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【未来世紀ダーウィン】ホモ・デジタリアンとホモ・バーバリアン



【0】目的:未来予測の結果を書いて、その懸念を伝える。



〈メモ〉

●このままの依存状態を突き進むと人類はどうなるかという不安を描きたい。 
●SF=思考実験。
新たな進化論。
●ユヴァル・ノア・ハラリさんのホモゼウスによればこれから人はアルゴリズムを駆使し、大多数を支配するホモゼウスと、アルゴリズムによって感情と生活をコントロールされるホモサピエンスに別れると書いてあった。それをもとに、未来予測をしてみる。

○設定画

○設定画

〈メモ終わり〉



【1】新人類への岐路


20XX年、人類は2つに別れた。

身体をデジタル化したホモ・デジタリアンと野生化したホモ・バーバリアン。
あなたはどちらを選ぶだろうか?



〈メモ〉

●それぞれ、時間の最大化という点では同じだが、手段が違う。
飯をくいながら動画を見るのと、飯に集中する違い。
実体験と疑似体験。
●タイムスリップした少年の物語。
最初は単なる設定の羅列でストーリー化しようとしてなかったけど、キャラクターつくるとなんか物語が生まれちゃうな

〈メモ終わり〉



【2】ホモ・デジタリアン(スマートフォンを眼球に埋め込んだ人々)

○設定画①

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視力の低下、聴力の低下、虫歯に癌に糖尿病。どんな病も彼らを苦しめることはできない。

○設定画②

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どんな作品にも盛り上がる場面がある。

それはつまり、その時以外は退屈だということだ。
ゆえに作品を同時に複数見れば、あちこちの盛り上がり場面だけをつまみ食いできる。

作品の美味しいところ取りなのだ。

○設定画③

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食事をしながらスマホ、トイレに座りながらスマホ。

無限に供給される娯楽を消費するためには、いっときの油断も許されない。

○設定画④

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○設定画

【実況者】:ホモ・デジタリアン一人ひとりに配布されるバーチャル生命体。
ホモ・デジタリアンが見る画面のスミに常在し、娯楽を一緒になって楽しんでくれる。

「恐れと暴力?

そんな時代遅れのモノで人を治めることはできない。

今や愛と快楽で人々を支配する時代なのだ」
-ホモゼウスの一人-

「市民に退屈な時間を与えてはいけない。

もし彼らが退屈な時間を取り戻したら、自分の頭で考え出してしまうだろう」
-ホモゼウスの一人-

自己完結した完璧な生命体には、コミュニケーションなどという下等な生存戦略は必要ない。

○設定画

「退屈な時間なんていらないわ。だって不安が襲ってくるんだもの!」
-ホモ・デジタリアンの少女-

「物理空間で他人とコミュニケーションをとるなんて生まれてはじめての経験だわ…」




〈メモ〉

●恐れるモノは退屈。
退屈は不安と焦りを産むから。
自己を振り返る時間などない。
さっき自分がなにをしていたか、どんな感情を抱いていたかなど覚えていない。
●反面教師。自分たちがもつ不の部分?をそれは別に問題ないと主張するが、行動のはしばしにそれがなぜダメなのかという理由が見え隠れする。
このキャラクターを通して、我が身を省みる。
●ミーム:チャーリーとチョコレート工場のウンパルンパのかけてたゴーグル
●企業により無料で提供される住居、食事、娯楽で生きている。
企業による囲い込み。
アマゾンなどの世界的企業
株式会社ロスタイム、ノイズレス
『あなたの人生まるごとサポート。
無駄な時間をまるごと排除。
ゆりかごから墓場まで、スマホとともに良い暮し』
ホモゼウスの活用するアルゴリズムによる支配。
支配の騎士の手下?【モモ】の時間銀行的な
●ホモ・バーチャリアン、ホモ・ポルノリアン
●ミーム:【マンアフターマン】のハイテック。
クレーンのような機械の身体の先に人間の顔が搭載されている。
『300年後、文明生活に依存し過ぎたために致命的なレベルまで退化しつつあった身体機能のほとんどを機械装置で補った人類。「ユニット」に格納された体躯は萎縮しており、交配の成功率は10%にまで低下している。機械の補助がなくては生殖活動もままならず、それさえも時として生命の危険を伴う。(通常はハイテックと呼ばれる)』wikipedia
●身体の各器官をより優秀な機械部品へ入れ替えることがごく普通におこなわれる。
目、歯、耳、臓器、骨、関節など。
身体に携帯家電を埋め込む。
ミーム:【蛮勇引力】の神機化。
→交換しやすいように。外部搭載?そのころには手術の方法も変わっている?
それどころか一々病院へ行くような面倒くさいことはなくなり、自分でメンテナンスができる。
→レンズを交換したり、聴覚集音センサーを変えたり。
そのころには人間の姿、目が二つ、鼻が真ん中みたい発想も無くなってる?フクロウは両耳の位置が違う。
●彼らの人生の主軸は娯楽。
いかに楽しむか。いかに短い時間で最大限に楽しめるか。→今の娯楽過多の延長線。ながら作業。
映画を同時に何本も見る。コメントつき。
一秒の退屈にすら耐えられない。目線はキョロキョロ。集中力ゼロ。目とは違い、耳は同時になにかを聞くのは難しいので、字幕中心。
歩きスマホをいかに効率化させるか。
目に埋め込む。移動は自動運転車。or家から動かない。
●会話なんて楽しいかどうか期待値が低いことはしない。24時間、次から次へとAIがつくる娯楽を観っぱなし。
動画+Aiキャラクターが画面に映っていて一緒に同じ映像を見ている。そのリアクションとともに動画を楽しむ。実況者とともに楽しむ。
●それぞれが自分のアバターをデジタル空間にもっているので自分の容姿に興味がない。
●ゲームや映画などの娯楽はすべてAIによって作成されている。そのすべてが閲覧者の嗜好に合わせてカスタマイズされて作成されるので、世界に一つのオリジナルゲーム、オリジナル映画を楽しんでいる。例:AIダンジョン
ゆえにホモ・デジタリアンたちは同じ体験をすることはない。
同じモノを見て、その感想を話し合うなどということははるか昔のことなのだ。
●【実況者】=支配の騎士の配下の【都合の良い人たち(デビル・キャスト)】=桃源郷によって出てくる幻。
異なる時代、世界において様々なカタチで現れ、人間を快楽中毒にさせようとしてくる。
●退屈な時間をとりもどす=退屈な時間の象徴、具体的なモノは?象徴的なアイテム。
●インプット中毒から抜け出すにはアウトプットしかない。世界に境界線を引く行為。自分でつくったらこんな感じなのか、こんなレベルなのかとわかる。さらなる刺激を無限に求めなくなる。
ホモデジタリアンには、過去も未来も存在しない。自分が昨日したこと、いつかしたいこと。与えられた娯楽に浸る『今』だけ
◎ハイ・デジタリアン
完全に他者とのコミュニケーションを断った人々
◎デジタリアン
デジタル空間で他人とコミュニケーションをとる。デジタリアンのほとんどがこれ。
ただし、そのコミュニケーションはaiのアシストによっておこなわれる。
●aiが自動生成する作品を見る毎日。
ドラゴンクエスト23
●リアルタイムARによって世界を「盛る」。

〈メモ終わり〉



【3】ホモ・バーバリアン(肉体と経験で生きることを決めた人々)


○設定画①

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〈メモ〉

●死を受け入れる。
修行的な生き方。
恐れることは堕落。
●自分で戒律を科す『自戒』がそれぞれの行動方針。
他人とのコミュニケーションが生活の軸。
自分で経験してみる。
●死した後、土に還る。世界をつなぐ。
アニミズム的生き方。サークル・オブ・ライフ。
●すべて自分たちで手作りをする。
その過程を楽しむ。技術の習得とそれに伴う人間関係がなによりも大事。
●できなかったことができるようになる。それが大切。
●15歳になると通過儀礼をおこない、それをクリアすると他者へ伝達する存在である『親』として認められる。通過儀礼の内容はコミュニティによって異なる。
火を起こす、狩りをする、衣服をつくるなど、『親(守る者)』たちから『子(守られる者)』たちへの情報の伝達が大事。
●「いつでも出られる檻は我が身を守る城であり、出られない城は豪華な檻である。」
ミーム:【ふかふかダンジョン攻略記】
●不安と向き合う。それができない者は娯楽漬けになる。
一人一冊ノートを所有。誰にも見せない。それに自分の感情や思考をすべて書き込む。
子供は5歳になったらノートをもらう。
●俺は娯楽からの脱却を描きたいのであって、自然主義?ではない。現代の医療技術やインフラは素晴らしいと思っている。
●子供とはコミュニティの運営に参加していない者。
バーバリアンは15歳に達し、かつ通過儀礼を通過した者が大人としてコミュニティ運営に参加しできる。
●三日間の生存訓練。
●現代人は目ばかり使って手を使ってない。
土を触ったり、女を触ったりしろ!お前の指先はスマホを触るためにあるのか?

〈メモ終わり〉




【4】ホモ・ゼウス(遺伝子編集技術により生まれつき優秀な身体・頭脳・容姿をもつ、神となった人々)

○設定画

個々人に最適化されたアルゴリズムと、無料かつ無限の娯楽によって無用者階級を管理する。
かといって彼らは世界の支配を目論む悪役というわけでも、市民からの搾取をおこなおうとする独裁者というわけではない。

単に、『自分たちの幸福な人生を邪魔しようとするかもしれない無用者たち』を管理・隔離しているのだ。



〈メモ〉

●引用
「これは一種のテクノロジー・ハルマゲドン論で、今後、IT(情報テクノロジー)とバイオテクノロジーが指数関数的に高度化していくにつれ、それを自在に利用できる一部のエリート層に権力が集中し、ビッグデータを使ったアルゴリズムによる「デジタル独裁政権」が樹立される。エリートたちはCRISPR-Cas9のような遺伝子編集技術で知能や身体能力を強化したデザイナベイビーをつくり、この「ホモ・デウス(神人)」たちが“デザインされていない(原始時代の痕跡を色濃く残した)一般人類”とは別の社会を形成していくのだという。

その結果取り残された“一般人類”が「無用者Useless People」だが、彼らはエリート層から“搾取”されるわけではない。基本的な労働はAIを搭載したロボットがすべて行なうのだから、もはや支配層には下層階級を搾取する理由はなくなる。こうして捨て置かれた人間たちが「無用者階級」を構成する。」



〈メモ終わり〉






死にたくない。 だから、これから来る信用経済で生き残る方法を探しています。