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1月24日(火)遊かり·一花の『すききらい』スペシャル@月島社会教育会館

※受付で美馬さんがチラシを配っていた。
「4月に勉強会に行きます」
 と言うと、
「ありがとうございます」
 と笑顔で答えてくれた。
遊かり・一花「トーク」
※席が前方に集中しており、後ろが空いている。前回までは新宿·無可有でやっていたが、今回もっと広いところでやろうという事で、一番安いのがここだったが、そんなに客が集まらなかったため、こうなってしまった。
 遊かりさんは一花さんの完璧過ぎる旦那・馬久さんを称賛し、一花さんは遊かりさんの人たらしぶりを褒め称える。
美馬「平林」
※ワリと強情な定吉がかわいい。意外なサゲに手ぬぐいを落としながら、頭を下げる。
一花「駆け込み寺」
※「いざ鎌倉」
 鎌倉は松ヶ岡にある東慶寺は縁切り寺である。これをうまく利用した一席。
 喧嘩しつつも実は仲のいい夫婦像を一花さんが好ましく好演した。馬久さんとの夫婦生活の反映だろうか?
 下ネタを挟みつつも手堅くまとめた。
遊かり「転宅」
※お妾さんの家に泥棒が入るという色っぽくもマヌケな噺。遊かりさんが演じる妾の色気。これなら男はイチコロさ。
ー仲入りー
正楽「紙切り」
※ゲスト。あいかわらずのんびり。
遊かり「文七元結(上)」
※ここからは、二人のリレー落語。
 遊かりさんは最初から佐野槌のおかみに五十両を借りるまで。
 長兵衛の女房・佐野槌のおかみ·お久というしっかりした女達。この三人に助けられているシャカンの長兵衛。遊かりさんが鮮やかに演じ分ける。
一花「文七元結(下)」
 ※一花さんは長兵衛が身投げを止めてやるところからサゲまで。
 粗野だが気は優しい長兵衛が、迷いつつも五十両を渡すまでを一花さんが丁寧に描き出す。
 長兵衛・店の主人・番頭の優しさに包まれ、ドジをやらかしつつも商人として成長してゆく文七の姿と身請けされたお久の艶姿を見事に対比させた。

 終演後、お見送りをする遊かりさんと一花さん。遊かりさんに2月にばばん場で行われるつる子さんとの二人会に行く事を告げると、「ありがとうございます。」と笑顔を見せてくれた。
 

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