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3月3日(金)古今亭雛菊による、雛菊のための、雛祭り@高田馬場ばばん場

美馬「金明竹」
※スーパー前座の登場。このネタは何度か聴いているが、何度聴いても面白い。落語協会はこの「天才」を早く二ツ目にするべきである。
雛菊「権助魚」
※「みなさんはひょっとして『あわよくば』とか思ってません?美馬や杏寿は無理だけど、雛菊ならイケそうとか思うのやめて下さい」
 雛菊さんマクラで毒を吐きまくる。
 本題。権助が過剰ではなく、可愛らしい。
 軽いネタで雲助師匠につなぐ。
雲助「辰巳の辻占」
※「雛菊ちゃんに大いに気にいられている雲助でございます」
  正楽師匠やぺぺ桜井先生も雛菊さんのファンだという。
「ジジ殺しでございます」
「辰巳の辻占」は雲助師の十八番と言っていい。おなじみの「様子がいい」小咄からサゲまで全てが完璧。
 
「ハナは何とも思わぬけれど今も何とも思わない」

などと読み上げるのがたまらなくおかしい。
ー仲入りー
のだゆき「音楽パフォーマンス」
※「菊之丞師匠は昔は怖かったが、今は丸くなった。雛菊さんがダメな前座だったので、まわりに強く言えなくなったのでしょう」
 ファミリー〇ート(隠すこたないが)の入口の音など、おなじみのネタで笑わせる。
雛菊「新作落語」
※「私は桃花師匠に似ている」という衝撃発言。おそれながら申し上げます。似ていません(笑)。
 まんじゅう大帝国の竹内一希作。夫婦で営む宿屋に男がやってくる。始めはぞんざいに扱っていたが、彼が「左甚五郎」だと知ると一転して丁重にもてなす。そして、猿を彫ってもらうが…。
 ちょっとこの新作はどうだろうね。「ある人が有名になると必ずそのマネや偽物が現れる」というマクラから、「左甚五郎」が登場するあたりでサゲが予想できちゃった。
 ただ、雛菊さんは面白いから、また観に行きます。
 

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