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日本入国後の待機短縮のためのPCR検査

日本入国後、14日の自主隔離短縮で、PCRを自費で受けて陰性であれば10日に短縮されます。

ビジネス目的であれば、受け入れ企業が準備して、PCRを受ければ11月8日から3日に短縮されます。

ここで、その自費PCRについて見てみましょう。

自費PCRは、指定された病院や、検査機関のみで行うことが求められますが、その費用は、各地でまちまちで、高いところは約50000円、安いところは3000円程度。これはいかがなものかと思います。

検査を受けて隔離短縮はわかりますが、検査を受ける費用があまりにも高いところが多い。せめてどこで行っても3000円程度、陰性証明も1000円程度にならなければ、経済活動の回復にブレーキをかけることになる。

大企業など、経営状態の良い会社では、短縮用PCRの費用の捻出は問題ないと思われますが、中小企業等で、このコロナで疲弊している企業などはそのお金の捻出はかなり厳しい。

日本から海外に仕事に行く場合も、PCR検査と陰性証明書を取得しますが、その費用も非常に高額で、前述の値段になっています。

一人の人をビジネスで送り込むのに、往復で最高約10万円のコストをかけて行ってては、元が取れない。

日本入国の人数に関しても、総人数で1日3500人となっていますが、この枠はかなり厳しく、せめて日本人は無制限にしなければならないと思う。

当然国際線なので、搭乗予定者リストは航空会社からわかるので、外国人を1日3500人、日本人を無制限にすれば、おそらく1日の人数は5000人行くかどうかになると思う。

航空会社の国際線航空便が減っている今、その航空券の料金は高額になっていて、これも経済活動を阻害している。

つまり、人数を抑制すれば、入国制限を強めれば、さまざまなコストはさらに上がり、経済回復にブレーキをかけることになると思われる。

日本の入国時の水際対策も現状の方法を考え直す必要もあるかと思う。

現在、空港到着時にPCRを行なったり、アプリの確認を行なったりするのに、約2時間から3時間かかっている。これは便数が重なると顕著で、かなりの待機となっている。

空港によっては、その動線が非常に長く、人に優しいとは言えない。

スマホに入れるアプリも日本ほどよくわからない国はないように思える。

MY SOSも位置情報を確認するのに、連絡ごとに出なければいけない。

本来、承諾を入国時に得るのだから、位置情報の確認は自動で行うことが望ましい。通常PUSH通信で自動で位置確認をおこない、1日2回待機者から健康状態と位置情報を送信させる。これがスマートな感じがする。

昼寝をしていて、ビデオ連絡に出れないことが多い。ランダムに連絡が来てビデオ録画するのはわかるが、これも何かしっくりこない。

さらに、現在地を通報してください。のようなものがくるけれど、「今押してください」となっているが、当然昼寝していたら気づかない。

このMY SOSのシステムを考えた人は、待機者はスマホをずっと手にもってみていることを想定して作ったのではないかと思われる。

誰でもそうですが、スマホは、家にいるときほとんどの時間画面を伏せて置いている人が多く、トイレに行ったり、ゴロゴロしたり、食事中であったりさまざまである。おそらくこの辺り考慮された設計とはなっていない感じがする。

さて、入国時の手順についてですが、
アプリの確認にものすごく時間がかかっている。
おそらくMY SOSに位置情報も全て記録できるシステムになっていないことが要因のように思われる。なぜならGoogleの位置情報を取得するかを確認していること、スマホの位置情報の取得許可を確認していることなど、かなり複雑な手順を踏んでいることが問題。

いろんなことを総合的にみていると、経済活動の活発化は、まだまだ遠い先のお話のように感じる。

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