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コザクラインコのさくピ

仕事帰りに立ち寄ったデパートで円らな瞳に見つめられ、ビビっときましたw 妻との稟議審査を経て、無事に我が家へ連れて帰る事ができました。

7月下旬に生まれたコザクラインコの雛です。妻命名で“さくピ”と名付けました。
購入時に店員さんに話を聞いたら、挿し餌が必要だけど、スプーンで食べるのは覚えたとの事。

ヒトリ餌を覚えたインコは飼うのが楽ですが、人に懐きにくくなっている事もあるそうで、多少手間がかかっても挿し餌の個体から飼うようにしてます。

5月に飼い始めたオカメインコの“おかピ”も、挿し餌から始めました。おかピはスプーンで食べるのを覚えて無かったので、注射器によるカテーテルで挿し餌をしてました。
3週間くらいすると、自然とヒトリ餌を覚えましたが、初めてのインコだったので、どうやってヒトリ餌を覚えさせるか不安がありました。

家に連れて帰った直後は環境の変化からなかなか餌を食べない個体もいるそうですが、さくピは丁寧に育てられていたのか、挿し餌もすぐでき、手乗りも抵抗無く手のひらで寝たりします。

ここまで人慣れしてるなら、ヒトリ餌を覚えて貰ったほうが飼い主としては楽なのですが、人から直接教えるのは難しい。
そこで、鳥からなら教えられるのでは?という発想に至りました。

そう、おかピ先輩の出番ですw

結果として、効果絶大!連れ帰った時は啄む事すらしなかった粟穂を、ちゃんと餌として認識し、食べてくれるようになりました😃

ここから さくピ がヒトリ餌覚えた一部始終をご覧ください。

さくピ「僕はさくピ、ニンゲンの手のひらが大好き」

さくピ「新しいおうちには、大きいけどちょっとビビりなおかピ先輩がいました」
おかピ「おう新入りか!ヨロシクな!」

さくピ「お腹が空いたら、ピーピー鳴けばニンゲンが来てご飯をくれるの。でもニンゲンがいない時はどうすれば良いの?」

さくピ「先輩!ニンゲンが居ない時にお腹が空いた時はどうすれば良いのですか?」
おかピ「ん?お前まだ1ヶ月しか生きてないのにもうそんな事心配してるのか?まぁいいや、俺がヒトリ餌ってやつを教えてやるよ。」

おかピ「いいか新入り!これはトウミョウと言って、緑色の部分が食べられるんだ!」
さくピ「へぇ!勉強になります!」

おかピ「ほら、お前も食べてみろ!」
さくピ「あ、ハイ。モグモグ。ちょっと大人な味がします!」

おかピ「次はこれだ!モグモグ。」
さくピ「先輩!それは何ですか?美味しそうに食べてますね!」

おかピ「これは粟穂だ!種を取って食べるんだ。そこに入ってるから食ってみろ!」
さくピ「あ、ハイ。」

さくピ「モグモグ。何これ!?美味しいですね!」

さくピ「ヤベーww ナニコレw ウマすぎるんですけどウケるーwww」

おかピ「そうやって夢中になっていくうちに、ヒトリ餌ができるようになるのさ。」

おかピ「フッ、俺にもあんな時期があったんだな。遠い昔のように感じるぜ。」

こんな感じで入居3日目にして、ヒトリ餌を覚えたさくピ。まだ時々甘えて餌を欲しがるので、しっかり愛情を注ぎながら育てていきます。

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