
『応急処置ではなく、チームの問題に正面から立ち向かい少しづつ治療してくれた人、とも見えるだけどな』
「それはシーズンが終わった今だからそう思えるだけで、シーズン中はそこまで評価できる試合内容でもなかったよ」
『それもそうだな。堀監督になってからは、頼むから残留してくれ、としか日々願っていなかった』
「惰性で試合を見てた。残留争いのライバルチームの結果を気にしながら」
『まさかJ2でこんなことになるなんて思ってなかった、と我に返り、枕を涙で濡らした夜もあったとかなかったとか』
「そんな状況でもゴールが入ればうれしいし、勝利の味は格別だったけど」
『シーズン最終節はこのチームで戦うのは今日で最後か、と名残惜しくなっちゃうんだから不思議だよな」
「そんな感情の起伏が激しく、心を落ち着かせるのが難しい一年でした」

『じゃあ、ここからはもう少し詳しく振り返ってみるか。まず今期ここまでチームが落ち込んだのはなんでだと思う?」
「伊藤監督の戦い方を落とし込むのが難しかった、というのがまず思いつく」
『それなんだが、そんな難しかったのか?と思ってしまうんだよな。就任一年目の去年ならその理由はわかる。でもだからこそ、それに対処するために気の合うコーチ2人を呼んだはずじゃなかったのか?というのが素朴な疑問なんだ。』
「コーチ陣は何をしていたんだろうね。監督のイエスマンっていう人選でもなかったように見えたし」
『指導経験豊富な人を2人も集めて意図は何だったんだろうか』
「守備の立て直しだろうね」
『原崎前政権でも守備の再構築は騒がれていたからな』
「昨年の伊藤監督のインタビュー記事で、守備の構築が最優先に行うと言っておきながら一年たっても結果が出ず、チームも崩壊状態となってしまったので解任という選択は妥当だったとなっちゃったんだよね。感情は別として」

『攻撃でもやりたい形が見えなかった』
「その攻撃では中山が今年ずーっと迷子になってしまったのは誤算だったんだと思う。役割と彼個人のストロングが合ってなくて調子を崩してしまったように映ってた」
『怖さを感じなかったよな。前線にいるだけって感じでもったいなかった』
「去年は中山にボールが渡ったらゴールのにおいを感じたけど、今年はほとんどそれがなかったのが悲しかった」
『それ以外の選手にも色々思うところはあるけど、個人の振り返りはまた後にしよう』
「守備では真瀬がいないと不安定という歪な状況だった」
『真瀬の代わりは蜂須賀が務まる、と思ってたけど今年の蜂須賀のパフォーマンス見ているとだいぶ厳しかった。まさか真瀬の代わりが小出になるとは。それじゃあ苦しよな』
「伊藤監督の4CBね」
『あれは可能性を感じなかったな、そんなに守備が不安なのかよ、としか思わなかった』
「小出もまさかサイドバックでこんなに出場することになるとは思わなかったんじゃなかろうか」

『あと外国人は?』
「これは申し訳ないが、戦力の上積みになっていなかった。J2は外国人次第で順位が変わるリーグ。その中で日本人選手とポジション争いするレベルだったら苦しい。全員がポジション取るレベルを連れてこいとは言わないけど、一人もレギュラーに定着できなかったのはしんどいよ」
『エヴェルトンとか浦和で見せた片鱗を全く感じなったな』
「これはベガルタの外国人獲得路線の弊害だと思ってるんだけど、かつてJリーグで存在感を見せた選手を再獲得はやめたほうがいい。クエンカ、マルティノス、デサバト、エヴェルトン。この中で一人でもベガルタで輝きを見せた選手いる?怪我もちだったり、トラブルメーカーだったり、一人として戦力になってない」
『それな。かつての輝きを知っているだけに期待値だけは高くて、ガックリするやつ』
「本当かどうか知らんけど、エヴェルトン獲得には1億5千万掛かっているなんていう話も耳にするし、お金の使い方もったいないよな、って思ってしまう」
『そういえば今年のFWにも一人いたな、トラブルメーカー」
「ずっと審判と戦ってた選手ね」
『能力は高かっただけにもったいなかった』
「彼の日本でのラストプレーがすべてを物語っているよ」

『最後にシーズン途中補強については?』
「ベテラン二名については違った意味で戦力になっていたと思う」
『どっちがどうって意味?』
「まず長澤はさすがのパフォーマンスを見せてくれた。経験豊富なところを随所に見せてくれて、彼の補強がなかったらJ2残留も難しかったんじゃないかと思うぐらいだった」
『じゃあ斎藤学は?』
「目立ったプレーは少なかったか。プレースタイルもそのまんまだったけど、いかんせんスピードがなくて突破のシーンが少ない。本人も迷いがあるのかもしれないけど、プレースタイル変えないとどんどん厳しくなっていきそう。試合がない日でよく名前を見た気がするから、チームの雰囲気をよくするためには良かったんだろうけど、貢献度という意味では評価が難しい。少なくともサポーターから見える部分では評価は低い」
『中盤の選手しか補強取らなかったけど、それにはどう思う?』
「個人的にはFWを取らなかったのが苦しみから脱せなかった原因の一つと思っている。上にも書いたけど、中山が苦しんでたんだから新戦力でそれを打開するというのも一つの手だったはずだけど」
『FWの補強は考えてない、という伊藤監督の記事を見たときは落胆したっけな』
「前線の迫力不足は一年間ずっと抱えた課題だった」

とりあえず、第一弾はこんなところで。
この後は不祥事についてと各選手の所感をまとめてまたアップします。
乞うご期待。

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