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1月22日(日)そら落語会 律歌&花ごめ二人会@コミュニティサロンそら

 JR外房線、土気駅付近の小ぢんまりした会場での会。律歌さんが自らお出迎えと金銭授受をして下さる。
花ごめ「堀の内」
※柳家花緑師の弟子。しばらく見ないうちに綺麗になりましたね。
 テレビで見た茨城で誰かを待っている犬の話をマクラに振る。
 粗忽者の信じられない生態を描く。そんな事あるかよと思わせる間もなく、ポンポンと小気味よく進める。
 私の好きな箇所は、旦那が金坊と間違えて女房をおんぶして、
旦那「金坊、随分尻がデカくなったな」
女房「そりゃアタシだよ」

律歌「厩火事」
※神田連雀亭でのトリネタをここでも。自分のものにしようとしているのだろう。
 仲人に別れた方がいいと言われ、新さんのいいところを挙げる件、旦那に惚れた女の艶気を魅せる。
 お崎さんが家に帰ると旦那が夕餉をこしらえてまっていた。彼女は彼に問う。
「そんなにアタシとおまんまが食べたいかい?」
 うん、律歌さんとおまんまが食べたい🍚
ー仲入りー
律歌「つる」
※落語史上屈指の下らなさと内容の無さで有名な本作をかる~く演って、トリの花ごめさんに繋ぐ。律歌アネサンの優しさと余裕が見え隠れ。
花ごめ「夢金」
※欲深き人の心と降る雪は積もるにつれて道を失う

 綿をちぎって投げたような雪の中、熊蔵が欲望に向かって船を漕ぎ出す。
 熊蔵の欲望と侍の欲望が交錯するが、熊蔵の計略によって雪の中に浄化されてしまう。それでもサゲでは熊蔵、欲にまみれ、意外な結末に至る。
 花ごめさんの淡々とした語りが噺を雪のように積もらせる。しばらく見ないうちに腕を上げましたね。

 

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