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8月4日(木)第69回YEBISU亭@恵比寿ガーデンプレイス ザ·ガーデンルーム

花緑·喬太郎·松尾貴史「オープニングコント 入門志願」
※まず、花緑師が登場し、公演が終わった態で話し始める。そこへ喬太郎師がやって来て、「アニサン、入門希望者が来てるんですけど」と報告する。因みに、喬太郎師は花緑師より年上だが、入門は花緑師が先。だから、喬太郎師が花緑師に敬語を使うわけだ。これは余談。おっと、私の話は全て余談。

そこで松尾貴史氏が登場し、花緑師に弟子入りを乞う。そこで落語家二人は彼に落語に関する質問をする。全て淀みなくスラスラと答える松尾氏。その様に感心した二人は立ち上がり、「弟子にして下さい」

喬太郎「親子酒」

※膝の具合が悪い為、前に台を置いての口演。

一人のお客が遅れてやってくると、「よりによって一番目立つところですか。雨は止みましたか?止んだ!だからって、みんな帰るなよ!」

父と息子が禁酒の約束をするが、二人とも呑んでしまうという噺。

じいさんには茶を呑ませながら、ばあさん、自分は酒を呑む。「アタシは止めてないもん」

ラストの酔っ払い二人の掛け合いに爆笑。サゲでは、ばあさんが叫ぶ。

安定の面白さ。トップなので、手堅く行った感じ。

松尾貴史「天狗裁き」

※関西弁で口演。喜八が見もしない夢の話を、女房が、隣家の者が、家主が、奉行が、そして、天狗までもが聴きたがるドタバタ劇。松尾氏、器用に演じ分け、噺の世界を構築した。

まあくまさこ·花緑·喬太郎·松尾貴史「今夜踊ろう」

※まあくまさこ師のフリーダムでマイペースな司会ぶりに皆、翻弄され、花緑師はずっこける。

松尾氏の芸達者ぶりや、各人の芝居との関わりについて等が語られる。

ー仲入りー

花緑「竹の水仙」

※左甚五郎もの。小さな宿に泊まった左甚五郎は無一文。宿代替わりに竹で彫った水仙を渡す。そこへ細川越中守の大名行列が通りかかる。越中守は竹の水仙に目をとめる。

花緑師は爆笑派であり、演技派であると思った。個性的な登場人物達をややオーバーアクション気味に演じ分け、ギャグをポンポン放り込む。彼は名工伝を爆笑噺に仕立て直した。

※ラストは、ピンスポットがあたる中、喬太郎師、松尾氏、花緑師の順番で登場し、お辞儀して、去っていった。

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