[第8話]草をむしる。

ある夜、こんな依頼が。

草むしり手伝ってくれへん?

シンプルかつ、1番役に立てそうな依頼。
住居の草むしり。
夏が近づき暖かくなってくると容赦なく伸びてくる草。雑草が伸びていると景観を損なうだけでなく、空き巣などの犯罪を誘発するらしい。
それを知ったらやるしかねえ。
依頼主と日付を合わせて、いざ草むしり。

草をむしる

作業日当日。
草むしりは野外での作業になるため、日焼け対策として長袖長ズボンが基本。
それと、昔雪かきのために買って一回しか使っていなかった長靴があったのでそれを履いていく。
心なしか気合が入る。
現場に到着し、挨拶を終えるとまずは草むしりの道具を調達するためにホームセンターへ。

ここでは鎌とスコップ、手袋を購入。
草は根こそぎいかないとすぐにまた伸びてしまう。根強い雑草はスコップで掘り起こして除去する。意識して売場を見ると、たくさんの草むしりグッズが売っている。それだけ需要があるんだなあとしみじみ感じる。

調達し終え、再び現場へ。
よし、やるぞ!!!

改めまして、雑草ハンターのあつしです。
今日も気合が感じられる佇まいですね。

庭の雑草は伸び伸びと繁茂していた。

「雑草(あいつ)ら……駆逐してやる! この世から……一匹残らず!」

オラオラオラ〜

なかなかに手強い雑草たちだったが、グリップ付きの手袋の甲斐あって、順調に作業を進めていく。草むしりの時は必需品かも。

この日は曇りだったので、暑さはまだマシだった。とはいえ作業を始めると汗が滝のようにでてきた。
草を根っこから抜くと、たくさん虫たちが隠れていた。ごめんなあ〜思いながらもどんどんと抜いていく。泥が跳ねたが気にしない、何故なら俺は雑草ハンターだから!(なんで白シャツ着ていったん)

作業始めて約30分後。
最初の持ち場が片付いた。

ん〜、気持ちよすぎて草www

まだまだ作業を残していたのでちょくちょく休憩を取らせてもらう。
依頼主からアイスの差し入れを頂いた。ありがとうございます、、、
こうゆうときのアイスってどうしてこうも美味いのかしら。活力が蘇る。

次の持ち場はこちら。

こ、こいつは手強そうだぜェ…

作業に取りかかるとさっきと比べ、根っこが深くなかなか抜けない。活力を取り戻したとはいえ、きつい体勢での作業は体力をどんどん奪っていく。
ここでスコップの登場。
一箇所でなかなかに時間をかけながら地道に土を掘りながら根っこを剥いでいく。

いけ、ぬけろ、いけ、いけ!
うぉら!!!ずぼぼぼぼ…

獲ったどぉ〜〜〜!!!!!
これがなかなかに快感。クセになる。
草むしりも悪くない。

そしてこれがアフター。

抜いて散らばった草をほうきで掃いて、綺麗に。

そうして、約3時間程かけて作業は終了。
なかなか腰の折れる作業だったが、やりがいのある作業だった。
この記事を読む、庭の雑草が気になるそこのあなた。ぜひ何でも屋あつしに依頼してみませんか?

今回の依頼はこれにて完了。
ご依頼いただきありがとうございます!

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