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ONTAKE100

今年も長野県王滝村で開催されたOSJ ONTAKE100に参加してきました。
参加は今年で10回目。

結果から書くと濁川ウォーターエイド手前で顔面から林道にダイブしてしまい、額から出血。
左膝の肉がえぐれ出血。
救護スタッフの方からストップが掛かりDNFとなってしまいました。

スタート前のひゃっほいポーズ

スタート前に定宿で昔からの宿仲間の方と記念撮影。この時はまさか流血してDNFになるとは…

装備は先月参加した会津磐梯山ウルトラと一緒でボトルが1本追加されたのとウエストベルト型のライトを追加したくらい。
ただ、ウエストベルト型は危惧していた事が現実に。
腹の圧迫と自分の汗の汗冷えで腹の調子が悪くなりかける。
日の出で周りが明るくなり始めて速攻でウエストベルトを外した所、腹の調子も戻りました。
今後は使わないかも…

サブ14するにはぺけったー界隈で白川小川エイドを2時50分、松原スポーツ公園に6時半、水公園を10時半、松原スポーツ公園に13時59分というのがギリギリのラインでこのラインを意識。

確か白川小川エイドには5分遅れくらいで到着したはず。
まだ挽回できると緩い登りはゆっくりでも頑張って走り、きつい登りはパワーウォーク。
ただ松原スポーツ公園には20分遅れの6時50分着。ここでサブ14は諦めたが新コースになってからの自己ベストは更新したかったのでモチベは高かった。

予報では昼くらいから雨となっていたがそれがあっさり外れ朝からの土砂降りで靴下もシューズもぐちょぐちょ。
代えてもすぐ濡れてしまうけどデポに入れていたシャツと靴下に代えて足には追加のプロテクトJ1塗り塗り。
補給を入れ替えて、ドロップバッグに入れたお粥とヤマザキの薄皮ハンバーグパン2個、コーラを胃に入れる。
ここで32分も掛かってしまった。

滝越エリアに入ってからも作戦は同じ。
ひゃっほいさんの淡々と走るを意識し緩い坂は遅くても走りきつい坂はポールでウォーク。
そうこうしていると、見覚えのあるポールを使って歩いている人を前方に確認。
今回ONTAKE初参加で定宿で仲良くさせて頂いたAさんでした。
Aさんは自分よりも早く松原スポーツ公園に着いていて先に松原スポーツ公園を出ていました。

声掛けをして一緒に走ることに。何キロくらい走っただろう。自分が前を引いて走っていた所、足を滑らせ気がつくと林道が目の前に。
咄嗟に手を付いたが間に合わず。
左膝の肉がえぐれ出血。自分では見えなかったが後ろに居たAさんやさらにその後ろに居たランナーの方からも額からも出血していますと。
Aさんから絆創膏やウエットティッシュを頂いて、さらに後ろのランナーの方が先にあるエイドのスタッフに報告してきますと走って行かれました。
水がほとんど無かったので麦茶で左膝を洗い濁川ウォーターエイドに向かいトボトボと歩を進めていると、救護スタッフの方が前から迎えに来て頭を切っているのでここで止めたほうがいいですと言われ何かあって迷惑を掛けるわけにもいかないのでここでリタイア。

付いてきてくれたAさんの時間を奪うのは申し訳ないので先に行って下さいと声を掛け自分はエイドで傷の応急処置をしてもらいました。

林道ダイブにはフラグが有り、トレインを組んでいたAさんの後ろのランナーが盛大に転びそうになり、ちょっとツボに入りそうで笑いを堪えていた所、自分が盛大に顔面から転ぶという…。
人の不幸を笑ってはダメですね。ただ、膝に枝が刺さったりしていたらそれこそ救急車騒ぎで入院とかもあったと思うと、日頃ゴミを拾ったり落とし物を届けたりした行いが効いたのか効いていないのかw

エイドで回収車を待ってる間も雨が土砂降りだったり小雨になったり。
濡れたシャツを脱ぎ素肌にエマージェンシーシートを巻きつけどうせ汗で濡れるだろうと着なかったレインウェアを着て寒さを凌ぎました。
こういうことがあるので必携品チェックがほぼ無いONTAKEでも必携品は必ず持ったほうが良いです。

回収車でドナドナされている所

松原スポーツ公園まで送ってもらい、正式なリタイアを宣告して私の2024年のONTAKEは終了。
本部の救護スタッフの方にワセリンやガーゼで傷の処置をしてもらいました。

タンドリーチキンライス

傷の処置が終わりお腹が空いていたので出店でタンドリーチキンライスを注文。リアルフード最高!

宿にて

巡回バスで宿に戻ると脚と額の処置で女将さんを驚かせてしまい申し訳ない気持ち。

ぺけったーを見ながらぼーっとしているとAさんが戻ってきて初のONTAKEでサブ15。来年はあっさりサブ14すると思います。強いランナーです。
あと、ひゃっほいまるまるリスナーと言うのもポイントが高い!

この記事を書いている間も左膝の傷が痛い痛い。3日目くらいにはワセリン塗り直してガーゼ交換して下さいと救護スタッフの方に言われ今から戦々恐々としています。
額の傷はそこまで痛いわけでもなく、記憶障害も無いので脳震盪の心配は無さそう。
お風呂どうやって入ろうか…

怪我で仕方ないとは言え、不完全燃焼のモヤモヤ感がずっと続いてうまく言葉にできません。

最後にエイドに先に行って救護スタッフに連絡してくれたランナーさん、濁川エイドの救護スタッフさん、松原スポーツ公園の救護スタッフさん、濁川エイドまで付いてきてくれたAさん、ボランティアのスタッフの皆さん、ありがとうござました。
自分がレース中に逆の立場で同じような場面に遭遇したら率先してランナーの方を助けたいと思います。

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